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【業務改善の新手法】プロセスマイニングツールのCelonisとは

こんにちは!ZEINインターン生の齋藤です。

皆さん「プロセスマイニング」ってご存知ですか? 聞いたことがないという方が多いのではないかと思います。

今回は、ZEINでもソリューションの一つとして扱っている、プロセスマイニングツールのCelonisに関してシニアマネージャーの桐谷さんにヒヤリングしたものを、学生目線からまとめてみました。

アフターコロナ、ウィズコロナの時代で、より一層プロセスマイニングへの注目が高まってきています。 なぜそこまで注目が集まっているのか、この記事で紹介していきたいと思います。

少し難しい内容かと思いますが、記事を一通り読んでいただければ理解できると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!

〜目次〜
1. プロセスマイニングとは
2. プロセスマイニングが注目されている背景
3. Celonis導入によるメリット
4. 活用事例
5. ZEINがCelonisを使って叶えたい未来


今回ヒヤリングした社員さんのプロフィール

桐谷 平康(きりや ただやす)

2010年に早稲田大学法学部を卒業。
新卒で日本ユニシス(商社系SIer)に入社し、3年ほどインフラエンジニアとして働いたのち、EYアドバイザリー(現:EYストラテジー・アンド・コンサルティング)に転職。インフラ領域のコンサルタントとして経験を積み、2018年1月からZEINに参画。
現在はシニアマネージャーとして、今回紹介するCelonisのほかBOX等のプロジェクトをリードしている。


1. プロセスマイニングとは

プロセスマイニング(Process Mining:プロセス採掘)とは、様々な業務プロセスに際して記録されているデータをマイニング(採掘)し、改善するポイントを特定/評価することで、業務改善をサポートする手法になります。
企業が活動するにあたって発生する業務を、RPA(Robotics Process Automation)などで代替する前に、業務自体の改革を行おうというものです。

学生の皆さんは、そもそも企業活動の「業務」というのがどんなものか想像できないという方が多いと思うので、以下をご覧ください。

そもそも業務って?

例えば、システム会社がA社にシステムを導入するケースを想定します。

システム会社目線でいうと、

①A社から提案依頼を受領→ ②案件の登録→ ③システムの提案書作成→ ④見積書(費用、工数等)作成→ ⑤提案手続き→ ⑥商談→ ⑦商談後処理



以上のような業務プロセスが、システムを導入する際の一般的な流れになります。

その後、商談が成立してお金が発生する場合は、支払いや入金のプロセスが追加されたり、納品のプロセスが発生したりします。
また、システム会社の中でも開発部目線や営業部目線、経理部目線等によってプロセスが異なるなど、非常に複雑で煩雑な業務プロセスによって、企業活動は成り立っているのです。


そのような複雑で煩雑な業務プロセスを抱える企業ですが、プロセスマイニングを用いると、下のように1つの業務プロセスに複数の業務パターンが存在していることや、それぞれのパターンでどの程度時間が掛かっているか可視化することができ、無駄な業務やボトルネック等の現状業務の課題を発見できるなど、様々なメリットを受けることができます。


実際にCelonisを用いて購買プロセスを可視化した画面



プロセスマイニングはトレンドなの?

そんなプロセスマイニングですが、最近になってから市場を伸ばし始めました。
これからも市場規模は拡大し続け、2023年には1600億円程に到達すると予測されています。

出典:MARKETS AND MARKETS(2018)


2. プロセスマイニングが注目されている背景

では、なぜ今これほどまでにプロセスマイニングが注目されているのでしょうか。

その背景には、一点目に昨今導入され続けてきたITシステム/ツールの乱立が関係しています。

①ITシステム/ツールの乱立

昨今の働き方改革やリモートワーク導入への取り組みとして、企業は外出先での利用を想定した「リモートデスクトップ」の導入や、社内基盤強化として「コミュニケーションプラットフォーム」「クラウドサービス」(Slack、Salesforce等)、業務効率化の促進として「RPA」や「AI-OCR」の導入など、最新テクノロジーを導入することでデジタルシフトを進めています。

しかし多くの企業は、上記に挙げたツールを「増え続ける業務」に対し「効率化させるためのシステム」という位置づけで導入していることが多く、根っこにある本質の問題を改善せずに導入を続けていることで、結果として「増えた業務のために」導入したシステムが乱立する事態に陥っています。

特に日本は事業特性上、多くの企業で業務が属人化(特定のヒトしか分からない、特定のヒトしかできない状態)しており、そもそも何でその業務があるのか分からなかったり、誰がその業務を担当しているのか分からないことが多いのが現状です。


そのような状況下で、コンサルティング会社は業務プロセスの改善を図っていますが、従来の方法では数多くの課題が残っていました。

【従来の業務改善】
従来の業務改善アプローチは、専門知識を持ったコンサルタントと業務経験の豊富な業務担当者によって業務プロセスの可視化や評価が行われてきました。
しかし、その方法では膨⼤なリソース投⼊・時間が必要となるうえ、担当者の業務把握レベル、インタビュアーの調査・分析レベルに依存してしまい、精度の⾼い可視化が必ずしもできるとは限りません。
また、担当者の把握していない属⼈的な作業などは、正確に把握するのは困難を極めます。


【プロセスマイニングを活用した業務改善】
一方、プロセスマイニングは、企業のシステムに蓄積されたデータを基に業務プロセスの再設計、再検証を実施し、分析/評価することにより、効率化をサポートする⼿法です。
データを基に業務プロセスを可視化するため、インタビュアーのレベルに依存することがなく、従来の業務可視化⼿法では⾒落とされてしまう課題を発⾒することができます。
また、調査や標準プロセスの定義に膨⼤な時間を要することなく、短時間で業務課題を抽出し、業務全体を俯瞰してみることができます。



このように、従来の業務改善方法で生じていた課題を解決するような手法として、プロセスマイニングは非常に注目されています。


上記のような背景に加え、アフターコロナ、ウィズコロナと言われている時代背景もプロセスマイニングへの注目を加速させる要因となっています。

②コロナの影響

今回のコロナショックで、今まさにトレンドが変化している最中です。
例えば、皆さんの消費行動はどのように変わったでしょうか?

