こんにちは!ファイブニーズの千木良(ちぎら)です。
今回は、社員インタビュー第6弾をお届けします!!
インタビューしたのは、昨年ファイブニーズに中途入社し、主に販売に関する業務に幅広く携わってきた山本将史さん。
大手企業で10年勤務した経歴を持ちながら、なぜファイブニーズに入社したのでしょうか?
山本さんのロジカルな思考を紐解きます!!
🔸一次産業の現状を変えるために転職を決意
──まずは、山本さんのこれまでの経歴をお聞かせください!
大学卒業後、パチンコ業界の某大手企業に就職しました。
そこに10年勤めていて、2019年にファイブニーズに入社した次第です。
──なぜ最初の業界がパチンコだったんでしょう。
学生の頃から、パチンコの勝率に関するロジックが面白くて、興味があったんです。
また、当時はちょうどカジノ法案が議論され始めた頃で、娯楽産業に将来性も感じていました。
──なるほど。そこから10年にわたり勤める中で、なぜ転職を考えられたんですか?
前職では、店頭での接客から始まり、ホールのマネジメントを担当するリーダー、機械も含めた店舗全体を管理するマネージャーへと、次第に職位も上がっていきました。
そうした仕事自体は責任も大きくて充実していたのですが、一方で思うようなやりがいは感じられなくて…。
端的に言えば、娯楽産業はお客様の好奇心や射幸心を刺激することで成り立つビジネスです。そうした仕事を続けることに対し、「何のためにやっているのか?」と自問自答するようになったんです。
そして、本当に打ち込めることを求めて転職を決意しました。
──それが、お酒だったと。
いや、私の場合はお酒に特別な興味があったわけではなくて…
実家が農家で、昔から漠然と「食」に興味があったんです。
それで、転職を考えたときに飲食に関する仕事が頭に浮かびました。
今の日本の農家は、流通のルートが非常に限られていて、農作物が売りづらいんです。そうした一次産業の現状に対し、どうにか支援できないかと思い、ネットを使った販売や販路開拓を学ぼうと考えました。
そうして食に関する企業を中心に見て回る中で、お酒のネット販売に強みを持つファイブニーズへの入社を決めました。
──数社を見る中で、決め手は何だったんですか?
率直に、一番面白そうだったからです。会社も、事業も、人も。
選考で社員の方々と話すうちに、純粋に興味を惹かれました。
🔸「決める」ことの難しさと大切さを知った
──では、入社後の仕事内容についても教えてください。
最初は錦糸町本店でお酒の買取をするバイヤーとして働き、基本的な買取・販売の仕組みや流れ、酒類の知識などを学びました。そして、5ヶ月ほど経って販売促進課に異動し、さらに物流センターの管理・運営も担当しました。
──販売促進は、具体的にどんな仕事になるんですか?
ファイブニーズの場合はネット販売が主なので、ECサイトの現状分析や運用改善、戦略の組み立てが中心です。
販売の最重要課題は、売上を上げること。そのために商品ごとに販売ページを増やしたり、販売方法を変えたり、価格を調整したりする必要があります。
例えば、商品を売りたいなら他の店舗が提示している金額より1円でも安く設定すればいいのでは?と思われそうですが、お客様が商品を買う理由は必ずしも金額だけではなくて、店舗の対応だったり、支払い方などの利便性だったり、色々な要因があって購入に至ります。
だからこそ、一つひとつの商品ごとに緻密な分析と考察が必要になるんです。
その作業を継続できる根気強さがあり、かつ数字を見たり戦略を立てたりすることにワクワクできる人が向いている仕事だと思いますね。
──山本さんご自身は、その仕事でどんなスキルが身に付いたと思いますか?
多角的に見る力です。
ある商品の売上が上がった要因を考えるときに、そもそもこれまでの在庫数が足りていなかったのか、国内の需要や外的要因はあるか、トータルでは売上が上がっていても売る場所や条件によって下がっているところはないか、など。1つの側面ではなく、色々な軸で考える視点が身に付いたと思います。
ちなみに、そうやって多角的に考えて販売を構築していった結果、昨年末に過去一の売上を出せたことがあって──。もちろん、たまたまヒットした商品があったりという幸運も重なりましたが、そうしたチャンスを物にできる状態をつくっておけたことは自信につながりましたね。
──まさに成功体験だったわけですね!では、ファイブニーズに入社して感じたご自身の変化は何かありますか?
