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【Glossom大学レポート】会計入門 ~道具としての会計~

Wantedly利用者のみなさま、こんにちは!

本連載では、Glossom株式会社の社員育成プログラム、「Glossom大学」についてご紹介していきます。

「Glossom大学」とは、当社のビジョンである「広告業界のリーディングカンパニーとなる」人材を育成するため、スキル/ナレッジを習得できる各種プログラムを用意した、Glossom独自の新しい教育プログラムです。

役員が直々に講師を受け持つ講義も多く、中には人気で予約ができないほどの白熱講座もあるとか!

講義のラインナップは、役員による「勝つための事業戦略」「インターネット入門」「資本の論理」「キャリアプランの考え方」「クライアントコミュニケーション」のほか、コーポレート本部による「内部統制と業務プロセス」「労務基礎知識」「社内ツールの使い方」まで多岐にわたっています。

毎月新規講座がどんどん開設されていくので、常に新しいスキル/ナレッジを習得することができます。

今回は、「会計入門」講座に潜入取材を行いました!


道具としての会計

今回の会計講座は、Glossom大学始まって以来の人気講座となりました。初開催にも関わらず、申し込みが殺到。会議室は会計を学びたいメンバーでいっぱいです。



会計講座の目的は、会計に対するアレルギーをなくし、仕事や生活で活用できるようになることです。では、財務3表の全体像を体系的に見ていきましょう。


財務3表の全体像を体系的に理解する



この時間で扱うのは左下のエリア、赤い点線で囲まれた「財務会計=制度会計」のエリアです。
これらの財務諸表には、一般的に3つの役割があると言われています。
1.事業活動の結果/成果を外部の人に知らせるため
2.経営陣が事業実態を把握するため
3.税金を計算するため
※事業活動…お金を集める→投資する→利益を上げること 
※外部…投資家(株主)、債権者(銀行、社債権者など)


Ⅰ-① PLとは?

PLは、「Profit and Loss Statement」の略で、損益計算書のことです。

PLの作成目的は「正しい利益を計算すること」



上の表を見てください。PLの特徴は、「5つの利益、3つの収益、5つの費用」でできていることです。
PLでは、「利益=収益-費用」の公式で正しい利益を計算します。

Ⅰ-② BSとは?

BSとは、「Balance Sheet」の略で、「貸借対照表」のことです。

BSの作成目的は、「会社の正味財産」を計算することです。

「貸借対照表」=左右がバランス、一致しているからバランスシートではありません。お金を取り扱う場面では、「Balance」は「残高」を意味するので、Balance Sheet=「財産残高一覧表」の意味です。
「正味財産」とは、「純資産」のこと。「資産-負債=純資産」。この純資産は、借入金など負債を省いたもので、会社の正味資産、つまり会社の価値を表すものとなります。



ただし一口に「資産」と言っても、現金だけではなく商品や不動産、借入金、買掛金、未収入金などたくさんの種類があります。そのため「ワン・イヤー・ルール(1年基準)=1年以内に現金化/返済を要する資産かどうか」を基準に、資産を区分していきます。
BSの区分をざっくりと説明すると、「流動資産」は1年以内で現金かできる資産、「固定資産」は現金化するのに1年以上かかる資産、「流動負債」は1年以内に返済が必要な借金、「固定負債」は1年を超えて返済すればよい借金となります。

Ⅰ-③ CSとは?

CSとは、Cash Flow Statement の略で、「キャッシュ・フロー計算書」のことです。CSの作成目的は、「一年間の現金の出入れの流れを表す」ことです。



上の表のうちピンク色の点線で囲まれた「CS_直接法」と「CS_間接法」は、1年間の現金の出入りの流れを説明するためのもので、法律で定められた様式があり、2000年より上場会社での作成が義務化されました。

また、表の右側、ブルーの点線で囲まれた「資金繰り表」は、日々のお金が足りなくならないように、現金の流れを管理する目的で作成され、法律で定められた様式はありません。家計簿のようなものと覚えておいてください。

また、直接法と間接法の違いは、直接法が単式簿記に基づいて現金の動きを直接積上げているのに対し、間接法はすでにでき上がったPL/BSを使って簡易的に作成していることです。


計上のタイミング/ルールを理解する

ここで少し復習です。PLの作成目的は、「正しい利益を計算すること」でしたね。正しい利益を計算するために必要なのが、「正しい金額」と「正しい期間」です。そのため、計上のタイミングについて見ていきましょう。


売上の計上




売上の計上は、「仕事が終わった」タイミングです。「仕事が終わった」の基準とは、

  • 目に見える商品がある場合はその商品を渡した日
  • 目に見えないサービスを売っている場合はそのサービスを提供した日

会計用語的には、売上は正確には「実現主義」と言います。ただ簡略化されて「発生主義」と言われる場面は多くあります。注意すべきポイントは、会社が売上の計上基準を実態に合わせて決めること、決定した基準は継続して使用することです。


費用の計上



費用の計上は、「取引が発生した時点」を基準に行います。会計用語的には、費用は「発生主義」と言われます。

参加者からは「体系的でわかりやすかった」「財務3表の見方が理解できた」という感想がぞくぞくと。

これからは、会計を理解する人がどんどん社内に増えそうですね!

次回のGlossom大学潜入レポートをお楽しみに!

広報チームでは、今後もGlossom大学の受講レポートをアップしていく予定です。

次回の更新でまた会いましょう!

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