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なぜ在宅医療屋が病院をつくるのか(1/2)

「在宅医療を専門にやってきた、われわれのような”在宅屋”が病院=入院医療をつくることに意味があるんじゃないか。」
とあるインタビューで、おうちにかえろう病院の開院準備に携わるスタッフはそう答えました。

在宅医療で診ている方でも、入院医療が必要にすることは少なくありません。

肺炎や骨折で入院加療が必要な時。
長い自宅療養の中で、ずっと本人を支え続けている家族が休憩を必要とする時。

様々なシーンで、一時的に入院が必要になります。
しかし、大切なのは、その入院が一時的であることです。

一般的に病院では”怪我や病気の治療”が目的です。
そのため、一時的な入院が、長期的な入院へと変化し、
その間に、
生活機能が低下し、おうちにかえってからも以前のようには生活ができない。
退院できず病院で亡くなる。

私たちはそのような方を多く見てきました。

”怪我や病気の治療”を目的とするのではなく、
”怪我や病気の治療を抱えながら、その人らしくまた自宅で過ごせるようになること”を最大の目的とした病院があると、
より多くの方の”自宅で自分らしく”を実現できるのではないか。

そんな病院がないのであれば、まず私たちからつくっていこう。
その想いから、おうちにかえろう病院の開院準備が始まりました。

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