陸上自衛隊遠軽駐屯地 / 第3中隊迫撃砲小隊、銃剣道訓練隊
班長着任後、退職者
<概要> ------------------------- 班員約10名の班長として、毎年配属される約5名の新隊員のうち、5年連続で早期退職者が出ており、小隊が人員不足という状況を、全10名の班員を対象に毎月1回以上、個別メンタリングの場を設け、日々の悩みや不安などをヒアリングし、アドバイスや解決に向けた行動を図るなど、その他様々な打ち手を行い、自身が班長着任以降の2年間で、班員退職者を0に抑えることに成功。 <詳細> ------------------------- ■主な担当 ・班員約10名の班長として、班員の規律の維持、心情の掌握、教育、他班長との情報共有などを実施 ・約80名が所属する、第3中隊の銃剣道訓練隊の技術指導者として銃剣道教育を実施 ■課題 / 目標 ◎毎年配属される約5名の新隊員のうち、5年連続で早期退職者が出ており、小隊が人員不足であった。 →班長として退職希望者と面談し、課題点を以下の様に分析 ・厳しい縦社会による、上司との人間関係での不安や萎縮 ・規律による自由度の低い生活環境への不満と、訓練による体力的疲労の限界 ■目標達成戦略として以下を実施 ①全10名の班員を対象に毎月1回以上、個別メンタリングの場を設け、日々の悩みや不安などを ヒアリングし、アドバイスや解決に向けた行動を図る。 ②新隊員が萎縮しない環境づくりのため、定期的に班や他班計30名との飲み会を企画し、 隊員同士でのコミュニケーション活性化を図る。 ③班員の意見や要望を積極的に聞き入れ、自衛隊規則に基づき、上司に意見具申を行う。 ④班長である自らが率先して、体力錬成を行うことで、班員も自主的に体力錬成する雰囲気を作り上げる。 ⑤体力錬成する際は新隊員を積極的に誘い、コミュニケーションも同時に図る。 ■成果 ・5年連続で退職者が出ていたが、自身が班長着任以降の3年間で、班員退職者を0に抑えることに成功。 ・班員発信でのコミュニケーションが増え、新隊員も積極的に発言、行動するように変化した。 ・班員が自主的に体力錬成を行うようになり、厳しい訓練の脱落者が少なくなった。 ・自衛官規則に則った上で、生活環境の改善を実現し、班員の不満解消に成功。 ■学んだ点 課題解決までやり抜く行動力と、コミュニケーション能力を生かすことができたと感じております。今後、エンジニアとして貴社の発展に貢献していくためにも、自身の強みである行動力を発揮し、新しい技術をキャッチアップし成長し続けていきます。また、自身がチームの先頭に立ち、成果に結び付けてきた経験から、開発チームメンバーだけでなく、ビジネスサイドのメンバーも巻き込んで、ユーザーにとって最良のサービスを生み出せるエンジニアになりたいと考えております。