立命館大学 / 国際関係学部 国際関係学科 グローバルスタディーズ専攻
みらいゼミ:「世界から見る日本と日本から見る世界」あなたの考えって偏見じゃないですか?
私が副ゼミ長を務めたこの自主ゼミでは主に自らの日本などの「国」に対して持つ世界観を議論して解体する事を目的とした。議論を始めるにあたってはまず正しい「日本人」の概念に関する前提を立てるために、私が小熊英二の「単一民族神話の起源」をまとめたプレゼンテーションを発表した。要約すると人々(国内外)が自明としている「日本人」と言う民族の定義が歴史を通して非常にあやふやであり、現在の日本人像が戦後に作られた産物に過ぎないと言う事であった。これを踏まえたうえで血統主義に頼らない日本人像を議論したところアイデンティティーを本質的な根拠(血統など)ではなく創造的な活動(サブカルチャーやファッション)に求めるべきではないかと言う結論に至った。