wevnalでは、業界にとらわれず多様な経験を重ねてきたメンバーが多く活躍しています。
これからご紹介するBOTCHAN AI 事業部 部長の平澤 建もその一人。海外での生活が長く、wevnalへ入社する以前は外資系、国内大手、ベンチャー、そして自身の起業とさまざまな経験を重ねてきました。
今回、経歴や仕事に対する価値観、多様なキャリアを歩んできたからこそわかるwevnalの魅力について存分に語ってもらいました。
目次
- 国内外、業界を問わずチャレンジを続けた軌跡
- IPOを目指しながら、新規事業にも挑戦できる「振れ幅」の大きさが最大の魅力
- 自身のキャリアより、プロダクトの成長を楽しみたい
国内外、業界を問わずチャレンジを続けた軌跡
── まずは簡単に自己紹介をお願いします。
BOTCHAN AI 事業部で部長を務める平澤です。
2024年1月に入社し、もうすぐ1年が経ちます。初めは事業推進部に所属して全社横断的なプロジェクトに携わっていましたが、3月からBOTCHAN AI事業部にも関わりはじめ、9月に正式に異動し、事業の拡大に向けた業務プロセス改善に力を入れています。
── wevnalに入社する以前は、国内外で多様な経験を積んできたと聞きました。
そもそも私は、2歳から24歳までをフランスで過ごしたんですね。高校時代はバスケットボールでプロを目指すほど熱中していて、その後も体育大学と日本語を学ぶ文化大学の両方に通学していました。将来はパーソナルトレーナーや体育の先生になることを目指していたのですが、フランスではポジションの空きが少ないため進路に悩みました。そこで、日本でキャリアを開拓する道を選ぼうと決め、日本のアパレル専門学校に進学したんです。
── 運動やスポーツ関連ではなく、アパレル業界だったんですか。
学生時代にPR会社でアルバイトをしていて、ファッションブランドの新作発表会があるたびに日本人デザイナーのアテンドに入っていたんですね。そうした経緯から業界内に人脈を築けていたので、アパレルの道に進むことを決心できました。
その後、フランスの高級ジュエリーブランドを手掛ける大企業のインターンに参加し、そのまま正社員として入社。ここから私のキャリアが始まりました。
── どのような仕事内容だったのですか?
MD(マーチャンダイザー)をしていました。市場の動きやトレンドを分析し、ブランドのコンセプトに則した商品の販売計画、在庫管理、販売までのすべてに対して管理責任を担う重要な役割です。
インターンの頃からMDの業務に携わっていましたが、仕事のコツが掴めるようになったのは入社してからです。
朝から晩まで統計・分析にかかわる書籍を読み漁り、MDとしてどのような改善の打ち手があるかを研究していました。その甲斐もあり、退職する頃には表計算ソフトでマクロを組み、業務内容のほとんどを自動化するまでになっていました。ボタンを1つ押せば売上の予測値や必要な注文数、在庫数を一瞬で計算できる状態です。
仕事で一定の成果を生み、そのまま働き続ける道もあったのですが、外資系企業は専門性を極めるためのルートを歩むことが多いため、将来を悩むようになりました。自分は本当にMDのスペシャリストになりたいのだろうか。考え続けた結果、出した答えはノー。今度は、日本国内の企業に転職する道を選びました。
── 外資系企業ならではの悩みがあるんですね。次の転職先はどこだったのでしょう?
インターネット関連サービスを手掛ける国内大手企業です。入社からまもなく、ある事業部の立て直しにアサインされ、組織構造の変革とKPIの細分化、可視化、分析ツールの導入などに取り組みました。
メンバー全員が日々の活動を数字で振り返るようにし、PDCAが自然と回るように促しました。しかも1時間単位で数字の確認や見直しをしていたので、社内政治に意識を向ける余裕も生まれません。おかげさまでトップラインを1年で回復させることに成功し、与えられたミッションも達成できました。
ただ、30歳になったら独立をすると入社時から社内に宣言していたこともあり、3年間働いたのちに退職をしました。
── 予告通り、起業をしたということでしょうか。
個人事業主の期間があったり、知人の会社を手伝ったりしていたこともあり、実際に起業をしたのは1年後でした。ただ、自ら立ち上げた経営コンサルティング会社も半年後には売却し、3年の引継ぎ期間を経て再び就職活動に取り組みました。そこで出会ったのがwevnalだったんです。
IPOを目指しながら、新規事業にも挑戦できる「振れ幅」の大きさが最大の魅力
── wevnalに入社しようと思った理由は何でしたか?
