こんにちは!ネオキャリア編集部です。
今回は、当社で行ったサステナブル活動「アール・ブリュット展」をご紹介します!
「アール・ブリュット」とは「生の芸術」を意味するフランス語で、正規の美術教育を受けていない人による芸術や既存の美術潮流に影響されない表現のことです。様々な解釈がありますが、一つの解釈として「福祉」と「芸術」という二つの視点が存在し、多様性や一人ひとりの個性の重要性を受け止める芸術とされています。
2023年3月22日(水)~24日(金)の3日間に渡って開催した「アール・ブリュット展」は、地域社会貢献活動を推進する「新宿区CSRネットワーク」と、区内44の社会福祉法人から構成される「新宿区内社会法人連絡会」との産福連携で実現しました。
(障がい者や高齢者の方々の絵画、書道など素晴らしい作品が60点も展示されました!)
社員が「知る」「考える」機会をつくりたい
本展を企画したのは、当社サステナブル推進担当の高山さんです。
開催に至ったきっかけと、企画にかけた想いを伺いました。
プロフィール
社長室 サステナブル推進担当
高山さん
2020年にネオキャリアへ中途入社。子どもや障害者とのスポーツを通じた関わりを機にCSR活動をはじめ、前職では障がい者雇用、子育て支援、地域活性を中心に産官学民福の様々なセクターとの連携によるサステナブル活動を推進。産官学民未来創造コンソーシアム、子育て支援団体ミエメンに所属。
ー 「アール・ブリュット展」はどのような流れで開催に至ったのでしょうか?
高山:私が参加している社内の「照度アッププロジェクト」で、「オフィスを明るくするために観葉植物を設置したり壁に絵を飾りたい!」という意見が出たため、サステナブル推進担当として「障がいがある方や高齢者の方のアートの力を借りるのはどうか」と提案したことがきっかけです。
一方で、今回開催協力をいただいた社会福祉法人連絡会(以降、社福連)としては、「利用者さんがつくった素晴らしいアート作品を施設だけに飾るのはもったいない、もっと多くの人に見て欲しい!」という想いがありました。そこで、社福連の方に絵の展示を相談したところご賛同いただき、本展の開催に至りました。
ー 高山さんが本企画にかけた想いを教えてください!
高山:障がい者雇用や障がい者スポーツ指導に関わるなかで、知らないことが思い込みや差別を生み出していると感じるようになりました。そこで、本展が社員の「知る」「考える」機会となり、社会への理解を少しでも深めてもらえたらという想いで、本企画の準備を進めました。
社会とのつながりを肌で感じられる空間に
ー 実際にやってみて、社内の反応はどうでしたか。
高山:投票の際のコメントでは、「企業のエントランスにこのような絵画を飾る活動はとても良いと思います。お客様にも従業員にも息抜きの場になると感じました」、「個人的には購入したい作品もありました」など、とても嬉しい意見をいただきました。
社会とのつながりを肌で感じて、社員一人ひとりに色んなことを感じとって吸収して欲しいと思っていましたが、実際に「会社と社会の繋がりを感じることができました」といったコメントも多くいただけたので、本展を経て社会の景色が変わった仲間がいると信じています。
ー サテライトオフィスから足を運んでくれたり、業務時間後に見に来てくれたりする社員も多かったですよね。朝礼の時間帯で部長が「アール・ブリュット展やってるから、行ってみよう!」と声掛けしている事業部もあったようです。
出展者の方々も来てくださっていましたね!
高山:そうなんです。実際に足を運んでくださり、ご自身の作品が飾られている様子を見て嬉しそうに撮影している姿を目にした時は、開催して本当によかったと思いました。
様々な方との協働で、会社と社会の接点を増やしたい
ー 今後この活動を通して、成し遂げたいことを教えてください!
高山:障がいがある方や、高齢者の方など全ての「アーティスト」が活躍できる場を広げたいと思っています。今回、出展いただいた作品のなかから、社員を中心とした投票で「大賞」「優秀賞」「佳作」「特別賞」を選びました。微力ではありますが、福祉の方々のアート作品を披露する場を増やし、評価される機会を増やすことで、「アーティスト」としての可能性を広げ、自信を持って活躍していただける場をつくりたいです。
一年がかりでCSRネットワーク、社福連、パズルアートデザイナーなど社外の様々な組織との協働により開催することができましたが、このイベントを一過性のイベントとして終わらせないためにも、引き続き様々なセクターの方々と連携し、会社と社会の接点を増やしていきたいと思います。
~~~編集後記~~~
以下の素敵な作品が見事受賞しました!
▼大賞
▼優秀賞➀
▼優秀賞②
▼優秀賞③
▼特別賞
その他佳作は、以下のページからご確認いただけます。
https://www.neo-career.co.jp/news/article_21909/