世界的に人々の生活が大きく変わった2020年。そんな中、ユアマイスターはおかげさまで無事6期目を迎えることができました。(※1)
2019年7月の社員数は20名でしたが、2020年12月現在は50名と多くの新しい仲間を迎えることができました。2021年はさらに飛躍することを目指し、第二創業期と位置付けています。
第二創業期にかける想いを代表の星野に語ってもらいました。
5年で目指すのは年間売上100億の山
ーユアマイスターはこの11月で6期目がスタートしましたね。この6期目はユアマイスターの第二創業期と位置付けていますが、なぜ今なのでしょうか?
星野: 既存のビジネスが形になり、このまま進めばどこまで行けるかは明確に見えてきました。創業から4年が経過し、だいぶこの業界の山の登り方がわかったという感覚です。山の登り方がわかったので、あとはここから登るだけかな、と。したがって、このタイミングを第二創業期と位置付け、さらに成長を加速させて5年後には年間の売上を100億にすることを目標としました。
ー今後、事業を更に伸ばしていく為に必要なことは何でしょうか?
星野:今やっていることの延長線上で見える景色にはたどり着けると感じています。ただし、目標の年間100億に対しては、ギャップがあるのでそのギャップを埋めるビジネスを考える必要があります。
今現在取り組んでいることでいうと、ユアマイスター上でサービス提供ができるハウスクリーニング領域や靴・カバンのリペアなどですが、この既存の領域においてもまだ広げられる部分はあるので、既存領域をグロースさせること。それから、今年頃から注力している法人顧客分野をより伸ばしていくことです。
ギャップを埋める新しいビジネスでいうと、ユアマイスター上でまだ提供ができていない領域を開拓し確立することや、全く新しいことをやる、ということも考えています。
この1年で社員数が倍になり、リソースが増えただけでなく、様々な分野で実績を積んでこられた方のジョインによりノウハウなどが社内に溜まってきたので、成長の土台が整ってきました。まさに今が飛躍のタイミングです。
ー具体的に考えられている新しい事業の柱はありますか?
星野:ユアマイスターはプラットフォームという特性上、事業者(法人・個人事業主)と消費者(個人のユーザー)と双方の顧客がいる状態です。双方向に顧客がいることを生かしたビジネスはもちろん考えられる。
また、既に取り組んでいるところですが事業者側にご利用いただくシステムだけで売上げをあげられるようにプロダクトを磨き上げる、プロダクト開発は必須です。プラットフォームとしてマッチング(事業者と消費者を繋ぐ)以外での価値を事業者側に提供することが鍵ですね。目指しているのは事業者側の事業のインフラになること。日々の業務に欠かせない存在になることがプロダクト開発において重要です。
ーなぜプロダクト開発が重要なのでしょうか?
星野:マッチングをビジネスの中心とすると、消費者(個人のユーザー)側への投資に集中してしまいます。新規のユーザーを獲得してくるコストは上昇傾向にあり、また1ユーザーあたりのLTVをあげるという観点では時間がかかる。この業界(主にハウスクリーニング)ではお金を払ってプロに依頼する、という人は増えていてもまだまだ1%程度に留まっています。ユーザー側の行動を変えるには時代が追いついてきていないので、ある程度長期的なスパンで考える必要があります。
したがって、ビジネスをする相手を1点に集中させるのではなく、提供価値を複数持っておくことがこのビジネスの山の登り方だと考えています。
提供価値を複数もつ全ての起点がプロダクトになるため、プロダクト開発が今後の飛躍において重要です。
ープロダクト開発を推し進めていく上で大切なことは何でしょうか?
星野:当たり前のことかもしれませんが、倫理観を持って正しいことをやる組織であることですね。プラットフォームだからこそ、事業者側と消費者側の双方向にとって利となることをするべきだと考えています。ユアマイスターのVALUEの一つとして「HAPPY TRIANGLE」を冒頭に掲げているのもこの考え方からですね。
ーユアマイスターの組織の強みはどこでしょうか?
星野:目的のために変えてはいけないものを大事にしながら、変えるべきことは変えてきたこと、またそれを実行できる点です。
変えてはいけないこと、HAPPY TRIANGLEに代表されるような「顧客目線でいること」、そしてone teamでやること、は創業から変わらず続けられていることですね。
変えてきたところでいうと、過去のことを見直し、その時最適だと考えられることを突き詰めて必要であればルールを変えてきたことですね。
例えばプラットフォームという立場上、事業者側から提供されるサービスのクオリティをコントロールすることは難しい課題ですが、我々はこのサービスの品質を担保する、向上させる、ということがこの業界を広げるキーになると考え、今年から取り組みをはじめました。
品質を担保、向上させるためには、事業者側に求めることも今までと異なることもでてきていますが、業界の発展の為にユアマイスターと事業者側で互いに求め合いながら挑戦しています。
ー今見えている課題は何でしょうか?
星野:登る山と登り方は明確になったので、登るメンバーを増やしながら登り切るまでをいかに最速でいくかの戦術において、メンバーをまとめていくリーダー層の成長です。
メンバーが増えるに従い、登る山を見失わないように、登り切れるように時には鼓舞しながら旗を振れるリーダーが不足しているので、組織の内外からの登用と採用が課題です。
ーリーダーに求められる素質は何ですか?
星野:人間的に魅力があり、人を信じて、ビジネスとしてしっかりと見れていける人ですね。あとは、チャレンジ精神を持っているか。
このビジネスで成功者と呼ばれる人はまだ出てきていません。私たちユアマイスターがその第一人者になるんだ、という想いを持ってチャレンジできる方をお待ちしています!
(※1):2020年に会計年度を変更。2020年8月〜2020年10月までを5期目とし、2020年11月より6期目がスタート。