京都大学理系自主ゼミサークルS2S / 創設者
自律的組織の構築と手離れ
読みたい専門書はあるが仲間が集まらないという学生のため、自主ゼミ開催を目的としたサークルを設立した。最初は私が統治していたが、トップがいないと回らない組織は所詮個人の所有物にすぎない。制度設計を練ることで自律的に継続して活動できるように努め、現在では創設者の手を離れて自主的にゼミの開催が続いている。 コロナ禍において対面の活動が困難な中、大学のサークルは上下関係や慣習の断絶を経験し、多くのサークルが消滅した。S2Sは現在でも活発に活動している団体である。京都大学理学部では知らないものはいない存在となり、聞くところによると入学前から認知している高校生もいるとのことである。