商品を買う際に店頭ではなく、ECサイト/アプリを利用する方が増えたのではないかと思います。

オンラインで商品を購入することへの需要が増えたことにより、企業はEC販売のための環境整備を次々に行っています。

商品販売時のバリューチェーン


上図のようなプロセスが商品販売時の一般的な流れですが、店頭だけで行っていた商品販売にECのチャネルを追加する際は、プロセスを見直した上で適切にECツールを導入しなければなりません。

プロセスマイニングを用いると、下図①のようにバリューチェーン内の業務プロセスを可視化できるので、ECツールを導入する為に必要となる業務を明確にした上で、その業務を反映したプロセスへと変更することが可能になります。
それに加え、②、③のように、実際にECツールを導入した後の詳細な分析を行うことができます。


アフターコロナ、ウィズコロナの時代で、現状業務にメスを入れない企業の売上は横ばいになるか下がる一方だと考えられます。

ビジネスの変化に対応し、より高い売上を実現する為には業務改革が必要となりますが、プロセスマイニングを活用することで効率的な業務改革が可能となるのです。


3. Celonis導入によるメリット

今回紹介するプロセスマイニングツールのCelonisは、全世界で700社を超える大手企業を顧客とするプロセスマイニングツールのグローバルリーダーです。

▼Celonis(日本法人)のHP


ここでは、より具体的にCelonis導入によるメリットをご紹介します。

①業務プロセスの可視化/評価

Celonisを用いることで、現状業務プロセスに対して不要なプロセスや業務課題、RPAによる自動化の適正評価を行うことができます。
これまで見えてこなかった業務課題をクイックに評価することで、業務改善の促進が実現可能です。


②ルール逸脱の検知/対応

Celonisは、上記の業務プロセスの可視化だけでなく、不正、ミス・トラブル等、業務プロセスに係るリスクを検知することができます。それにより、高いコンプライアンスを保持することができます。

また、リスクを検知するだけではなく、トラブルが起きた際にCelonis上で対応することが可能です。


③RPAとの相性の良さ

生産性向上のための業務効率化ツール「RPA」は急速に普及しているものの、どの業務にRPAを導入するべきか、そもそも本当にこの業務は必要なのか、といった検証が十分にされないままRPAの導入に踏み切ってしまう企業は少なくありません。

従来、この業務プロセスの検証を人の手でやるとなると多大なコストを要していましたが、Celonisを使うことにより時間と労力を割くことなく、業務プロセスを網羅的に可視化することができます。

可視化された上で、ボトルネック部分にRPAを導入したり、逆に工数を要していない部分はRPAを導入しないなど、業務自動化を効率的に行うことが可能になります。

このように、RPAとプロセスマイニングは非常に相性がいいです。

▼ZEINのRPAについてまとめた記事はこちら


4. 活用事例

事例: Uber

出典:ビジネス+IT(2015)

Uberは、上図のようにユーザーと運転手をマッチングさせる配車アプリサービスを手掛ける会社です。(巷で有名なUber Eatsを提供している会社です)

現在までに6大陸63か国700都市以上でサービスを提供していますが、世界各地で事業が急速に拡大したことにより、すべての地域で一貫して優れた顧客サービスをユーザー1人ひとりに提供することが難しくなってきました。

そこでUberは、何百万もの顧客とのやり取りを分析し、グローバル規模でのばらつきを把握するべく、Celonisを導入しました。
プロセスマイニング技術を活用して、地域、都市、サービスセンター間で業務の流れとスループット時間を比較することにより、ユーザーからの問い合わせチケットの解決時間の短縮など、見えていない非効率を解決することに成功しました。


ここで紹介したUber以外にも世界中の様々な企業でCelonisは導入され始めていて、今後さらに勢いが増すと見られています。


5. ZEINがCelonisを使って叶えたい未来

現在、働き方改革が勧められていたり、アフターコロナ、ウィズコロナと言われている時代の中で、人々の働き方が変わろうとしています。

働き方を変えていく中で、企業はITシステム/ツールを導入するだけではなく、業務そのものを変革しなければなりません。

そこでZEINは、Celonisを用いてお客様の業務改革をクイックに実現し、お客様の事業継続力の向上や事業拡大に貢献していきたいと思います。

ZEINが得意とするトップダウンによる業務改善アプローチとCelonisを活⽤したデータログを起点としたボトムアップアプローチにより、包括的なサービスを提供することで、お客様の業務課題を効率的に解決していきます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

働き方改革を進めていく上で、業務そのものを抜本的に変革する手法であるCelonisが、非常に有用であることが理解できたのではないかと思います。

私自身、ヒヤリングの前まではプロセスマイニングのことを知りませんでしたが、これから日本企業が事業競争力を高めていく上で、非常に大事な概念であることが理解できました。
また、ITシステム/ツールを導入するだけではなく、そもそもその業務が適切なのかを見極め、ビジネスにインパクトが与えられるのかを検証し、クライアントの事業競争力を高めることをミッションとするITコンサルティング会社であるZEINの役割を改めて認識することができました。

「プロセスマイニング」という言葉を聞いたことがないという方も多かったと思いますが、この記事をご覧になって、少しでも興味を持っていただけましたら嬉しいです!

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