こんにちは!クルーバー ZERO TO ONE事業部 採用担当の川北正和です。
ZERO TO ONEは2015年にアップガレージからスピンオフして誕生し、2020年4月より株式会社クルーバーの傘下でZERO TO ONE事業部として神奈川県横浜市青葉区でIT事業を展開しています。
最寄駅は東急田園都市線の青葉台駅。閑静な住宅街にポツンとオフィスがあります。今年で6年目を迎えるZERO TO ONEは、今では世界115ヵ国にビジネス展開し、自社開発システムは取扱高200億円を超えました。知名度も少しずつ上がり、優秀な人材も増え、今まさに第二創業期を迎えているネクストブレイクカンパニーです。
そんなZERO TO ONEが取り組んでいるプロジェクトを色々な切り口で紹介していきます。第3回目は、主にウェブサイト開発に携わるプロジェクトメンバーインタビューです!
メンバー紹介
森下 広季(もりした ひろき)
「起業して10年以上自身でビジネスをやっていたエンジニアが、通勤時間片道1.5時間以上かかるITベンチャー企業に転職して叶えたいこと」
https://www.wantedly.com/companies/zerotoone2/post_articles/178905
「カスタムカー業界のDXを加速させる」プロジェクトメンバー達のエンジニアとしてのこだわりと情熱とプライド
https://www.wantedly.com/companies/zerotoone2/post_articles/276879
四季 拓未(しき たくみ)
「エンジニア・データサイエンティストのダブルキャリアを狙う、新卒2年目の成長著しいエンジニアが描くキャリアビジョン」
https://www.wantedly.com/companies/zerotoone2/post_articles/184598
※普段はお互いを「森下さん」「四季君」と呼び合う仲なので、文中もそのまま記述しています。
ウェブサイトプロジェクトの新旧担当者として
川北:ウェブサイトに関しては、以前は森下さんが担当し、今は四季さんがメインで色々とプロジェクトを回しているとお聞きしました。
四季:そうですね。今年の2月に森下さんから色々と引継ぎをして、今はクルーバー(https://www.croooober.com/)以外のウェブサイトは私が担当しています。アップガレージ(https://www.upgarage.com/)と東京タイヤ(https://www.tokyo-tire.com/)のサイトがメインになりますが、他も含めると全部で25個のサイトを担当しています。
川北:25個のサイトを一人で!?
四季:そうなんです笑。スケジュール調整も上流工程も下流工程も全部一人です。ただ、アウトプットは森下さんに見ていただいたり、外部の依頼者との齟齬がないかを髙橋さん(ZERO TO ONE創業メンバー、現事業部部長)にチェックしてもらったりしています。
森下:私はレビューしたり質問を答えたりしていますが、基本は四季君一人でやっています。サイト数が多いし、アップガレージサイトはPV数が多いので結構大変な仕事ですけど、よくやっていると思います。
今の体制に至るまで
川北:クルーバーグループのウェブサイトを支え続けるお二人ですが、どのような経緯で今の体制になったのでしょうか?
森下:四季君が担当する前は、私が1年半~2年位担当していました。案件が多くて、かつ、開発フローが整っていない状態でガムシャラに回している状況でした笑。特に、リリース後の手作業が多くて大変な開発環境だったのでデプロイの自動化をし、ある程度ガムシャラにやっていたのがコンパクトにまとまってきたタイミングで四季君に引き継ぎました。
川北:もともとある程度改善出来たら誰かに引き継ぐという構想はあったんですか?
森下:そうですね、誰かに引き継げたらとは思っていたんですが、誰にいつ引き継ぐかは明確に決まっていませんでした。ただ、私が基幹システムのプロジェクトに異動することになり、そこでクルーバーチームにいた四季君に引き継ぐことになりました。ある程度改善出来たとはいえ、やることが多いので不安はありましたが、四季君のいい成長機会だと思いましたし、非常にスムーズに作業も進められたので、引き継いでよかったですね。
川北:一方で、担当を任された四季さんは当時どう思っていましたか?
