2014年1月12日のがっちりマンデー!!社長新年会の2次会です! 社長がこっそり教える!2014年「来る」会社はココ
TBS「がっちりマンデー!!〜日曜に勉強!月曜から実践!〜」公式サイト。毎週日曜あさ7時30分から放送。出演者:加藤浩次、進藤晶子 2014年1月12日のがっちりマンデー!!社長新年会の2次会です! 社長がこっそり教える!2014年「来る」会社はココ
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2014/0112.html
こんにちは。ホワイトプラス人事の高見です。今回はデザイングループでリードデザイナーとして活躍している、野末さんにお話をお伺いしてみました。野末さんは今年の6月に入社をされたので、なぜ転職しようと思ったのか、なぜホワイトプラスを選んだのか、入社してみての会社の強みや課題、今後やりたいことなどを中心に話していただきました。
早速ですが、ホワイトプラスに来るまでの経緯を教えてもらえますか?デザイナーになろうと思ったきっかけについても教えて欲しいです。
僕、実は高校生の時にスケーターだったんですね。今思えばそれがデザインに興味を持ったきっかけでしたね。スケボーにどっぷりはまっていた時期に、同じストリートカルチャーであるグラフィティアートにすごく影響を受けたのを覚えています。あと昔から絵を描くのが好きだったのもあって、高校生の終わり頃にはデザイン関係の仕事に就きたいという想いが芽生えていました。そしてデザインの専門学校に進学したんですよ。
専門学校を卒業して、まずアパレル関連の会社にグラフィックデザイナーとして入社しました。その会社には自社ブランドがあって、入社して数年はそのブランドのグラフィックデザインを中心に仕事をしていたのですが、ある時オンラインストアを作るというプロジェクトが立ち上がりまして、自ら手を挙げてオンラインストアのWEB担当をさせてもらいました。
グラフィックとはまた違ったデザインの世界に衝撃を受けたのと同時に、WEBはすごく可能性のある領域だなと感じました。その過程でWEBのことを独学で勉強して、様々なノウハウを吸収したんですが、独学で学んだスキルでは素人の領域は超えないなとある時気づいたんですね。
そこで、本格的にWEBデザインを学びたいと思い、2社目ではWEB制作会社に入りました。
その会社で様々なクライアントワークを通してデザインの経験だけでなく、プロのクリエイターとはどういう仕事なのかを学んだ気がします。デザイナーは「かっこいい」とか「かわいい」モノをただ作るのではなく、このデザインにする理由や目的まで徹底的に考える事が求められました。このような経験を数多く積めたのはとても貴重だったと思います。
そして、その当時一緒のチームで働いていた先輩からのお誘いで3社目に転職しました。
3社目はいわゆる事業会社の中の制作部門で、そのグループの立ち上げからジョインしました。
業務はクライアントワーク8割+自社事業2割といった割合で、クライアントワークでは目的に合わせたコンセプトメイキング、デザイン、そしてディレクションや運用まで幅広く経験しました。
WEBの領域だけでなく、広告、DTP、CI/VI、プロダクトのデザインまで携わる事ができたため、デザイナーにとって素晴らしい経験になったと思います。
また自社事業ではチームで協力しながらKPIを達成するための施策を実施したり、自社のブランディングに関わるようなデザインにも数多く携わる事ができました。
この会社でクライアントワークと自社事業両方を経験できた事で、デザイナーとしてのバランス感覚や、事業に対するデザイナーの関わり方を学べたのではないかと思います。
ありがとうございます。その時々で学んだことを言語化できるの素晴らしいですね。3社経験してそこから転職しようと思ったきっかけってどんなとこだったんですか?
前職ではクライアントワークがメインで、クライアントからデザインに対する評価はいただけていたものの、デザインを作って納品して終了みたいな事がほとんどだったんです。
作ったデザインによって何が変わったのか?デザインは誰かの役にたったのか?デザインの力で会社や事業は成長できたのか?とか、自分のデザインが社会の中で価値のあるものだという実感がどうしても沸かなくて、そういう願望や想いが強くなったのが事業会社に転職しようと思ったきっかけですね。
じゃあ転職活動ではインハウスの会社を中心に受けられていたんですか?
