Julia-Embedded/jlcross
ラズベリーパイは教育用途だけでなく産業用途に広く用いられ既に出荷されたうちの半数が産業用途として用いらてれいる.一方で ラズベリーパイはArm 32bit システムのため科学技術計算のコミュニティで利用者が少ないこと,ビルド・テストに技術的な難しさがあることからサポートが公式バイナリーを提供しない Tier3 の扱いとなっている.Pythonのように動的で記述しやすく, C またはそれ以上に高速に動作するプログラミング言語は Julia しかないことを考えるとパフォーマンスが求められるシチュエーションでJuliaが活躍すると思われる.この jlcross プロジェクトでは Raspberry Pi (ZeroWも含めた)で動作するような Julia ランタイムを構成する Dockerfile のレシピを提供している.Julia以外の言語とリンクしないようなPureJuliaで記述されたパッケージは Zero でも高速に動作することがわかっている.この活動のをきっかけに小型衛星にラズパイゼロを入れてJuliaで動かそうとする他のプロジェクトの引き金にもなっている.