四季:そうきたかと笑。ただ、当時アルバンさんとクルーバーサイトを担当していて、そこで開発業務改善をしたところ思った以上に早く成果が出たので、その経験を活かせるなと思いました。クルーバーサイトの開発も大分落ち着いていたので、タイミング的にはよかったです。
※アルバンについてはこちらの記事をご覧ください。
「日本文化に魅せられたフランス人エンジニアが語る、横浜のITベンチャー企業にジョインした理由とチャレンジについて」
https://www.wantedly.com/companies/zerotoone2/post_articles/182320
二人のコミュニケーション
川北:プロジェクトの引継ぎはどのように進めていったんですか?
森下:ある程度技術的なところは整っていたのですがドキュメントにまとめられていなかったので、その作業を中心に引継ぎしていきました。私が話をして四季君がドキュメントを書いていくという方法で、最初の方は決められた時間に二人でその作業をしていました。25個もサイトがあるし、メンテナンスができていない・技術的にまだやれていないところもあるので不安でしたが、しっかりやってくれましたね。
四季:事前に大変な仕事だと分かっていたので、あらかじめ引継ぎに必要なことや技術をリストアップしてそこを優先的に進めました。まずは最低限自分でチームを回せるようにし、ある程度回せるようになったら、次はシステムの内部を重点的に聞いてドキュメントにまとめるようにしました。
川北:コミュニケーションはSlackが中心ですか?
森下:そうですね、特に今はある程度落ち着いてきたのでSlack中心ですね。あと、レビューはしっかりやっています。案件が発生次第なので週一あるかないか位の頻度ですが、リリース前にユーザーの目に触れる部分は必ずやっていますね。以前は作業に手一杯でレビューもしっかり出来ず、動作確認できればOKという時もあったんですが、今は開発環境が改善されてきちんとレビューできていますし、そこでしっかりコミュニケーションが取れていますね。
川北:サイト数が多いので、やり取りも結構多いですよね?
四季:そうですね、今は大分落ち着いていますが、以前はやることが多いのと自分で調べても分かることが少ないシステムが多くて質問することが大前提になっているので、分からないことは森下さんにすぐ質問を投げて、レスポンスの間に他の作業を進めることが多かったです。割り切りというか、分からずに悶々とする時間をなるべく減らして作業を優先させていました。本来はあまり質問しないというか、結構自分で解決したい性格なんですが笑。
森下:四季君は自分で解決しようという意識が強くて抱えがちの部分もあるので、私もチケットの流れを把握しておいて「これってこうなんじゃない?」と声をかけたり、なるべくコミュニケーションを取って早く作業が進むように気を付けていました。
四季:今は落ち着いて質問の数も減ってきて、ある程度自分で解決する時間も取れていますし、ドキュメント作成も私の次に誰が担当になってもすぐ仕事が回せるような内容にしようと意識してやっています。
川北:なるほど、少しずつ余裕が出てきたということですね。
四季:はい。最近だと、森下さんがストックしている新しい技術の導入について議論したり、開発の進め方について相談したりする機会が増えましたね。
プロジェクトの編成
川北:お二人の様なプロジェクトの引継ぎは結構発生するものなのでしょうか?
森下:1つのプロジェクトにつきっきりはあまりないので、それなりにありますね。必要な場所に人的リソースをかける方針なので、チーム数が多いわけではないんですが、チーム編成は柔軟に大胆に動きますね。私と四季君の時も、基幹システムのプロジェクトにリソースを割くので動きました。正直、「大丈夫か?」と思っていましたが笑、でも、結果的に技術的な部分は私が整えて、それを四季君がきちんとドキュメントに整えるというリレーがきちんと形になったので、非常によかったなと思います。
四季:私も初めは結構振り切った編成で驚きましたが笑、結果的に私も担当できてよかったです!
