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「あなたが学生時代に頑張ったことは何ですか?」
これが、おそらく就活で最も聞かれる質問の1つでしょう。
しかし、学生時代に頑張ったこと、いわゆる「ガクチカ」をどのように書けばいいのか分からない就活生も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はガクチカの書き方をテンプレート形式でお伝えしたいと思います。
結論から言うと、実はガクチカは”STAR法”を使うことで上手くまとめることができます。
それでは、さっそくSTAR法の解説に入っていきましょう。
◇Situation
まず最初に、学生時代頑張ったことの「概要」やその「成果」を述べます。
具体的な数字まで示してあげると、より分かりやすいPRにつながります。
◇Target&Task
あなたが経験の中で直面した「課題」や「目標」を述べます。
経験の内容によって、課題と目標のどちらかにするかは変わってきます。
◇Action
あなたが課題解決や目標達成のために起こした「行動」を述べます。
・組織の中でどのような役割を果たしたのか
・どのように周囲を巻き込んだのか
が分かるとより面接担当者に刺さる内容になります。
◇Result
最後に、あなたが学生時代頑張ったことを通じて成し遂げた「結果」を述べます。最初にも結果を述べるので、それを上手く言い換えてあげるといいでしょう。さらに、この経験を通じて学んだことや得たことまで書いてあげれば完璧です。
それでは、試しにSTAR法を使った具体例をみてみましょう。
いきなり本文を書き始めるのではなく、それぞれの項目に沿って伝えたい内容を箇条書きで整理すると、上手でまとまったストーリーの本文が書けます。
◇Situation
・所属サークルを万年ビリの学内50位から3位まで強化したこと
◇Target&Task
・原因が「チームの連携不足」ではないかと推測した
・次の大会で10位以内に入ることを目標に設定した
◇Action
・2時間の練習時間のうち30分を連携強化時間に充てることを提案した
・経験者の声を聞きながら効率的で的確な連携強化メニューを設計した
◇Result
・次の大会では30位だったものの2年後の大会では3位になれた
・課題特定力と巻き込み力を身に着けることができた
ざっと、こんな風にまとめることができたら、上手に組み合わせて本文を作成していきます。
Chapter1と2で整理した結果を実際のESっぽく書いてみると、下記のような作成例になります。
***
私が学生時代に頑張ったことは、自身が所属する〇〇サークルを学内で万年最下位の50位から3位にまで強化したことだ。万年最下位の原因が、個人の能力不足ではなく連携不足にあるのではないかと考えた私は、副幹事長として「2時間の練習のうち30分を連携強化の時間に充てること」と「次の大会で10位以内を目標にすること」を提案した。経験者のアドバイスをもとに効率的で的確な連携強化メニューを設計し、チーム内の浸透に尽力した結果、個人の強みに加えてチームとしての強みが生まれた。次の大会では30位だったものの2年間このメニューをメンバー一丸となって取り組んだ結果、2年後の大会では学内3位の好成績を収めることができた。 この経験から「課題を特定する力」や「周りを巻き込む力」を身につけることができた。(337文字)
***
以上、今回は就活において最も聞かれるであろう「ガクチカ」の書き方についてお伝えしました。
ガクチカの書き方に迷ったら、まずはSTAR法にあてはめて作成してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、情報整理の仕方は一択ではないため、STAR法以外にもいろんなテンプレートがあります。
ただし、「ガクチカ」に記載する最低限必要な要素が何かを知るためには、STAR法で考えるのが比較的わかりやすかと思われます。
徐々に慣れてきたらこのテンプレートだけに縛られず、ぜひ色々なテンプレートを調べてみてください!
それではまた!
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