こんにちは、WingsインターンのJinjiです。Wingsにはかれこれ、1年と5ヶ月在籍しています。
この度就職につきインターンを卒業するにあたり、僕がここにたどり着いた経緯から、ここで得たこと・学んだことをブログにまとめます。
「学生生活もっと濃密にしたいなぁ」、「長期インターンするか迷うなぁ」、「毎日にもっと刺激が欲しい!」という悩める学生に少しでも参考になれば嬉しいです。
卒業まであと1年、「何か」をしたくなった。
僕の大学は3年制で、3年の後期にインターンシップが義務付けられています。当初は就活をしながら無難にこなせばいいや、と思っていました。しかし就活を進め、「自己分析」「ガクチカ」と過去の自分と相対させられる度に「あぁ、大学生活、もっと濃くしたかったなぁ」なんて思うようになりました。
大学卒業まで残り約1年、貴重な学生生活を有意義に過ごしたいという漠然な気持ちと、今の無防備な自分のままビジネスの世界に足を踏み入れることへの焦燥感の果てに閃いたのが、「今からインターン始めて自分を鍛えればいいじゃん!」でした。
「英語」「主体性」でたどり着いた、World Wide Wings
自分を鍛える!などという曖昧な考えから始めたインターン探しはもちろん難航しました。
「長期インターン 東京」でヒットした求人サイトを調べ続け、袋小路に陥りました。自分が何を探しているのか自分がわかっていないと、こうなります。どれほど頑張ろうと、目標を正しく置き、そこへ適切に取り組まないと人は迷子になってしまうことがあるようです。野球のダルビッシュ選手もある日のツイートで「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」とおっしゃっていたことがありましたが、当時の僕はこれを理解しきれていませんでした。
検索ワードを絞るべく、自分は最終的にどんな仕事をしていたいのか、今の自分はどこにいるのか、どいうすれば近づくのかなど、自己流でゴールの逆算を始めました。
僕の将来のビジョンはまだまだ鮮明とは言えません。日本のモノを世界レベルで提供できたらおもしろいだろうなーという漠然な思いです。サービスなのか商品なのか、既存プロダクト開発の上流に関わりたいのか、自ら0→1で企画開発するのか…。自己流「自己分析」の果てに自分に必要なのは、
「語学を活かせる環境」「課題解決をひたすら実践できる環境」「経営の根幹に近づき勉強できる環境」
だと決めました。
「長期インターン 英語 裁量権」と、そんな感じで検索したらWantedly流れつき、その独特なポップな記事とカジュアルな雰囲気にピンときて、そこでさらに会社を探すことにします。そして「英語」「裁量権」「グローバル」などと謳う星の数ほどの募集記事の中で、一番惹かれた会社がWingsでした。
外国籍社員が多数在籍し英語が使える環境であること、大きくない組織だからこそ代表との距離が近いこと、ボトムアップな体制であること、インターンに大きな裁量権があり主体的な働き方を期待されていること、と「見つけちゃったかも!」感で嬉しくなったことを覚えています。
これを伝えたい:Wingsで鍛える二つのスキル
ー 目標設定力
Wingsインターンではプロジェクト毎に「Wings Log」と題する目標管理フレームワークを構築しています。インターンを探していた時の僕の様に、人は何かに取り組むとき、どんなに頑張ろうと目標を正しく設定し適切なアプローチをしないと、気がつけば迷路に迷い込んでいたなんてことになり得ます。Wings Logはそんな状況を回避するべく、そのプロジェクトの目的に対し迷子にならず、真っ直ぐ向かえるような道標の役割を持ちます。
上記が実際のWings Logのテンプレートです。
プロジェクトの目的・目指す状態(GOAL)があり、そこに到達するために達成すべき項目(TO BE)、それに対する現状の分析(AS IS)、現状と達成状態の乖離とそこに存在する仮説立ておよび課題の定義(GAP)、そして最後にアクションプラン(SOLUTION)に落とし込むという流れです。
僕が入社後初めて取り組んだタスクが、外国籍従業員向け福利厚生プロジェクトにおけるイベント企画開催のWings Log作成でした。GOALはなんとか立てたものの、TO BEが一つしか出てこない…なんとか完成させたLogもフィードバックの嵐でした。
ただ、それも回を追うごとにコツを掴み、当初はLog一つを仮完成させたら日が沈んでいたのに対し、今ではカップラーメンを10回作る間にまとめることができます。TO BEをSMART (Specific, Measurable, Achievable, Related, Time-bound)にMECEできるか、GAPを正しく言語化できるか、SOLUTIONをいかに具体化できるかなど、とても難しいですが毎回をトレーニングだと思って取り組むことで少しずつ慣れていきます。
