白保 博之のプロフィール - Wantedly
株式会社ワクトリ, 営業本部 1991年生まれ、東京都出身 元々旅行が好きなことから、新卒でJTB首都圏株式会社 神保町店にて店頭営業として勤務。 5年間、個人・団体幅広いお客様に旅行の提案や手配に従事しておりました。 特に波風もない社会人生活に「このままでいいのか?」という思いと自身の成長のために転職を決意。 ...
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こんにちは。
ワクトリ採用広報の長田です。
今回は、2025年3月に入社された営業本部の白保さんにお話を伺いました。
大手旅行会社、そして外資系保険会社での営業経験を経て、白保さんが次に選んだのはバイクでの日本一周でした。
約1年をかけて全国を巡る旅の中で、各地の魅力とともに、地域が抱えるさまざまな課題を目の当たりにしたといいます。
その経験が、彼の“観光業に対する想い”を大きく変えるきっかけとなり、ワクトリでの挑戦の後押しにもなりました。
今回は、その旅を通じて得た気づきや価値観の変化について、お話を伺いました。
▼自己紹介
名前:白保 博之(しらほ ひろゆき)
入社:2025年3月
所属:本社営業第一課
趣味:ツーリング・旅行
——まず初めに、ご経験と経歴を教えてください
大学を卒業してから、国内最大手の旅行代理店に入社し、カウンターセールスとして5年間働いていました。お客様に旅行の提案をしたり、チケットの手配等がメインでしたね。オフィス街の店舗だったので、企業の団体旅行や慰安旅行の出張手配から、個人旅行や学生の卒業旅行まで、様々なお客様のニーズに対応していました。
ただ、カウンターでの仕事を続けていく中で、「もっとお客様と深く、長く関わる仕事がしたい」と思うようになり、転職を決意しました。その後、2019年から2021年までは、外資系の生命保険会社でファイナンシャルプランナーとして働き、お客様のライフプランに合わせて保険商品を提案していました。
——2021年に退職された後は、何をされていたんですか?
実は、在職中から「次に仕事を辞めるときは、自分がやりたいことを思いっきりやろう」と決めていたんです。なので、退職後は“バイクで日本一周する旅”を計画しました。
まずは普通自動二輪の免許を取って、旅の資金を貯めるために1年間デリバリーのアルバイトをし、その後、2022年8月に日本全国を巡る旅に出発しました。
——なぜ日本一周をしようと思ったのですか?
父が沖縄出身だったこともあり、子どもの頃から飛行機に乗って地方を訪れる機会が多く、旅はいつも身近な存在でした。大学では国際観光学を学び、新卒で旅行会社に就職したりと、気づけば“旅”が自分の人生の軸になっていたんですよね。そんな中で、「いつか日本一周をしてみたいな」という思いがあり、仕事を辞めるタイミングで「今しかない!」と思い実現しました。
——どのようなルートで日本を巡ったんですか?
2022年8月に西日本から出発し、まさに “伊能忠敬スタイル” でひたすら地図をなぞりながら進みました(笑)
まず、静岡・名古屋を経由し、伊勢・四国・鹿児島へ。そこからフェリーで沖縄に渡り、その後は東日本を時計回りに巡りました。
冬はバイクで移動しづらい場所が多かったので、旅を一時中断し、途中で立ち寄った箱根の温泉地で、ホテルのフロントスタッフとして半年間働きながら過ごしました。
——旅の間は、どんな過ごし方をされていたのですか?
正直、移動以外の時間は意外とハードでした。天気予報やルートの確認はもちろんのこと「行きたい場所」や「食べたいもの」を事前にリストアップし、移動時間や滞在時間を計算しながら動いていました。毎晩寝る場所を探す必要があったので、キャンプ場や民宿を探したり、時には野宿することもありました。苦労もありましたが、それも含めて旅の面白さを感じながら続けていました。
——リゾートバイト中はどうでしたか?
まず驚いたのは、宿泊業界で “派遣社員” として短期間の勤務ができるという点でした。宿泊施設で働く方は、正社員だけだと思っていたので意外でしたし旅好きの自分にとって、自由な働き方ができるのは大きな魅力でした。
さらに、お客様には海外の方も多く、異文化に触れる機会が豊富。英語を使う場面も多く、毎日が刺激的で、学びの多い環境でしたね。
——旅先での交流や出会いはありましたか?
はい!本当にたくさんありました。特に、地元の居酒屋やバイク仲間が集まるカフェなどでの出会いが多く、現地の方や同じようにバイク旅をしている人たちと交流しました。旅先で意気投合して、一緒に次の目的地までツーリングすることもあり、その場でしか味わえない最高の経験でした。
——1年間の旅の中で、特に印象的だった出来事はありますか?
