株式会社チカク / デザイナー
やとみちプロジェクト
多摩美術大学環境デザイン学科の卒業制作で行なった、神奈川県横須賀市のまちづくりデザイン。 空き家問題の先陣を切っている横須賀の谷戸地域で、10年、100年先経っても人がいる状態を作りたくて、考えられることはなんでもやりたくコミュニティデザインからランドスケープデザイン、インテリアデザインの領域まで設計しました。 卒業設計では、地域の方々とこのまちの過去、現在、未来について語り、一緒にまちを作っていく。その先で緩やかに世代交代が行われることで未来を作ろうというコンセプトと、自分でリサーチしたその土地を生かしたランドスケープや建築のリノベーション&建て替えの設計を行いました。 さらに、その地域の住人に依頼され、民家のリノベーションを開始。 多摩美術大学の生徒や横須賀の学生、県外から来たDIYやリノベーションに興味のある学生をSNS経由で集め、地域住人が使えるオープンスペースを制作しまし。 完成当時から毎月のように学生や大人たちが集まり、自分のやりたいことをする場所として、また仲間が出会う場所として機能しており、地域に住むおじいちゃんおばあちゃんとゆるく繋がる関係を築けてきています。 さらに、横須賀や谷戸地域に興味を持った学生や企業が話を聞きにくる場所として、谷戸地域のウェルカムスペースとなっています。