このフレームワークはつまるところ、インターン探し中に行った自己流「自己分析」の超洗練版、ということになります。おそらくこれを知っていたら、もっとすんなりWingsに辿り着いていたかもしれません。でもWingsに所属したからこそ学べたものであるので、鶏が先か卵が先か、みたいな話になりますね。
脱線しましたが、僕が言いたのはWings Logはすべての目標設定や課題解決における基盤の枠組みになるということです。そして、世のビジネスも多くが課題解決型サービスなのであれば、このトレーニングで鍛えた目標設定力は自分が進んでいくビジネスの世界において、とても重要なスキルになると思っています。
ー 決断力
WingsインターンにはCSO (Chief Student Officer) というポジションがあります。
CSOの詳細は過去のブログでも紹介されていますが、説明の言葉を借りると、
「インターンのパフォーマンスの最大化」をミッションとし、インターン組織課題・採用課題の解決」
を主たる業務とするインターンのリーダーです。
僕は入社5ヶ月目に、3代目のCSOを担わせていただくことになりました。自分で引き受けておきながら、就任当時は「背伸びしすぎたかも..?」と新たに背負う仕事と責任にお腹が痛くなったこともありました(ここだけの話。)
右往左往する中、代表のJoeiさんから「リーダーに必要なのは意思決定で、決断力が大事。これを経験する良い機会だから、思い切ってやってみて」とアドバイスをいただき、ハッとしました。
世界のトップを牽引するGAFAMも、その意思決定がキーだという事実があります。平均で約1.5週間に1社を買収している凄まじいスピード感を持つGoogle社の新規事業開発を担う機関であるGoogle Xも、失敗の数の多さが評価対象になるという革新的な人事評価基準を設けているとかなんとか。
CSOの限られた任期でやるべきことは「じっくりたくさん考える」ではなく、「自分で意思決定し提案する、ダメならダメ、OKならOK、すぐにトライ」だとやっと気がつけたんです。
僕はCSOの任期の約半年間で以下の意思決定を形にしました:
- チーム制度導入
- 4ターム制度導入
- 目標管理制度の改善
- On-boarding制度の改善
個々のプロジェクトに対しWings Log を練り、Joeiさんにすぐ提案。フィードバックをもとにブラッシュアップし、再提案。GOサインをいただけば、すぐに一つ目のTO BE(結果目標)に移り、隙があれば周囲のインターンに意見を求め、良い!と思うアイディアは即採用し、途中でこれは違う!と思えばLogの範囲内ですぐに方向転換。自分なりのスピード感で走ってみました。
各プロジェクトの紹介もしたいところですが広辞苑もびっくりな長さになってしまうので、ここでは割愛します。が、プロジェクトで達成したこと以上に、CSOとしての半年間が「決断力」を鍛える最高の機会であったということが、僕にとってなによりも大切な結果です。
最後に、「迷ったらGO」です。
Wingsでの1年半にはチャンスがそこらじゅうにゴロゴロ転がっていました。
- スプレッドシートを上達させたいけど、なにをしよう?
- →採用管理システムを作ってみる
- もっと英語を使いたいけど、外国人の先生方とまだ距離がある、、、
- →日本語教室をプロジェクト化し、関わる機会を作ってみる
- 組織マネジメントの経験を積んでみたい、、、
- →CSOに立候補してみる
などなど。
鍛えたいスキルがあれば関連するプロジェクトに手を挙げてみる。プロジェクトがなければ、自ら提案し立ち上げてみる。と、主体性を持ってアクションを起こせばなんでも挑戦できちゃう環境だと感じます。
ただ、チャンスは転がっていても、拾いに行かない限りは自分のものにはならないです。
僕自身、最初のプロジェクトとしてイベント企画開催をする際、いきなり主導していいのかなと迷った記憶があります。企画を提案するのに手汗がびちょびちょでマウスが動かなかったこともあります。でも、結果的にイベント開催を経て先生方と一気に距離が縮んだり、自分主導でプロジェクトマネジメントをすることにビビらなくなったりと、その後のインターン活動において最高のスタートを切ることができたと思っています。
今インターンに応募するか悩んでいる人、目の前のことに取り組んでみるか迷っている人、思い切ってボタンを押しちゃいましょう!一度押してみれば、目の前にチャンスがどんどん転がってきます。
「英語を使って働きたいなぁ」、「経営をすぐ隣で勉強したいなぁ」、「新規事業立ち上げに興味あるなぁ」、「学生生活もっと何かできないかなぁ」と考えている学生が、Wingsへ「GO」してみて、挑戦できる環境を活かしながら目標に向かって進んでくれると、僕も嬉しいです。