実は柳井工業の社員の1人に、元ニートだった若手社員がいます。
彼は正社員でしたが、リストラに逢いました。自信を失い、どん底に落ち、ニートになってしまった彼。「もう一生ダメかも…」と、不安な毎日だったとのことです。
そんな彼は知人の紹介で柳井工業を知り、採用されました。今年で入社6年目になります。
今回の記事では、前半にAくんの話をもうすこし深掘りし、後半は弊社が考える「リスタートの価値観」をお伝えします。
柳井工業や私の考えを感じていただけるとうれしいです。
リーマンショック時、大手企業からリストラをされたとある若手社員の話
元ニートだった社員の仮名を「Aくん」としましょう。彼は2年間の、ニート生活を送っていました。
Aくんは、大手製造会社が所有する工場のライン作業で、チームリーダーとして働いていたとのこと。みんなから頼りにされていて、気持ち的に充実していたみたいです。
そこで突如、リーマンショックが訪れます。その影響もあり、大量のリストラが行われました。
工場スタッフは派遣社員が多く、多くの人がリストラの対象となりました。社員だったAくんですらも、リストラを食らいます。(後々、工場自体がなくなってしまったそうです)
「自分は正社員なのに、まさか……」と絶望し、喪失感と失望感を抱いていた毎日。自信も失います。
そこから、Aくんの引きこもり生活がはじまりました。
ニート生活2年を経て、柳井工業と出会う
あっという間に、ニート生活がはじまって2年が経過。「さすがに、このままだとやばい……。再就職をしないと」と、Aくんの転職活動がはじまります。
社会人経験に2年のブランクがあったので、やはり不利な場面がたくさんあったようです。
「このままどこも採用されないのかな…」と思っていた矢先、柳井工業と出会います。紹介で弊社を知ってくれました。
私も彼と面談をしたのですが、直感的に「頑張ってくれそうだな」と思い、その場で内定を。
「不景気なのにすぐに社員を採用するなんてすごい」と聞こえてきそうですが、柳井工業の強みは、不景気でも左右されない安定性です。
そこからAくんは、本当に頑張ってくれています。引っ込み思案で自信を持てなかったAくんですが、次第に明るく楽しく仕事をしてますね。
多少のリスクを背負ってでも、若者の可能性に投資をしたい
この話をすると、よく「どうして、不況なのに未経験者を採用するのはリスクですよね?」と聞かれます。
たしかに多少はリスクはありますが、私はシンプルに”若者の可能性”を感じるのです。私がおせっかいなのかもしれませんね(笑)。
柳井工業のnoteで、私は口酸っぱく「プラント業界は人材不足だ」と伝えてきました。そして、プラント業界に入る若者が少ないので、年配の方が多く、あと数年するともっと人が集まらなくなります。
なので、未経験でも大丈夫です。やる気や素直さ、吸収力があれば、技術はすぐに身につきます。
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今回は元ニートだったAくんの経験談を交えながら、柳井工業では「ニートの育成もしたい」という話をしてきました。
世の中には”挫折”を経験した人がたくさんいると思います。
Aくんのようにリストラに逢ったり、病気でブランクが空いたり、仕事が合わずにすぐに退職してしまったり…。
ただ、やり直すことは十分に可能です。
今回の記事で伝わっていたらうれしいですし、再チャレンジを柳井工業で叶えたい方は、ぜひご連絡ください。まずはお話しましょう。