制作グループ「haconiwa.」の立ち上げ、展示会開催
知り合いのフォトグラファーと「haconiwa.」という制作ユニットを組み、展示会を開催。 写真展示をするにあたって、空間デザインにもこだわりたいと考え、3名の建築学生の方にも協力して頂き、「写真×空間デザイン」の展示会として企画した。 展示会全体のテーマは、「現実から非現実へ」。 会場が細長い長方形の形をしていたので、入り口から奥に行くにつれて徐々に非現実的な雰囲気を出していくような空間をデザインした。その空間デザインの中で、導線設計や展示方法のアイデアなどの面で建築学生3人の力が大いに発揮され、空間の雰囲気作りだけでなく、動きやすさやコロナウイルス感染対策、作品の見やすさまでも考慮して会場を作ることができた。 写真作品に関しては、先程述べたテーマに沿って、撮影を計画するところから始めた。 この展示会に参加したフォトグラファーは3人だったため、個人の個性を残しつつもまとまりがあるような展示にするための作品作りが難しい所だった。撮影後も、写真を持ち寄って何度も打ち合わせを重ね、展示作品や配置を決めた。 また、この展示会の中で私は、フォトグラファーとしてだけではなく、ロゴやフライヤー、宣伝用画像などのデザイン面、予算やスケジュールなどの管理面でも役割を持ち、運営していった。 参加者全員が学生で、予算上できないこともある中で写真と空間で表現するという難しさを感じたが、使う素材の種類を変えたり、グッズを作成して資金集めをしたりなどで一人ひとりの負担を最小限に抑えることが出来た。また、展示会を準備するのにあたって、参加人数が多いため情報が混在してしまうのではないかと考えた。そのため、スケジュールや予算などをまとめたスプレッドシートを共有し、情報の一元管理を出来るようにした。これにより、情報が上手くまとまり、スムーズに準備を進めることが出来た。 写真などの芸術面で他のメンバーと影響を受け合うことや、デザインや管理的な面で自分だけの役割を持ちこなしていく実践的なこの経験で、自分自身が大いに成長出来たと感じた展示会だった。