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werollで働くとは? Case 04. 浅野俊也 アソシエイト

「某ホームセンターで棚卸しやレジとか実務的な仕事をしていたので、WEBサイトやECサイト制作はまったくの未経験なんです。でも『どんなボールでも打ち返そう』と思って、わからないことも自分なりに調べて、とにかく返すボールのクオリティを上げるようにしました」
ーーーwerollの制作案件拡大とともに、兄であり共同代表の浅野雄介から誘われてジョインした浅野俊也さん。未経験からでも自律思考で仕事を培っていけた理由を「失敗をおそれないし咎めないwerollのカルチャーにある」と話し、自分なりに計画してPDCAを繰り返していくことで仕事の楽しさを実感するようになったと言います。ハイロックさんのクリエイティブにも北原豪さんの楽曲にも深く惚れ込んだことがあり「まさか、一緒に仕事ができるとは思わなかった。werollに少しでも趣味の合うものがあれば間違いなく楽しいと思うので、ぜひジョインしてください!」と語る俊也さんに、werollで働く魅力を聞きました。

浅野 俊也
weroll Inc. アソシエイト
某ホームセンター勤務などを経て、weroll共同代表の浅野雄介に誘われて、事業内容も知らずに入社。急成長する会社の業務に追いつけるよう、日々奮闘中。

某ホームセンターのスタッフから、WEBディレクターに転身。未経験でも成長できる「失敗をおそれないし咎めない」werollのカルチャー。

ーーー浅野俊也さんの仕事内容を教えてください。

werollはデジタルマーケティング支援や映画の広告ディレクションなどから派生して、WEBサイトやECサイト、広告のクリエイティブなど、いわゆる制作案件が増えています。その制作案件全般を自分は担当しています。また、クライアントワークだけでなく、自社事業のひとつ、ハイロックさんがアートディレクションを手がけるweroll prodictionsもスタート。ECサイトの運営・発送業務などもチームで取り回しています。最近は制作業務だけではなくSEOやマーケティングの観点も取り入れて、集客改善の戦略からサポートすることも増えてきました。
それにしても、まさか仕事でハイロックさんとご一緒できるなんて思いもしなかったので、正直とても驚いています。キューレーションストアHATCH(*1)とかでハイロックさんのグラフィックやマーチャンダイズのセンスに感化された人間なので。衝撃的すぎて「え、一緒に仕事しているの?」と笑いました。それこそ、共同代表の北原豪さんのことも、ミュージシャン時代の楽曲をよく聴いていたので、まさか自分の兄が一緒に会社をやっているなんて、今でも信じがたいです(笑)。

*1 HATCH:様々なフィールドで活躍する著名人をアイテムセレクターにむかえ、彼らが本当に良いと感じ選んだモノだけを販売するキュレーションストア。キュレーションの秀逸さはもちろんのこと、「あらゆるものをカッコよく変えるラベルシール」「アートな本棚」など、プロダクトネーミングで心くすぐる圧倒的なわかりやすさも流石のセンス


weroll productionsは、「ライフスタイルに結びついたカルチャーを再編集」をコンセプトとして掲げ、毎回異なる実力派・新進気鋭のクリエイターや、国内外のローカルショップをチームアップし、オリジナルのマーチャンダイズやZINEを展開していく、新しい編集プロジェクト。ロゴのグラフィックデザインをはじめ、アートディレクションをハイロックさんが手がける

ーーーwerollにジョインしたきっかけを教えてください。

「werollの制作案件が増えてきたから、手伝ってほしい」と兄から誘われて。実は、それまで、某ホームセンターで棚卸しやレジとか実務的な仕事をしていたので、WEBサイトやECサイト制作はまったくの未経験なんです。「PDCAって何?」「Slackってどうやって使うの?」くらいのレベルからスタートしました。でも「どんなボールでも打ち返そう」と思って、わからないことも自分なりに調べて、とにかく返すボールのクオリティを上げるようにしました。兄から「Slackは5分以内に返答。メールは30分以内に。期限は守ること」と冗談半分でせきたてられたのもありますけど(笑)。はじめのうちは焦ることもありましたが、ひとつひとつ取りこぼさないように計画を立てて進行して、自分なりに仕事のコツをつかんでいきました。

ーーーwerollに転職して良かったことは何ですか?

兄がどんな仕事をしているのか全然知らなかったんですけど、こんなに仕事って面白いんだと気づいてすごく楽しいんです、お世辞ぬきに(笑)。
なぜ面白いのか考えたら、「失敗をおそれないし咎めない」というwerollのカルチャーのところですね。おそらく一般的な企業だったら、失敗するとその原因を棚上げして、咎めるじゃないですか。「誰が責任とるの?」みたいに。そういう価値観が、werollには全然ない。自分にとっては、良い意味でけっこうなカルチャーショックでしたね。失敗よりも、やり切ること。成功に近づけるように、次のスモールステップをつくること。たぶん水泳みたいなもので、前に進むために次のアクションを出していく。そうすると自然にフォームも良くなっていく、みたいな。仮説・実践・検証の繰り返しを自分なりに試行錯誤するようになりましたし、「次、自分はどうしたいか?」と楽しみながら主体的に計画するようになったりもして。そのうえ、挑戦することをみんなが応援してくれるから、励みにもなります。
これからの時代は、ますますそうだと思うんですけど、挑戦しないことには何も変わらない。だから、PDCAをガンガン回してアクションを起こすwerollなら、世の中に何か大事な価値を残していけるんじゃないかと思っています。

農家でもスケーターでも、ラッパーでも、PDCAを回していくことができれば、誰でも大きな力になれる。werollにはそういうレンジの広さがあります。

ーーーwerollに入ってから、大変だったことや苦労したことは何かありますか?

