BOCCO by ユカイ工学
2015年7月に販売開始した、家族の言葉を届ける、優しいロボットです。これまで5000台以上販売され、根強いユーザーに支持されて来ました。スマートフォンのアプリと連動し、家にいる家族と気軽なメッセージのやりとりができます。留守番中の子どもの見守りを助け、高齢者のお薬飲み忘れなどにも活用されています。
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ユカイ工学の社員紹介第4弾は、2月入社のエンジニア高岡亜輝さんです!ユカイ工学には、ソフトウェアのエンジニアだけでなく、ハードウェアのエンジニアも沢山います!高岡さんはどんなエンジニアなのか、その人となりを知れたらと思います!
為本:学生時代はどんなことをやってきましたか?
高岡:学生時代はただひたすらに何か作ってました。それは模型だったり、ラジコンだったり、それこそロボットの様な何かだったり…。とにかく思いつくままに手を動かしていた気がします。
↑高岡さんが自作していたものの一つ。
為本:モノづくりが趣味だったんですね。どんな時が一番楽しいですか?
高岡:模型を作ってる時間が楽しいですね。どうやって作るかを考える時間がとても好きです。
目指す形があって、それをどんなアプローチで造形して行くか。如何にしてアクチュエータを内包して動かすか。元の形を考え造形した人が如何にしてその形に辿り着いたのかを想像すると、ニヤニヤが止まりません。よくニヤニヤしている姿を見られて「キモイ」とか言われますが…。
為本:うちはそんな人達ばかりだと思うので大丈夫です笑
為本:高岡さんと初めてお会いした時は次のお仕事を探しているタイミングでしたね。具体的にどんなことをされていたのでしょうか?
高岡:前職は模型用金型を作っていました。
そもそも金型屋って完全な裏方ですけど、皆さんの身の回りに在るモノの七割は金型から生産されたものなんですよ?
大きいモノから小さいモノまで有りますが、私が触っていたのはプラモデルを形にする為の金型です。王道のロボットから変わり種だと食べ物(餃子)、動物の形等もさわっていました。要求された形を正しく確実に作れる金型を作るのはかなり大変でストイックな仕事でした。
為本:趣味でも仕事でもずっとプラモデルづくりをされていたんですね!
為本:元々ユカイ工学という会社は知っていたのでしょうか。
高岡:はい。一番最初にユカイ工学を認識したのはDMM.make ROBOTS でBOCCOを見た時だと思います。その頃は「不思議な形のロボット」を作ってる会社が在るという程度の認識でした。
正直、今その会社で仕事をする事が出来るとは思っていませんでした。
為本:実際に入社してみての印象はいかがですか?
高岡:オフィスにお邪魔してすぐの頃ですが、社内のあちこちでBOCCOが喋っていたり、BOCCOに向かって話しかけてたり。今までに見た事がない環境でかなりビビりました。
為本:僕も最初はいろんな音が流れるのでびっくりしてましたが、もう慣れてしまいました笑
為本:高岡さんはユカイに入ってから、BOCCO emoのメカ金型設計に携わっていますね。実際に働いて感じていることがあれば教えてください。
高岡:一人一人の裁量の余地がかなり大きいと思いました。社員の皆さんがその道のプロだからこそ出来る事だと感じています。
為本:最近考えていることを教えてください!
高岡:最近、物を作ってる子供が少ないと感じています。
子供に工具を持たせたくないという親心や、部屋を汚したくないという気持ちもわかります。
でも、触れて、組み立てて、壊して初めて解る事が物を作る行為には多くあると僕は思ってます。自分で作ったモノ、組み立てたモノが動いたら絶対に嬉しいじゃないですか!
苦労があれば其れは尚更です!
前職での知識を活かしてプラモデルの組み立て形態を生かしたロボットとか企画したいですね。
為本:ぜひ高岡さんもユカイ工学でユカイなモノづくりをして下さい!
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高岡さんは、非常に物静かで真面目な方ですが、好きなものにストイックに突き詰めていく姿勢が素晴らしいなと感じました!周りのエンジニアからも、是非高岡さんのスキルを教えて欲しい、と言われています。そのオタクでストイックな気持ちをこれからも忘れずぜひ頑張ってください!