青森のねぶた祭に飛び入り参加したことです!北海道を回っていた時期に、現地で仲良くなったバイク仲間から「ねぶた祭には出ないの?」と言われ、最初は「見に行くのではなく、参加するの!?」と驚きました。話を聞くと、“ハネト(跳人)”という踊り手として毎年全国のライダーが集まり、誰でも参加できるお祭りだと知りました。「せっかくだから!」と勢いで飛び込んだのですが、東京出身の僕にとって、こんなに大規模なお祭りに出る側として参加したのは生まれて初めて。本当に貴重な思い出になりました。
——旅をする中で、現地で体感したことはありましたか?
旅をしながら各地を巡る中で、その地域ならではの魅力を感じる一方、観光業が抱えるさまざまな課題にも気づかされました。特に“郊外地域”や、観光ガイドにあまり載らないスポットは、他の地域に比べて人が少ないことをすごく実感しました。
一番ショックだったのは、3年ほど前に旅行で訪れた地域の飲食店がほとんど閉店していて、街全体がシャッター街になっていたことです。
観光業は、新型コロナや為替の変動、自然災害など外部要因にすごく左右されるんだなと改めて感じました。仕方のないことだと分かっていても、以前の活気が失われている光景を見ると、やっぱり寂しい気持ちになりましたね。
——課題に対して、今取り組んでみたいことはありますか?
こうした課題を目の当たりにして、今は自社サービスである「リゾートバイト」を通して、地域に人が関わる仕組みをつくることに取り組みたいと思っています。リゾートバイトと聞くと、「短期」「単発」「学生限定」というイメージが強いかもしれません。
でも、実際に現場で働く方々と話してみると、「留学前の準備」「移住のお試し」「退職後のセカンドキャリア」など、さまざまな目的を持った人がいることを知りました。
つまり、リゾートバイトは単なる労働力の補填だけでなく、地域に人が関わり、文化や自然に触れる機会を生むことができるんです。一時的だとしても、都市部の若者やさまざまな人が地域と関わる仕組みをつくることに挑戦していきたいと考えています。
——ワクトリに入社を決めた理由を教えて下さい
旅から戻り、ワクトリの求人を見つけなんとなく「面白そうな会社だな」と感じたのが最初の印象です。
これまで旅や仕事を通して、日本各地の宿泊施設や観光地に触れてきました。その中で地域と関わるほどに、「この場所をなくしたくないし、なくしてはいけない」という思いが強くなっていったんです。
観光業が衰退すると、その地域の魅力自体も失われてしまう。だからこそ、自分なりの形でこの業界に貢献したいと思うようになりました。
ワクトリは、人材という切り口から観光地を支えている会社だと感じています。観光地で働く人を送り出し、その人たちが現場でやりがいや地域の魅力に気づき、「もっと観光業界を良くしたい」と思う。この流れが業界全体の未来にもつながる。そうした考えに強く共感し入社を決めました。
——今後、どんなことをワクトリに期待されていますか?
入社のきっかけにもなったのですが、「観光業を人材で支える」というワクトリのコンセプトには、すごく大きな可能性を感じています。自分もその一員として、会社の成長にしっかり貢献していきたいと思っています。
その中で、営業として一番大事にしているのは「信頼の獲得」です。お客様やスタッフの方々と信頼関係を築けてこそ、良い仕事ができると思っています。観光産業に関わる者として、同じ目線で課題に向き合い、一緒に成長していける関係をつくっていきたいですね。
まだワクトリの知名度は決して高いとは言えませんが、だからこそ、これから多くの方に会社の魅力を知ってもらえるチャンスがあると思っています。その中で、自分自身もブランド価値や認知度を高めるための発信に積極的に取り組み、「ワクトリっていい会社だよね」と自然に言ってもらえる存在を目指したいです。
ワクトリは、何事にも前向きに、明るく挑戦できる方にぴったりの職場だと思います。失敗や挫折を経験しても、そこから学び、次に活かせる強さを持っている人ほど、この仕事にやりがいを感じられるはずです。
私自身、面接の際は、これまでの経験や想いをできるだけ素直に伝えることを意識しました。「前職を選んだ理由」「日本一周をした理由」「入社後に実現したいこと」など、自分の行動の背景にある“なぜ”を大切にし、単に経歴を並べるのではなく、「自分という人間」を理解してもらえるように話しました。
結果的に、そうした想いを丁寧に汲み取っていただけたことで、今はワクトリで大きなやりがいを持って働くことができています。そして、「ここなら自分の想いを形にできる」と感じられたことが、入社を決めた一番の理由です。
これから応募を考えている方に伝えたいのは、自分の想いや考えを偽らず、正直に話してほしいということ。ワクトリには、相手の本質にしっかり耳を傾けてくれる仲間がいます。あなたの言葉や経験に向き合い、理解しようとしてくれる人たちが必ずいます。
旅や観光が好きな方、自分の想いを形にしたい方、新しい価値観を広めたい方、そして「WORKTRIP」という考え方に共感してくださる方には、ぜひこのフィールドに飛び込んでみてほしいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ワクトリでは、今後更にワクトリを盛り上げていくため沢山の仲間が必要です。
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