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創業ストーリ―|実現したい想いを人に伝え続けたことで出会った代表3人

Waris共同代表の田中です!
私たちWarisは女性3人による共同創業&共同代表という珍しいタイプの会社。

「3人はどこで出会ったの?」
「そもそもどうしてこの事業を始めたの?」

よく聞かれる質問です。今日はそんな私たちの創業ストーリーについて書いてみます。

3人とも出身大学が一緒なので、「大学時代のお友達ですか?」と聞かれることもありますが、これが全然違うんです。

上の米倉と下の河とで年齢が9歳違うので、キャンパスではすれ違ってもいません(笑)。ではどうして出会ったのかというと、友人が取り持ってくれたご縁。「実現したい想いを口にしていたら出会った」というのが実際のところです。

当時、私は前職の出版社を辞めてフリーランスのライター・キャリアカウンセラーをしていました。働く女性を毎日取材するなかで、彼女たちがたくさんのジレンマを抱えながら生きていることに気づき、それをなんとか解決したいという想いから会社を辞め、自分に何ができるのかを模索していました。

「女性が生き生きと働き続けるためのサポートがしたい」――
当時はSNSでも会う人にでもひたすらその話をしていました。

そんななか、「同じようなことを言っている人がいるから紹介してあげる」と言われて出会ったのが米倉であり、河でした。

2人とはまったく別の友人からの紹介でそれぞれ出会いました。それで3人そろって会社をつくることになるのですから、人生って本当に何がキッカケになるかわからないですよね。

米倉とも河とも働く女性向けの勉強会やワークショップをそれぞれ企画することになって
仲良くなっていきました。

最初にビジネスの話をしたのは河とでした。

「女性たちは(自分たちも含めて)不安や焦りやジレンマを抱えながら生きている」

「それってなぜ?」「何か私たちにできることはないか?」

こんな問いを繰り返しながら、最初に思いついたのが「働く女性向けコワーキングスペース事業」でした。

女性たちが忙しい日々の中で自分を見つめ直したり、有機的につながったりする「場」が必要なのではないか…と当時の私たちは考えたのです。

実際に物件探しまでしていました。(まだ、この女性×場のビジネスもあきらめたわけではなく、構想の中には常にあります!)

ただ、議論を深めるなかで生まれてきたのが
「女性たちが課題を感じているのは本当に『場』なのか?」という想いです。
そうじゃなくて、もっと本質的な部分でジレンマを感じているのではないか、
それって…

そこで私たちが行きついたのが「働く」というテーマでした。
私たちが議論していた2012年当時は「働き方改革」という言葉が生まれるずっと前。

長時間労働が常態化していて、総合職と呼ばれる企業の基幹的業務では
働く時間と場所の固定化が起きていました。

短時間勤務制度は職場に導入されていたものの、
女性が育児を理由に短時間勤務を選ぶと
「責任のある業務を任せてもらえない」
「成果を上げても(短時間勤務を理由に)適切な評価が得にくい」
「(逆に)とても短時間では終えられない過重な業務を与えられる」
などのジレンマを抱えながら働く女性が数多くいました。

「働く時間と場所の固定化」

これこそが女性たちが生き生き働き続けられない最大の問題ではないか。

私たちはこのように考えました。

そしてこの課題を解決するために

「日本で、もっと自由で、時間・場所にとらわれない働き方をつくっていきたい。
そうすればもっと自分らしく楽しく生きられる人が増えるのではないか」

そこで考えたのが、今のWarisのコア事業であるフリーランス女性と企業とのマッチング事業でした。

当時、私もフリーランスとして働いていましたが、米倉も人事や広報のフリーランスとして働いていました。

「実際にフリーランスとして働いている女性の声を聞いてみよう」
そう河と一緒に米倉を訪ねたのが3人で
この事業について話した最初でした。

ここで米倉から飛び出したのが、「私も同じこと考えてたの!」という言葉。
子どもを抱えながらフリーランスとして働いていた米倉も、
専門性を活かして時間・場所にとらわれず働ける
フリーランスという働き方を一人でも多くの女性に伝えたいと
考えていたというのです。

「じゃあ、一緒にやりましょうよ!

というわけで動き出したのがこのWarisプロジェクトでした。
当時はまだWarisという名前もありませんでしたが…

社名の由来も含めて、実際にWarisという会社をスタートするところの話は
また次回書いていきます。

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