こんにちは、WAmazing株式会社の採用広報担当です。
当社で活躍するメンバーにスポットを当て、「どういう想いで入社したのか」「どんな風に働いているのか」など、WAmazingで働くリアルをお伝えしていきます!
今回のインタビューは、サービス開発部 開発グループで働く宮崎さん。新卒で大手総合コンサルティングファームに入社した宮崎さんは、コンサルタントとして世界を飛び回った後、起業を目指す中でプログラミングの面白さに開眼。ビジネスサイドのバックグラウンドを持って、バックエンドエンジニアに転身したユニークな経歴の持ち主です。
「サービス全体の設計から、開発・実行までサービス全般に携われるのが魅力的ですね」と語る宮崎さんが目指す、理想のエンジニア像とはどのような存在なのでしょうか?
WAmazingで念願の「外国人向けサービス開発」に挑むまで ーーまず、宮崎さんのキャリアについて教えてください。
2013年、新卒で大手総合コンサルティングファームに入社し、サプライチェーン部署に配属。物流や製造業向けの業務改革、経営基盤システムの導入プロジェクトを経験しました。3年にアメリカ駐在が決まり、日系企業のコンサルティングに従事。その後メキシコへ渡り、再び日本へ帰ってきてからは、主に製造業ののグローバル展開のプロジェクトを担当していました。
その頃、グローバルなチームで仕事をする中で最も痛感したのは「日本式」をそのまま持ち込んでもプロジェクトの推進は難しい、ということ。その国にはその国のやり方があるんですよね。
そして次第に、以前から持っていた「自分で外国人向けにサービスをつくり、日本のグローバル化の課題を解決したい」思いが強くなり、2018年に総合コンサルティングファームを退社し、起業を決意しました。
ーービジネスサイドのキャリアを歩んでいた宮崎さんですが、エンジニアを目指したきっかけはなんだったんでしょうか?
起業を目指す中で、知人の協力を得ながらサービスの開発〜マーケティングをして、実現可能性を検証した時期がありました。残念ながらビジネスとして成り立たないという結論に至り、そのサービスはクローズすることになったんですが、そのとき初めてプログラミングを学んだことが転機になりました。Ruby on Railsでの開発が予想以上に楽しくて!この経験を通じて、「プロダクトやサービスの開発についてもっと学びたい」という気持ちが強くなったんです。
そこで2019年4月に、 “アジア唯一のフルスタックコーディングブートキャンプ”「Code Chrysalis」 に参加。12週間でプロダクト開発を学ぶ学校で、六本木で開催しているにも関わらず私は唯一の日本人でした(笑)。そこでJavaScriptを使った開発を経験し、一気にプログラミングスキルを身につけていったんです。
そこで得た経験を活かしてサービス開発をしたいと思い、転職活動をしていて出会ったのがWAmazingです。ここなら、「訪日外国人向けのサービスの立ち上げ」という、まさに自分がやりたかったことに挑戦できると思いました。また少人数でありながら多様なサービスをスピーディに立ち上げているところにも魅力を感じ、2019年9月、エンジニアとして入社しました。
仕様は「与えられる」ものではなく「自分たちでつくる」もの ーー現在の仕事内容を教えてください。
訪日観光客向けの 「空港受取型オンライン免税ECサービス」 のバックエンドエンジニアを担当しています。これはWAmazingの会員様を対象とした新しいサービスで、商品を消費税免税価格でオンライン販売し、購入いただいた商品を帰国時に空港の専用カウンターでお渡しするサービスです。
開発メンバーは現在4人で、私はサービスの立ち上げ段階から関わっています。フロントエンドとの連携だけでなく、仕入先や倉庫との外部連携や、在庫計算など必要な機能の検討や設計から開発までを担当しています。
ーー自社サービスの開発において、どんなことが特に重要だと感じていますか?
