『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』という言葉をご存じでしょうか?
ドイツの初代宰相であるビスマルクの名言です。
当社では、誰もがライトアップの20年分の歴史を知り、それを武器に戦えるように、新しく入社された方/新任管理職向けに、月に1回社長による「ランチトーク」を開催しています!
気になることを直接質問し、社長から答えてもらうことができる1時間です。
今回はその様子をのぞき見 |ω・)チラッ
採用担当の塩崎が感想も交えて内容をお伝えしますーー!
Q.新規事業の展開の際に意識していることはなんですか?
A.サービスではなく「ビジョン」で差別化すること
まず白石さん(当社代表取締役社長、普段は「白石さん」と呼んでいます)が話していたのが、「ペルソナ」について。
誰かの困り事を解決するとお金が貰える。これがビジネスの原理原則です。
例えば、お腹が空いているひとにご飯を提供するとお金が貰える。
ライトアップでは、中小・零細企業の困りごとを解決することをビジネスにしています。
ペルソナは、55,6歳の中小・零細企業の社長。IT活用はゼロではないけど、ちょっと苦手意識がある。社員数は10名くらい。家族にも少し頼っていて、例えば奥さんが経理もやっている。
こういった方をイメージしてサービスを提供しています。
例えば過去には、累計3万件以上販売されている大ホームラン級サービス、「SEOオートマチック」というものがありました。
ITに詳しくないけど、SEOをやらないといけないらしい、という方を対象に割り切って作ったサービス。月額1万円でできる全自動のSEOサービスということで、非常に人気を集めました。
ただ、サービスが好調な裏で、良いサービスだからこそすぐにサービスを真似されたそうです。
僕としては、その時にどのような対応をしたのか非常に気になったのですが、白石さんの考え方は非常にユニークでした。
どうやったら真似されないのかを考えたものの、「どんなサービスでも必ず真似される」という結論にたどり着いたそうです。
確かに、良いサービスがあれば丸々真似することはないけど、インスパイアされてそれをより良くしたサービスを作ってしまうかもしれない・・
ちなみに、白石さんは似たようなサービスを作ってしまうかもしれないので、類似サービスにはログインしないようにしているそうです(笑)
サービス開発者としてのすごい信条だなと感じました。
▲助成金自動診断システム「Jシステム」
当社の2020年ヒットサービスですが、ちらほらと類似サービスも・・(苦笑)
どんなサービスでも、売れると分かればすぐに真似される。
では、どうやってサービスを差別化できるのかというと、「ビジョン」に基づくそうです。
「全国、全ての中小企業を黒字にする」
※「全」という漢字を2つ使って強調しているのは、全地域・全業種・全ての規模の会社に提供できる、普遍的なサービスを提供しようという想いからです
ライトアップと同じように、赤字の中小企業を正面に据えて価値提供している会社は世の中に1社もありません。その点で、サービスを真似することはできても、コンセプトを真似することは非常に難しいのです。
実は、中小・零細企業向けのビジネスならではの大変な部分もあります。
ホテルだと1泊6000円を切るとクレームが急増し、逆に1泊1万円より高いとクレームが急減するそうです。あえて率直に書くと、お金を持っていない人がクレームを言ってしまう。
toCサービスとの比較なので、一概に同じとは言えないですが、赤字の中小・零細企業を対象にすると、お金がないので売るのがまず大変、売った後もすごく大変です。
そのため、大手企業が参入したとしても1,2年で撤退するケースが多いです。
同様に、1億円くらい資金調達したスタートアップが、ライトアップのサービスを丸パクリしたことも何度かあったそうですが、必ず半年、1年経つと撤退してしまったそうです。
やはり、大手企業でも耐えられない市場なので組織が未成熟なスタートアップが「お金を持っているから」というだけで対応することは難しいようです。
誰かが売れるサービスを作ったら、みんながそれを真似してより良いものを作っていく。これは健全な資本主義のルールです。
そういった意味では、サービス自体の差別化は難しいのかもしれません。
では、なにで差別化するかというと「全国、全ての中小企業を黒字にする」という当社のビジョン。
そうすると本当に誰も参入してこないし、何をやってもオンリーワンなることができるのです。
全国、全ての中小企業を黒字にするために、本気で取り組みたいと感じてくださった方。
ぜひまずは面談からできればと思います。
ご応募、お待ちしております!