経験と粘り強さを携えて、私らしい暮らしと仕事のかたちを築いていく
建築系の学部を卒業後、新卒で入社した建築・不動産会社では、マンションでありながらも室内を自由に設計できるコーポラティブハウスという新しい事業の立ち上げに携わりました。土地だけが決まっている段階から、住んでくださるお客様を集め、設計や契約、施工、入居まで進めていくプロジェクトで、案件は短くても2年程はかかります。引き渡しまでの期間が延びてしまうことがあったりなど大変なこともありましたが、しっかりとご説明すれば、お客様は最後までついてきてくださるのだなと、驚きとともに実感。根気強く伴走することの大切さを、この仕事から学ばせてもらったように思います。
この会社では、育休をはさみながら約7年半勤務しました。入社して数年間は、本当に仕事のことばかりの日々で、休日も連絡がくれば返信し、朝から晩までオフィスにいて、そのあと一緒に残っていた同僚とお酒を飲んで…というような生活を送っていたときもありましたが、結婚や出産を経て、家族との時間を大切にしたいという思いが強くなり、「同業界でもリモートで勤務ができたり、家族と過ごす時間を確保できる働き方」を模索するようになって。そんなタイミングに、WANTEDLYで出会ったのがYADOKARIです。
当時は、子育ての真っ只中。子どもは小さかったし、時短勤務を希望する自分では難しいのではないかと懸念していました。でもその思いを正直に伝えるとむしろ歓迎してくれて、社員の暮らしを本当に尊重してくれる会社なのだなと感動しました。鏡祭にも足を運び、YADOKARIの内なる想いや精神性にも触れ、どんどんと会社の雰囲気に惹かれていき、ジョインを決めました。
働く姿勢に“自由さ”が加わり、理想を地に足のついた実務で支える日々
現在はプロデュースチームに所属し、YADOKARI VILLAGEの開発プロジェクトマネージャーとして、外部の方の力を借りながら、構想から設計・施工・開業までの一連のマネジメントを担当しています。前職では都心部のコーポラティブハウスや戸建て住宅等を手がけていましたが、外構やランドスケープなどの費用はどうしても最後に削られがち。地域の人にも喜んでいただけるような豊かな街並みを形成するには緑が重要ですし、できるだけ緑を近くに感じながら暮らしたいと願っている人が多いのに、その想いにじっくり向き合うことができずにいることに、もどかしさを感じていました。ですがYADOKARI VILLAGEでは、「窓から見える景色」「敷地の緑の在り方」など、空間の周辺にある自然との体験も含めてデザインや提案ができるので、とてもやりがいを感じています。
YADOKARIには、理想を語ることを恐れず、自由な発想を大切にするメンバーが集まっています。YADOKARIでの業務以外にも何か活動していたり、休まず何か興味のあることを追いかけていたりと、エネルギー溢れるメンバーばかりです。そんな人たちとのコミュニケーションはとても楽しいですし、私自身も、転職前より明るくなったと思います。前職で得た忍耐強さに、YADOKARIでの時間を通して“楽しむ”という姿勢が加わったような感覚です。私は、そんなエネルギーや想像力にあふれるメンバーのアイデアを、実務レベルに落とし込み、プロジェクトとして形にしていきたい。難題に対しても守りに入らず、トライアンドエラーを重ねながら、何でもチャレンジできる環境に刺激を受けています。
「仕事って楽しい!」、そう子供たちにも伝えられるように
プライベートでは、保育園に通う子どもたちとの時間を大切にしています。平日の午前中に開催される保育園のイベントなど、日常のひとコマに立ち会えるので、今の働き方を選んで本当によかったです。子どもたちはまだ保育園児だけど、小学生になったらまた時間の流れ方も違うだろうし、そういった変化にも柔軟に対応していきたい。将来は、楽しそうに働く自分の姿を見せていけたらいいなと思っています。
ストレスのない自由さがあるから、家でも優しく明るくいられていますし、家族の空間も温かいものになっていると思うんです。家族との暮らしを軸にしながら、自分らしい働き方を築いていく。そんな生き方を支えてくれるこの会社で、これからもメンバーがつくる一つひとつのアイディアや、想いを着実に、かたちにしていきたいと思います。