「決める」ことの難しさと重要性を知ったことです。
前職は大手だったので、自分が入社したときは会社のあらゆる仕組みが全て構築されている状態でした。
しかし、ファイブニーズの場合はまだまだ構築途中のものが多いんです。だから、場合によっては一から十まで自分で決められるし、決めなければならない。決めないとその仕事は進まないわけですからね。
そうした責任感は自分自身が望んでいたものではあったのですが、いざその立場に置かれると、決断するまでに躊躇してしまうんです。何かあったときに尻ぬぐいできるだけの力が自分にあるのか、そこまで考え抜けているのか…「決める」ときは、そういった不安との闘いです。
──逆を言えば、「決める」経験ができる、というのはファイブニーズの魅力の1つかもしれませんね。
まさしく、その通りです。正直、ファイブニーズという会社の成長に人の成長が付いていけてないな、と感じることがあります。ただ、だからこそチャンスがごろごろ転がっている。それこそ、「決めれば」何でもできるわけです。
その「決める」能力と覚悟。そして、やりきるだけの時間をつくれるかどうかは、全て自分次第だと思います。
🔸思考を重ねた結果、理想の形がつくられた
──ここからは、山本さん個人のことについても聞かせてください!山本さんの独自の考え方がどのように構築されたのか気になるのですが、目指す人物像や、誰かの影響はありましたか?
難しい質問ですね…。考えたこともなかったです。
社会人になって、目の前の仕事をがむしゃらに頑張る時期が数年続き、次第に「何か違う」と違和感を覚えてから、自分のやりたいことを真剣に思考するようになって…。気付いたら、今の考え方になっていたような気がします。
──すると、ご自身の中で思考した結果として、思い描く像ができていた、と。
そうかもしれないですね。まだまだぼんやりしていますが、自分の中に理想形があるんだと思います。
あ、ただ一般的なところで言うと、イチローは好きですよ。プロ意識、ストイックさみたいなものが…。うん、あえて誰かを挙げるとしたらイチローですね(笑)。
──メジャーなところから挙げていただいて、ありがとうございます(笑)。思考するにあたって、色々なところから情報を得たり、勉強されたりしたんじゃないですか?
日頃から情報収集は意識的にしてきましたし、今もやっていますね。もっとたくさんインプットされている方からしたら全然少ないでしょうけど。
新聞はネットでですが日々チェックしますし、休日も本を読んだり動画を見たりしています。
──チェックされているのは、どんな内容が多いのでしょう。
ビジネスや時事、政治のニュースも見ますし、お酒の知識を知れるYoutube動画も見ていますね。それはお酒を飲んで、味わいなどを点数付けしていくチャンネルなんですが、勉強のつもりで見ています。
お酒を購入されたお客様と電話をすることも多いので、お酒の知識があったほうが会話がスムーズなんですよ。
──その向上心は素晴らしいですね!ちなみに、ご自身でもお酒を飲むようになりました?
飲む頻度は増えましたね(笑)。勉強というより、純粋にお酒が好きになってきました。特にウイスキーとか蒸留酒を飲むことが多いです。
🔸どんな仕事でも、最後まで熱中していたい
──では、今後のビジョンについてはどうでしょう。ファイブニーズで成し遂げたい目標はありますか?
新規事業の立ち上げに携わりたいです。それも、自分の目標のために、一次産業に絡む事業が理想です。
例えば、一次産業でつくったものをOEMなどで製品化して、飲食店に販売したりとか。そういう既存の流通とは違う流れが生み出せたら、ファイブニーズのビジョンともマッチするし、私自身のやりたいことにもつながります。もちろん、需要はあるかとか、マネタイズできるかとか、考えないといけないことはたくさんありますけどね。
今ファイブニーズは上場を目指して準備を進めていますが、もし上場できたらこれまでよりもっと規模が大きなことに挑戦できるようになると思いますし、個人的にもこの先の会社の流れが楽しみなんです。
──その先の、最終的なゴールなどは描いていらっしゃいますか?
いえ、ファイブニーズで何ができるかということも定まっていない状態なので、まだはっきりとはイメージできていないですね。
ただ、「死ぬまでにこうなっていたい」という漠然とした思いはあります。
安野モヨコさんの『働きマン』という漫画の中で、“仕事しかない人生だった”じゃなくて、“仕事したな”って思える人生にしたい、という内容のセリフがあるんです。
その言葉が強烈に印象に残っていて…。
要は、死ぬときは前のめりで死にたいんです。
どんな仕事でもいいから、熱中して終われたら最高ですね。
──最後に、求職中の方に向けてメッセージをお願いします!
自分のやりたいことは、とことん考えたほうが良いです。
正直、転職ってしんどいじゃないですか。自分も前職からファイブニーズに来たのが初の転職だったんですけど、働く環境に慣れるのも、人間関係を一から構築するのも大変ですし。だから、「面白そうかも」という軽い気持ちで転職先を決めると、後々自分がつらくなるんじゃないでしょうか。
ここで何がしたいのか、何を求めて入るのか。何かしんどいことがあっても、「これを成し遂げたいから頑張っているんだ!」と自分で強く思えるくらい、考え抜いて会社を選ぶことをおすすめします。
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