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「好きなことはやり続けるべし!」未経験からテクニカルリーダーに選ばれた男からのメッセージ

通常、転職活動は今までの経験が評価されて内定となります。未経験で採用されるのは「ポテンシャル採用」として若い人が中心です。年齢を重ねるほど、未経験へのチャレンジは難しくなります。

その中で、30半ばにして未経験からの転職に成功したのが、今回の主人公である峯岸純也さんです。さらに試用期間後すぐにテクニカルリーダーのポジションを任されることとなりました。
未経験だけど心からやりたいと渇望している方はぜひご覧ください。

プロフィール
峯岸 純也

大学卒業後、インフラエンジニアとしてSIerに入社したが、Javaスキルを買われて開発エンジニアとしてキャリアをスタート。その後、2社で開発エンジニアとして経験を積み、弥生入社後にインフラエンジニアに転身。現在はテクニカルリーダーとして活躍中。小学生の頃からあだ名は「ねぎ」。

▼目次
● 未経験者でも好きなことをやり続けていたら選考でアピールできる
● 独学で学んだことが10数年越しに役に立つ
● 未経験だからこそのテクニカルリーダーを任せる意味

未経験者でも好きなことをやり続けていたら選考でアピールできる

―未経験からインフラエンジニア職で弥生を受けた経緯を教えてください

峯岸 きっかけは、弥生に先に入社していた元同僚から、インフラエンジニアの募集があると声をかけてもらったことです。以前から、たまに会ったときに弥生について話を聞いていました。

最初の会社はインフラエンジニアとして入社しましたが、結果的に開発側のエンジニアになっていて。そこからずっとインフラエンジニアになりたいと切望していたので、知り合いの紹介ということで安心して選考を受けました。

―リファラルならではの安心感ですね。とはいえ、未経験だと自己アピールが難しいと思うのですが、面接はどのようにお話されたのですか?

峯岸 インフラエンジニアをまとめている方が面接官で、その方を目の前にして正直に「わかりません」とか「やったことありません」とか答えちゃっていたので、面接官が怖かったです(笑)。インフラの実務経験はなかったのですが、自分がやってきたことを話しました。

新卒で入社した会社の頃から独学でインフラの勉強をしていて、秋葉原で探してきたネットワーク機器を自宅に設置して、休日に触って学んでいました

―独学で勉強するのは難しいんじゃないですか?

峯岸 難しいですね(笑)。社内のインフラエンジニアに質問していたのですが、業務に直結することではないので、業務時間外にお願いして教えてもらっていました。ただ、休日の独学だけで終わらせたくはなくて、平日で会社のためになることをやりたいと思い、社長に社内インフラ環境の改善を提案しました。予算も30万ほど承認をもらって実施するところまでこぎ着けました。

―ええ!社長に提案して予算も取ったのですか!すごいバイタリティーですね…!

峯岸 どうしてもインフラをやりたいという思いが強かったので(笑)。30名くらいの会社で、平日は5名くらいしか社内にいなかったので、ネットワーク環境があまり整っていなかったんです。しかし、会社であるからにはセキュリティ面のことも考慮すると現状はよろしくないと思いました。インフラチームの方にも助けて頂きながら改善することができたのでよかったです。

―では、社内で動いてきたことや独学で勉強してきたことを面接でお話されたのですね。

峯岸 はい。社内のネット環境改善については、具体的にどんな改善をしたのかを図を使って説明しました。業務的な経験ではないので、質問されてもわからない部分はあったのですが、そこも含めて正直にお話させて頂きました。そして、面接でもインフラがやりたいとお伝えしました

独学で学んだことが10数年越しに役に立つ

―弥生に入社して、長年の思いは達成できましたか?

峯岸 はい!現在は、弥生製品を支えているサーバーやネットワークの運用保守から、働き方改革など新しい取り組みにチャレンジしてインフラ面でどう実現できるかの設計や導入をしています。さらに、各拠点の物理的な機器からクラウドまで幅広く携わることができています。

インフラチームはそれぞれが特化した技術を持っていて、新しい技術情報が出るとアクティブに情報収集するようなチームです。独学と実践は違うなと壁にぶつかることもありますが、チームに支えてもらいながら経験を積んでいます。

―それは本当によかったですね!今までの業務で思い出深いエピソードはありますか?

峯岸 2020年に大阪と札幌の拠点にサーバーを導入しました。その時、実は社会人1年目で独学で触っていたシステムを導入することになったんです。10数年越しにようやく実を結んだという実感ができたので、個人的にもうれしかったですし、会社にも貢献することができました。

特に大阪では、緊急事態宣言が出たときに、在宅で受電業務をできるようにするという、会社の業務に直結することに携われたので思い出深いです。

―独学で学んでいたことが、後になって業務の役に立つとは素敵なエピソードですね!

峯岸 独学で学んだことだけでなく、前職の業務も今の業務に役立っていると思います。昔は、サーバー構築といえば物理機器でしたが、今はクラウド化によって開発とインフラの垣根がどんどん無くなってきているように感じます。開発をしているときも、インフラ面から開発しなければならないことが往々にしてあったので、その時学んだことは今に活きていると思います。

―当時は活かせなくても、学んだことは役に立つときが来るものですね。

未経験だからこそのテクニカルリーダーを任せる意味

峯岸 あ!あと、これは弥生すごいと思ったエピソードなのでお伝えしたいのですが、試用期間明けに上司に呼び出されて「今後はテクニカルリーダーとして、よろしくね」と言われたときは本当に驚きました。

―え!?テクニカルリーダーですか!?

峯岸 正直何言ってるかわかりませんでしたね(笑)。未経験なのになぜ?ホントですか?と。そもそも、ふつう会社は今までの経歴で実績があるものを業務でやってもらいたいと考えると思うのですが、弥生は未経験からチャレンジさせてもらえましたし、その上テクニカルリーダーもやらせてもらえるなんてレアだと思います。

確認していないので上司の真意はわからないですが、未経験だからこそあえてテクニカルリーダーのポジションを任せてくれたのかなと。テクニカルリーダーになると、他のチームとの関わりが増えますし、インフラに関することも自分が窓口で聞かれることが多くなるので、はやく一人前になれよというメッセージだと受け取っています。

―峯岸さんの熱い思いがあったからだと思いますが、リーダーを任せるという判断は簡単にはできないと思うので、弥生らしさがわかるエピソードですね。

―最後に、峯岸さんと同じように未経験だけどチャレンジしたいという思いがある方へアドバイスをお願いします。

峯岸 1年目で独学で学んだことが後々実を結ぶことが、必ずあるんじゃないかなと思っているので、現状に満足できていなくても、腐らずに好きなことはやり続けていると花を咲かせる日が来ると思います。

あと、私は転職する決断が遅かったのかもと思っていまして。やりたいことをやるために環境を変える決断をした方が、モチベーションに繋がってパフォーマンスも発揮できると思います。やりたいことがあるなら、勇気をもって一歩踏み出してみてほしいですね。

―好きなことは継続すること、好きなことをやるための勇気を持つことが大事ですね!本日はありがとうございました。

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