こちらはWHITEPLUS Advent Calendar 2019の5日目の記事です。
こんにちは!
自宅にいたまま出せるネット宅配型のクリーニングサービス「リネット」の生産開発部の小川です。リネットの生産管理を担当しています。
「生産管理って何だ??」と思ったあなた。そんなあなたにぴったりです。今回のテーマは、リネットの生産管理の仕事内容とやりがいについてご紹介します。
生産管理とは何か
生産管理の一般的な定義は以下の通りです。
生産管理(せいさんかんり)とは、経営計画あるいは販売計画に従って生産活動を計画し、組織し、統制する総合的な管理活動のこと。(出展:Wikipedia)
ちなみに生産管理の目的は、
「要求される品質の製品を、要求される時期に、要求量だけを、効率的に生産すること」
らしいです。つまり、「要求される品質の製品を、要求される時期に、要求量だけを、効率的に生産する」ために、何でもするということですね!
リネットの生産管理は何をしているのか
リネットは自社のクリーニング工場を持っている訳ではないので、パートナーとして提携させていただいているクリーニング工場の生産管理を行なっています。
リネットにおける「生産」とは、お客様からお預かりした衣類をクリーニングすることをいいます。
つまり、リネットの生産管理は、衣類が一定の品質でクリーニングされるように、作業や設備、資材、人員の管理などを行なっています。また、工場の経営支援も行なっています。
ここまでは一般的なクリーニング工場と同じことを行なっていますが、ネット宅配型のクリーニングサービスならではの特有の業務がいくつも存在します。
例えば、配送に関連する作業について。
リネットの提携工場では、お客様からお預かりした衣類を入荷する作業や出荷する作業も行なっています。入荷した衣類を、発送日から逆算して優先順位を付けて検品をする作業や、出荷する衣類を梱包する作業はリネットならではのものです。また、複数の配送事業者さんと関わっていますので、各事業者さんとの調整も行います。
このように、リネットの生産管理は、一般的なクリーニング業よりも広い範囲で業務を行うことになります。
次は、リネットの生産管理でしかできないことをより詳しくご紹介していきます。
リネットの生産管理でしかできないこと
入荷してから出荷するまでのすべての工程を管理する
先ほどご紹介したように、リネットはお客様のご自宅から衣類を預かりするところから、衣類の入荷→検品→料金確定→洗浄・仕上げ→梱包・発送→お客様のご自宅にお届けするところまでのすべての工程を管理しています。
以下が、リネットの工程のイメージ図です。
図のよう一般的なクリーニング企業には配送などの独自の工程も管理しているので、その分難易度が高いことに挑戦しています。
品質基準が高いリネットだからこそ独自の指標が存在する
リネットには一般的なクリーニング企業とは違って独自の指標があります。一般的なクリーニング企業では、紛失や破れといった万が一の場合を「事故」と定義して賠償を行なっていますが、リネットの「事故」の基準はより厳しいものにしています。
例えば、「シミが取れていない」「シワになっている」など、お客様が仕上がりにご満足いただけなかった場合に再仕上げを希望されることがあります。リネットではその再仕上げも含み「事故」と定義し、いわゆる「事故率」を改善するために、定期的な品質監査を徹底的に行なっています。リネットには、「お客様にお気に入りのお洋服を長く着ていただきたい」という想いがあり、品質にこだわりがあるからこそ、このような独自の指標があります。
どの工程に課題があるのか、自分たちで分析をし改善策を出す
ここまで、リネットの独自の工程、独自の品質の基準をお伝えしてきました。事故率を下げるために私たちはさまざまなことをするのですが、事故にも沢山の種類があります。
例えば、「シワ」一つをとっても、プレスが悪くて変な跡が残ってしまった、梱包の状態が悪く配送している間にシワがついてしまった……などさまざまな原因があります。この事故率を下げるためには、どの工程でどのように問題が起るのかを分析し改善策を考えなくてはいけません。リネットは工程が多い分、事故の原因となっている事柄も多いです。したがって原因の解決のために独自の方法を考えて、まだ誰もやったことのない新しい挑戦をする機会が多いのが特徴的です。
リネットの生産管理のやりがいとは
ここまで、リネットの生産管理でしかできないことを説明してきました。
リネット独自の仕事が存在し、独自の改善策を見つけていかなくてはいけないので、私は道がないところに道を作る仕事だと思っています。どうすればお客様の満足する品質をお届けすることができるのか、必死に考えてチャレンジする毎日です。そんな経験を積みたい方がいらっしゃれば、ぜひ一緒に働きましょう。