飯田グループホールディングス株式会社 / 代表取締役社長
【研究開発】IGストロングCB工法
東南アジアをはじめとする高温多湿地域での住宅事業展開にあたり、CB(コンクリートブロック)を用いた工法を開発しました。 CBは、高温多湿に対して耐久力があり、また製造が容易で安価という特徴があり、東南アジア地域では広く用いられています。 しかし、従来のCB工法は、一定の品質を確保しようとすると熟練の技術が必要であるうえ、鉄筋補強がない場合は揺れに弱く、地震や台風が頻発する同地域では、被害を拡大させる一因となっていました。 そこで、これらの課題を解決するため、当社では「嵌合式ブロックの開発・独自計上の臥梁開発・床板の鋼製部材」を採用。 その結果、嵌合が無い一般的なCB壁と比較し、壁の面外方向の力に対して約3倍の構造耐力を実現し、実大振動実験において、IGストロング工法の耐震性・安全性を確認しています。また、熟練の技術者でなくても高い品質を確保できるよう、施工の容易化を実現しました。