前職では、コンサルティングの仕事ということもあり、「目の前のお客様の期待値を超えること」が大切でした。一方、WAmazingは訪日外国人観光客向けにBtoCの自社サービスを展開する会社ですから、ユーザーの視点に立ちつつ、より広い視野で考え、「サービス提供国や地域、年齢層でのトレンドや観光関連の行政の動きを見つつ、自分たちで課題そのものを見出しながら進めていくこと」が求められます。そこは大きな違いですね。
一方、ビジネスサイドで物流システムに関わっていた経験が役立つ一面もあります。仕入先から倉庫を経由しユーザーに渡るまでのモノとお金の流れなどの基本が理解できていたので、スムーズにサービス開発に入ることができました。自分のキャリアと相性のいいサービスに携われているので、エンジニアとしての役割を超えて仕事をできることも楽しいですよ。
ーーWAmazingの開発チームの特色はどんな点でしょうか?
決められた要件に沿って開発を進めていくのではなく、要件定義の最初の段階で「何をすべきか」から入れる点だと思います。ユーザーにとって絶対に欠かせない要素は何か。それを作るにはどういう技術が必要なのか。新しい技術を導入する場合、運用時に障害となることはないか。そういった根本の部分から考える必要があるのが面白くて、同時に難しいところでもありますね。
また、最初から完璧な形を目指すというより、優先順位をつけてアジャイルでどんどん開発を進めつつ、日々変わる状況に柔軟に対応していくことも求められます。
ちなみに私たちのチームではバックエンドにRuby on Railsを用いて開発をしているのですが、工数削減や技術優位性など理にかなっていれば、他のフレームワークを使うこともあります。例えばバックエンドの管理画面の開発速度をあげたいとチームで話した際にはVue.jsを導入することを当日その場で決めました。また、フロンドエンドではReactを使うことが多いのですが、本サービスではGatsby.jsを使っています。必要があればすぐに検討し、導入に至るのもWAmazingらしいところです!
求められるのは成果と自律性。自由度の高い働き方で、結果を出す! ーーWAmazingに入社して苦労したことはありますか?
現在は中国市場向けサービスを開発しているため、あまり馴染みのなかった中国語での表示や、中国版LINEとも言えるWeChatアプリとの接続を考えながらサービスを設計する必要があるので、最初少し戸惑った部分はありました。
ただ、同じ開発チームに中国出身のメンバーがいて気軽に相談できたので、その壁も乗り越えられました。WeChat向けの開発環境を用意するのも手伝ってもらいましたし、現地の利用者感覚がわかる人の意見が聞けるのがとても心強いんですよ。
ーー働く環境としてはいかがですか?
成果と自律性は求められますが、自由度が高いですね。フレックスタイム制(コアタイム10:30~15:30)で時間の調整もしやすく、リモートワーク制度もあるので、働きやすい環境であることは間違いないです。
また1on1、サービスに関わる部署横断の定例ミーティングの実施、Slackの活用など、意見を出せる場が多いのも特徴だと思います。すぐにアクションできるカルチャーがあるので、そういう環境が好きな人にはとてもエキサイティングな環境ではないでしょうか。
サービスの設計から実行まで。「全てを担えるエンジニア」になりたい ーー最後に、今後の展望について教えてください。
当社のエンジニアは本当にハイスキルなメンバーが多く、とても刺激的な環境なので、さまざまな知識を吸収しながら「できる範囲」を広げていくことが当面の目標です。そして、開発スキルのレベルアップと同時に、常にビジネスの視点を持ち続け、サービスの設計から実行までの全てを担えるエンジニアを目指していきたいですね。
現在担当している空港受取型オンライン免税ECサービスは、まだスタートしたばかり。これからどんどん世界に向けて浸透させていきたいと思っています。日本の観光市場が大きく成長している一方で、インバウンド向けのサービスでメジャーなサービスって、実はまだあまりないんですよね。その点で、WAmazingはこの産業そのものを引っ張っていく会社だと思っています。世界に向けて、まだ日本にない新しいサービスをつくるというダイナミックな仕事を、これからさらに楽しんでいきたいと思っています。
ーー宮崎さん、ありがとうございました!
取材協力:written by CASTER BIZ recruiting
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