四季さんから見た森下さん
川北:四季さんが入社した時は今と違った研修体制だったので、中村さんと阿部君・金君のような関係の先輩メンバーはいなかったのかなと思います。そんな中で、同じカテゴリーの上流工程に森下さんがいて、意識したり学ぶことも多かったと思うんですが、四季さんから見た森下さんはどのような存在ですか?
※中村・阿部・金についてはこちらの記事をご覧ください。
「円滑なコミュニケーションが成長を加速させる」プロジェクトメンバー達の尊敬と信頼
https://www.wantedly.com/manage_posts/articles/278790/edit
四季:仕事に関することは、技術的なこともそうでないことも、なんでも森下さんにぶつけていましたし、きちんとそれを返してくれるので、とても頼りにしています。それは昔も今も変わらないです。特に今は自分でチームを回すようになったので、昔より質問している気がします笑。
川北:質問の内容も変わってきたということですよね?
四季:そうですね、最初の頃は技術も仕事のやり方も未熟だったので、何を聞いたらいいか分からないし、分かっていてもどう聞けばいいか分からない状態でした笑。なので、結構メチャクチャな質問をしていたと思うんですが、今は何が分かってなくて、どう質問すればいいかというのがちょっとはできるようになった気がします。
森下さんから見た四季さん
川北:一方で、森下さんには四季さんはどう映っていますか?
森下:四季君が入社した時から見ていますが、自分で解決しようとする意識が高いというか、タスクを与えられた時に自分の中でしっかりもがくことができるメンバーだなと思います。今回の引継ぎでも、自分で仕事を回すためにはどうすればいいかを考えながら取り組んでいましたし、私がゴリゴリ俗人的な形でやっていたことをしっかりまとめ上げてくれたのはすごいなと感じましたね。開発未経験で入社してきてまだ3年目ですが、日々成長していると思います。今は補完関係というか、私は技術的なところをゴリゴリやって、もちろん四季君もやるんですけど、もうちょっと整地しながら進むというか、お互いの性格や特徴や仕事の進め方の違いがうまくかみ合って作業を進められていますね。
四季さんに期待すること
川北:最後に、今後の四季さんに期待することを教えてください。
森下:やっぱりエンジニアなので、技術的なところの新しい提案、「こういう技術を使いたい!」という話がもっとできるようになって欲しいですね。ある程度キャリアを積むと、マネジメントしながら開発もすることもあると思うので、どこに仕事の軸足を置くかは人それぞれですけど、若い内はもっと「この新しい技術すごくないですか!?」「これやったらもっとキレイになりますよ!」という話をどんどんして欲しいですね。
川北:新しい技術のキャッチアップは、若いエンジニアの方が積極的にすべきなんですか?
森下:エンジニア全員、積極的にするのが理想ですね。ただ、キャリアを積むと抱えている仕事量が多くて身動きが取れなくて、いざキャッチアップしても「これよさそうだけど作業キツイな」という判断になってしまうことも多いので、若い人の方が大胆に「なんでこれ使ってないんですか!?」って言えるし、実際実現できると思うんですよね。それに常にアンテナは立てていて欲しいですし、若い内からそこにあまり目線がいってないということは今後のエンジニアキャリアを考えた時にマズイかなと。なので、四季君にも今の内からどんどん情報をキャッチアップしてバンバン提案して欲しいなと思います。
四季:確かにそうですね、今は新しいチームで動いているコードを読み解くので精一杯なんですが、前のプロジェクトでもある程度全容が見えてくると、新しい情報をキャッチアップする余裕が生まれて、ああしたい・こうしたいが出てくるので、早くその段階にもっていけたらいいなと思いますね。前のプロジェクトでも、ある程度システムの動きが分かってくると、「なんでここはこうなってないんだ?」というのが結構出てきたので笑。納得できない部分が目に付くタイプなので、もう少し落ち着いたらそういった部分をどんどん案件化していって、新しい技術を取り入れていこうと思います!