そうですね。最終的にはホワイトプラスと、ウェディングのメディアを運営している会社と、子育てや保育などのWEBサービスを運営している会社の選考を受けていました。
なるほど、そうだったんですね。その中でもどうしてホワイトプラスを選んだんですか?
僕と妻が以前からリネットを利用していて、リネットが好きだったというのが一番の理由ですね。サービスを利用する中で、もっとリネットのデザインを良くできそうだなと感じていたところもありました。
(※リネットとはホワイトプラスが運営するネット完結型クリーニングサービスのこと)
それとリネットがO2Oというサービスの業態であることも個人的には興味がありました。
※O2Oは「Online to Offline」の略。ネット上(オンライン)から、ネット外の実地(オフライン)での行動へと促す施策のことや、オンラインでの情報接触行動をもってオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策のことを指す。
リネットはたしか2014年にがっちりマンデーという番組でリブセンスの村上社長がオススメしていたのを見て、知って、使い始めましたね。
当時のがっちりマンデーの放送内容はこちら
自分がユーザーだったってのは大きいですよね。僕も家族がリネットのユーザーで、便利なサービスだなーって思って、リネットを提供しているホワイトプラスがどんな会社なのか気になって選考を受けたんですよ。
高見さんもそうだったんですね。やっぱりインハウスのデザイナーとしてキャリアを選ぶうえで、自分事化できるかどうか、自分がサービスに愛着を持てたり、そのサービスのデザインやサービス運営している会社にのめりこめるかどうかは会社選びの基準として見ていたと思います。やっぱりクライアントワークではなく、その会社の事業としてずっと携わるわけですから、そこは外せないなと思いました。
現在の仕事内容について教えていただけますか?
今はデザイングループのリードデザイナーとして仕事をしています。グループマネージャーと密にコミュニケーションを取りながら、個人のタスクだけでなくチーム全体を見ながら業務に携わっています。
事業の目的や目標をブレイクダウンして日々のタスクに落とし込み、チームとしてどういう仕事の仕方をすれば最適かつ生産性の高いアウトプットができるのか、常に試して改善している状況ですね。
それ以外にも長期的なプロジェクトにメンバーとして入っていたり、社内文化醸成のための社内イベントの企画でデザインが必要なものに関してはデザインを担ったりもしています。
個人のデザインの業務ではどんなことをしているんですか?
業務は大きく分けて3種類あって、1つ目はサイトのUI/UXや、ランディングページのデザイン、メルマガ、バナー制作など、事業のKPIを達成するために日々PDCAを回しながらサービスを改善していく業務です。
2つ目はアパレルブランド様やカード会社様とタイアップをするアライアンス案件ですね。リネットの事をより多くの方に知ってもらうために、アライアンス先の企業様と協力をしながら様々な施策を実施していて、その中で必要となるサイトや冊子、POPなどの媒体物を制作しています。
3つ目は比較的足の長い大きなプロジェクトですね。
例えばリネットのブランド戦略の根幹に関わるペルソナやデザインシステムの策定をプロジェクトメンバーとともに進めています。
デザイナーはただモノを作るだけでなく、ブランド全体のクリエイティブに責任を持つ必要があると思うので、ブランドにとって最適なアウトプットが出来るように土台を固めるための業務にも積極的に携わっています。
まだ入社されて間もないですが、ホワイトプラスについてどんな会社だと感じていますか?
まずは会社としてのビジョン、ミッションやバリューなどのカルチャーを大切にする会社だなと思いました。まずカルチャーがあって、それに共感する人が集まっているという印象が強いです。例えば、7月に実施された9周年パーティーでは、みんな普段の業務が忙しいにもかかわらず、会社のイベントを盛り上げようと自発的に協力しながらイベント企画したり、仕事においても積極的かつ自発的に動いて事業を成長させようとする姿勢をみんなが持っているなと感じます。
それ以外だと、とにかく「悪い人」がいないなと感じました。どこの企業にも「あの人変わってるよね」とか、「あの人とっつきにくいよね」って人がいるとは思うんですが、本当にそういう人がいないのが自分にとってはちょっと衝撃でしたね。僕の思う「いい人」っていうのは自発的に仲間を助ける思いやりの精神を持っている人なんですけど、ホワイトプラスには「自分がよければいい」って人がいない気がしていて、周りのために何かやってあげようという空気感があると思います。
ホワイトプラスではピアボーナスのUniposを導入していますが、毎日なにかしら「〇〇さん、〇〇してくれてありがとう」って言葉が飛び交っているのがいい例だと思います。Uniposであそこまで感謝が飛び交う文化になっていると、自分も周りのために何かしたいなと思えるので、会社としてそういった他者への思いやりは強いのかなと思います。
逆にここは課題だなと思うところありますか?
