実践女子大学 / 助手
考えていることを汲み取り、先回りの行動をする
大学助手として、先生や学生の補助をすることが多くありました。 また、学生と接する際には特に、一歩引いた視点で学生たちのことを見守ることを大切にしてきました。 これから社会人として世に出る学生たちの中には、主体性のない学生も多くおり、自分で考えて行動する力を養って欲しいと考えていたことと、学生ならではの失敗も大いにやってほしい、それよりも行動し学ぶことを大事にして欲しいと考えていました。 それは、自分自身が新卒で働いた時に「もっと大学生の時に色々失敗してもいいからやって、先生たちに聞いて学んでおけばよかった」と後悔したことからでした。 調理実習の時には、ただ教えるだけではなく、時間通りに行かなかったらどうするのか、間違った時にどうするのがいいのか、私は助手の立場だったので学生からもよく相談を受けていましたが、すぐに答えを伝えるのではなく、どうしたらいいかを一緒に考え、学生の思考を引き出すようにしていました。調理の技術面は伝えられますが、栄養士には臨機応変に対応する力も必要です。実際の職場では問題が起きた時に対応するのは栄養士が多いため、調理の技術だけではなく、そういった対応力も付けて欲しいと考えていました。 取り返しのつかない失敗以外は見守ることを大事にし、そっと手助けをすることを大事にしていました。 私が助手として勤務する中で学んだことは、相手の考えていることを汲み取り、先を読んで行動する大切さです。 先生もしくは学生は今から何をするのか、その時には何が必要になってくるのか、安全面では学生に何を伝えなければいけないのかなどを補助する立場として、常に相手の考えていることを汲み取り、先回りして考え自ら行動することで、実習や授業がスムーズに進み、学生が学ぶことに集中出来るような環境作りを心掛けました。 そうしていくことで、先生方にも感謝のお言葉をいただくことが出来、自分のモチベーションアップにも繋がりました。