外資系企業と国内大手企業、中小企業を経験し、起業やM&Aも一通り体験できたことで、次はどうしようかと色々な道を模索していました。そんなとき、転職エージェントからwevnalを紹介されたんです。「社風が平澤さんに合っているから、ぜひエントリーしてみてほしい」と言うので面接を受けてみたら、本当に価値観が合っていて。経営層のメンバーに対しては驚くほど親近感がわきました。
── その時点でもう心の中では入社を決めていたのでしょうか?
そうですね。業界を問わず、面白そうな企業で働きたいという思いがあったので、wevnalはまさに希望通りの会社でした。AI領域の事業には興味がありましたし、何よりも同世代のメンバーで会社を動かしていく感じが、自分的にも新鮮だったんです。
── 入社後は、どのような点に面白さを感じられましたか?
これからIPOを実現して大企業を目指す。そんな転換期にいること自体が魅力的だと感じています。私自身は上場経験がなかったので、この山をどう登ろうかと試行錯誤するのはとても面白いです。しかもwevnalは、SaaSにおけるマルチプロダクト戦略を実行していることもあり、0→1の新規事業も同時に進めているところがまた刺激になっています。
BOTCHAN AI事業においては、案件の獲得や他部署との連携など、事業成長を加速させるためにやるべきことがまだまだあります。会社の上流レイヤーに携わりながらも現場では手を動かすこともあるので、それが楽しいですね。
── 直近は社長業や管理職業務が長かったと思うので、現場仕事は久しぶりですよね?
本当に久しぶりです。BOTCHAN AI事業部に異動してから、自分の手で学習データをコツコツ作ったりしていたので、それが今でも印象に残っていますね。
また、経営コンサルタントとしての経験を活かし、お客様へのヒアリングや提案をする仕事にも携わりました。このあたりはメンバーに対する教育も兼ねていて、ロジックの組み方やプレゼン資料の作り方を教えることで、BOTCHAN AI事業部の底上げを促しています。
現在の事業フェーズは0→1を作り切る少し手前のところまで来ていると思うので、今後はこれを2、5、10と伸ばしていきたいと考えています。
自身のキャリアより、プロダクトの成長を楽しみたい
── 今後はどのようなキャリアを築こうと考えていますか?
中長期的に自分のキャリアを考える、ということを今はしていません。良くも悪くも一通りのビジネス経験ができたので、楽しいと思えることであれば何にでもチャレンジしたいというのが本音です。
BXプラットフォーム「BOTCHAN」には将来性があり、きっとスマートフォンの進化と同じような道を辿るのではないかと今からワクワクしています。10年前はディスプレイの美しさやカメラ性能が注目されていたスマートフォンも、今では決済を含めて何でもできるデバイスになっています。近年のAIの進化は著しいので、BOTCHAN AIの将来に関しても、現時点では予想すらできない方向に成長する可能性があります。
会社の成長も新規事業を軌道に乗せるのも、そしてBOTCHAN AIというプロダクトを進化させていくこともwevnalなら楽しみながら経験できる。こうした刺激があり続ける限り、今は目の前の仕事に夢中でいたい。それが私にとって、将来のキャリアにつながる大事なことだと思っています。
wevnalでは現在、事業の拡大に伴って、あらゆるポジションの方を募集しています。 会社にご興味を持っていただいた方は、まずはお気軽にご連絡ください!
取材協力:CASTER BIZ recruiting