これはデザイナーだけかもしれませんが、ノウハウが属人化されている部分が多く、作業や情報をインプットする学習コストが高いなと感じました。あとは自ら能動的に聞かない限り情報が出てこないってこともあったりするので、積極的に情報をキャッチアップしにいかないといけないなと思います。
あとこれは課題ではないかもしれませんが、周りが引っ張ってくれる環境ではないので、積極的に自分で考えて行動しないといけない。そうしないと事業のスピードに遅れてしまうところはあると思います。前職はクライアントワークがメインだったので、クライアントからある程度要件が固まった状態で降りてきて、その枠の中でデザインをする事が大半でしたが、今は自ら考えて提案して、試行錯誤を繰り返しながら業務を回す必要があると認識しています。
自分で考える必要性は僕も感じますね。インハウスでデザイナーとして働いているときにどんなときにやりがいを感じますか?
例えばABテストによって事業の成長が数字として見え、それがデザインによって変わったという実感を感じる時はやりがいを感じますね。やはりお客様の反応をダイレクトに感じることができるのはインハウスのデザイナーならではですね。
ありがとうございます。例えば運用型のWEB広告会社でもABテストってするから、その楽しさってインハウスじゃなくても感じられるわけじゃないですか。そこを含めると、インハウスデザイナーのやりがいってどんなところだと思います?
たしかにWEB広告会社でもABテストはすると思いますが、広告会社って自社のサービスではないので、インハウスとはそのサービスにのめりこむ温度感・熱量が違うと思います。
また広告会社はそのサービスに長期的に携われないからこそ、短期的に成果の出るデザインをしてしまったり、サービスを理解しきれないまま中途半端な関わり方しかできないケースもあると思います。一方でインハウスは長期的に一つのサービスに関わるため、事業やユーザーに寄り添ったデザインがしやすいと感じています。
今後どういうことをしたいですか?
まずは足元の数字に関わる定量的に計れる業務を着実にやりきる事ですね。
やはり日々のタスクって優先順位があり、高いものから進めていくわけですが、優先順位が高いものって売上などの数値に対してインパクトが大きかったりとか、KPIに基づいている。なので定量的に測れて重要度の高い仕事を確実にやりきることは事業に携わるうえで必須条件かなと思っています。
あと長期的には「ユーザーがリネットの事をもっと好きになって、ユーザーにとってリネットが生活の一部になる」ためのデザインをしていきたいです。
例えば、より使いやすいUIや、ロイヤリティを高めるUX、リネットというブランドを浸透させるための土台作りなど、できることはたくさんあると思っています。
もともと自分がリネットの事が好きでサービスを使い続けていたのもあって、ファンを増やすためのチャレンジはどんどんしていきたいです。
ただ、それってマーケティングドリブンでなく、デザインドリブンのチームや組織体制が必要だと思うんですね。
定量的に計れるものだけでなく、ユーザーの価値観やニーズなど、定性的な部分に対してアプローチしていく事も時には重要なので、デザイナーとしてそういう文化も作っていきたいです。
最後の質問です。ずばりどんな人と働きたいですか?
まずは会社のビジョン、ミッション、バリューに共感を持ってくれる人が良いなと思います。ホワイトプラスはカルチャーをすごく大切にする会社だから、共感を持てる人にはとても働きやすい環境だと思います。
あとはシンプルに「サービスをデザインの力で良くしたい」と強く思える人と働きたいですね。もちろんデザインやマークアップなどのテクニカルなスキルも大事なんですが、一番大切なのはクリエイティブの力で事業に良い変化を起こしたいという情熱だと思っています。