未経験からスタートしましたが、苦労より楽しさのほうが上回っている気がします。これからさらに制作案件が増えて、量的な大変さに直面するとは思いますが、新しいメンバーも加わったのでチームで乗り越えていきたいです。そこへジョインしていただける新しいメンバーを大募集しています(笑)。

ーーー制作チームでとくに大切にしていることは何かありますか?

やっぱり共通認識としてあるのは、自律思考で仕事を進めていくことですかね。農家でもスケーターでも、ラッパーでも、PDCAを回していくことができれば、誰でも大きな力になれる。werollにはそういうレンジの広さがあります。むしろ、突き抜けた芯やその人なりの美学みたいなもの、それぞれの個性を抽出して仕事を組み立てていくのがwerollです。だから経歴やキャリアも問わない。自分みたいな未経験の人でも、仕事を培っていける磐石の体制があります。
そういう意味でいうと、ベクトルが違っていても良くて。たとえば買い物ひとつにしても、NIKEのジョーダンのような、スニーカーにおけるメインストリームに対して、アイバーソンに傾倒してReebokを選んだり(*2)。そこに自分なりの文脈やストーリーがあれば、ベクトルが異なるほど面白かったりもしますよね。そういう多様性を享受するチームだと思います。

*2 アレン・アイバーソン:183cmとNBAでは小柄でありながらも、リーグ屈指の高スコアを記録し一世を風靡したバスケットボール界のスーパースター。おそれを知らぬタフネスが生む電光石火の速さを「彼の速さは信じられないものだ」とマイケル・ジョーダンが賞賛したことで有名。コーンロウやヒップホップ・カルチャーをルーツとしたファッションなど、独自のスタイルも多くのファンを魅了した

ーーーちなみに浅野雄介さんから、俊也さんは「趣味に対する追究がかなり深い」と聞いています(笑)。音楽やお茶、時計とか。

兄ほどではないですが(笑)。とはいえ、兄が良いと思うものはひと通り見てきているので、影響は受けていますね。音楽なんかは明白で、〈Red Hot Chili Peppers〉や〈Kendrick Lamar〉、〈SUPER BUTTER DOG〉とか、ボーダレスにサンプリングしてきました。僕も兄もギターをやっていたのもあって。
でも〈Red Hot Chili Peppers〉のギタリストのジョン・フルシアンテとか、原点を掘っていくのが兄だとしたら、自分はもう少しJazzyなコード進行に傾倒したり。そういう違いがあるから面白い。werollカルチャーの空気感もそんな感じで、みんなそれぞれに精通しているものがあります。
お茶にもハマったことがあって「お茶はどうしたら美味しくなるか」を化学的に研究していました(笑)。器の種類や淹れ方も変えてみたりして。いろいろ試したり調べたりした結果、酸素の多い水で淹れるとまろやかになることがわかって、水をふって沸かす、みたいなことをしていました。これもまさしくPDCAですかね。あ、そう思うと、仮説・実践・検証みたいなことはもともと好きみたいです。
時計でいうと、自分の場合は、精巧なムーヴィメントよりもデザインとベルトに興味があって。ベルトはヴィンテージのベルトをコレクションして、現行品の規格に合うように削ったり。......話が尽きなくなりそうなので、このくらいで(笑)。

趣味・思考や仕事の進め方がお互いにわかって息が合うと、こんなにクリエティブのレベルが上がるのかと驚いています。

ーーーこれからwerollでやってみたいことは何かありますか?

今もまさしくそうなんですけど、何かを深く掘っていろいろなストーリーを話すことはできますが、それを短く伝えられるように修練していきたいです。werollで仕事をしていると、みんなからいただくフィードバックは、テキスト一語一語に対する理解のレベルが高くて。簡潔にわかりやすく真意を伝えることの大切さを痛感します。テキストの読解はインプットの量に起因していると思っていて、文章やクリエイティブ、音楽や映画などに精通している人たちの量には、まだ全然追いついていない。でも、こうやって目指したいと思える見本が目の前にあるのは貴重なことで、みなさんを見本にさせてもらって、次のレベルに到達したいです。

ーーー最後に、werollへのジョインを考えている人へメッセージを。

weroll productionsやアーティストのWEBサイト制作、映画広告のクリエイティブ、werollのカルチャーなど、どこかに共感できるものがあったら、それだけでwerollにフィットすると思うので、ぜひ仲間入りしてください。制作まわりの仕事はこれから増えていくので、自分のようにWEBの仕事が未経験でも、臆せずご応募いただきたいです。
代表の浅野と北原さん、アートディレクターのハイロックさんをはじめ、werollのクリエイティブに関わる人たちの仕事を見てきて、趣味・思考や仕事の進め方がお互いにわかって息が合うと、こんなにクリエティブのレベルが上がるのかと驚いています。だから、キャリアや経験を問わず、カルチャーフィットするものが何かあれば、それだけでとても楽しいと思います! 自律思考しながら挑戦していく人を応援するのがweroll。ぜひ自分の企みを携えて、飛び込んでみてください。

interview & text:editor Takashi Miduki(LEFT WRITE)

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