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Waris創業ストーリー(2)|想いを実現できたのは3人だったから。起業を決めたのはビジネスコンテストの受賞(2019.3.19ブログ記事)

共同代表の田中です!
「フリーランス女性と企業とのマッチング事業」を通じて
女性たちが自分の能力を生かして生き生きと働き続ける社会をつくっていこう――

そんな想いを持って女性3人が集まり、現在のWarisにつながるプロジェクトが動き出した話を前回書きました。

2012年の夏~秋ごろの話です。ただ、まだWarisという会社の姿はカケラもなく…

話が具体化するきっかけになったのは、友人からのアドバイスでした。

「女性が3人集まってやりたいことを話すのはいいけれど、
下手するとふわふわと話しているだけで終わっちゃうよ」

ギクッ……

その友人にビジョンを具体化するための方法としてすすめられたのがビジネスコンテストへの応募でした。

ビジネスコンテストって(当時の私たちは知らなかったけれど)、金融機関や自治体、企業主催のものがいろいろと行われていて、たいてい事業計画書の提出(サービスやプロダクトの内容はもちろん、市場規模や事業の将来性、社会的インパクト、競合優位性などを言葉と数字で説明します)が求められるのです。

確かに自分たちの事業について具体化するにはぴったりだと思いました。
そこで3人でビジネスコンテストを調べ、とある自治体が主催しているものに応募することに決めました。

当時は日中は3人ともフリーランスや会社員で働いていましたし、米倉は幼い子どものママでもあったので、そろって集まれるところというと早朝しかない…

朝7時ごろから渋谷駅のカフェに集まってよくミーティングしていました。スキマ風が吹いてほんとーーーに寒かったのを思い出します(笑)

このコンテストの選考過程でどんどん自分たちのやりたいことがクリアになっていきました。

そして運よく小さい賞をいただくことができました。
審査員の先生方からも「事業性はもちろん社会性を感じる素晴らしい事業」
と言ってもらえて3人とも本当にうれしかったです。

Warisとは「砂漠に咲く花」

で、ビジネスコンテストで賞をもらってハイ終わりじゃあもったいない…

「これ、実際にやろう!」「カイシャ…つくっちゃおっか!?」

ということで生まれたのがWarisです。

社名のアイデアを持ってきたのは河です。
Warisとはアフリカのソマリア語で「砂漠に咲く花」の意味があります。

砂漠のように環境変化の激しい現代にあって、
一人一人が人生の様々なステージにおいて
自分らしく私らしく「能力」という「花」を咲かせて
生きていける社会を創りたい――
そう願って社名をWarisとしました。
2013年4月のことです。

それからは友人に頼んでホームページを制作し、
2013年6月にサービスサイトをオープンしました。

最初にサービスサイトから女性の方の登録があった日のことは
今でも忘れません。

「わー!ご登録があった!!!」

3人でそれこそ「わーーーー」「きゃーーーー」と盛り上がったのを覚えています。
友達のSNSでWarisを知って登録してきてくれた方でした。

働きたい女性と企業を繋ぐ存在

Warisの事業はマッチングビジネスです。

フリーランスとして働きたい女性たちと、企業さんとをつないで初めてビジネスが成り立ちます。(企業側からマッチングフィーをいただくビジネスモデルです)

つまり、両者がある程度のボリュームが集まらないとマッチング自体が成立しないわけです。

といっても、これって魔法のような特別な方法があるわけではなく。
ひたすら地道に行動し続けることで少しずつご登録者、顧客企業を集めていきました。

ご登録者については、自分たちの周囲で広報や人事、マーケティングなどのスキルがあって、時間・場所にとらわれない働き方を模索している方々に個別に声をかけました。最初に登録してくれたのは創業メンバー3人の友人や、友人のそのまた友人たち。最初の100名くらいまでは完全に口コミで輪を広げていきました。

女性たちに業務委託契約で業務を発注していただく企業側も同様です。創業メンバー3人の前職や前々職のつながりで会社を経営している方や人事関係の方に会いにいき、「こういうサービスをつくったんです。よかったら使ってもらえませんか?」。そんな話をするなかで少しずつ顧客企業が増えていきました。

今でこそ、顧客企業1700社、ご登録者1万人以上になりますが、最初のころは何もかも手探り。本当に周囲の方に支えていただいて今があります。

◆ ◆ ◆

事業を始めてうれしかったのは「Warisのおかげで人生が変わった」と言ってくれるご登録者がいること。

広報や人事、マーケティングのお仕事でフリーランスという選択肢がある…まだまだ社員として働く人が圧倒的多数だからこそ、その選択肢があることはイコール人生の選択肢が広がるということでもあるんです。そんな声に触れたとき、この事業をやっててよかったなぁと心の底から思います。

同時に、「Warisの登録者と出会えたからこそ(事業において)〇〇〇ができた」と言ってくださる企業がいます。私たちの顧客企業の7割は中小・ベンチャー企業のみなさん。組織が小規模だからこそ、一人当たりの人員が生み出すインパクトは大きい。それが会社員であってもフリーランスであっても同じことなんです。Warisが紹介したフリーランス女性の関わりがあったからこそ、新規事業を立ち上げられた、広報体制を構築できた、人事制度を刷新できた、効果的な採用活動ができた…どれも事業に対して大きなインパクトにつながっていきます。

私たちの存在は社会全体から見たら小さな小さなものかもしれない。
だけど、この事業を通じて、
少しでもより良い社会をつくることへ貢献したい、一人ひとりの人が自分らしく生きることへ貢献したい、私たちはそう願っています。

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