1
/
5

マーケティングに必要なことはベーグルが教えてくれた

「マーケティングに必要なことはベーグルが教えてくれた」

Vpon JAPANの有田です。通称アリーです。マーケティングを担当しています。
日々、自社の認知向上、コンテンツ制作などを通じてお問い合わせの導線強化を目指しています。

さてさて、写真を見て「パン屋の従業員の募集」だと思われた方は申し訳ありません。またどこかでお会いしましょう。そのときは一緒にパンの話ができたら嬉しいです。残念ながらVponではパンもタピオカも販売していません。グローバルにデータ事業を展開しています。興味ある方はご連絡お待ちしています。

● ライバルはハンバーガー!?

私の自己紹介なのですが、”趣味はベーグルを食べること”と”ベーグルの写真を撮ること”です。東京ベーグル(@tokyo_bagel)というインスタを更新中なので興味ある方はぜひ。一般的に地味な存在のベーグルですが、やはり気になる強敵はハンバーガーです。あの「堂々たる風貌」「写真から伝わるジューシー感」「インスタ映えする感じ」は質素なベーグルにはとても敵いません。誰からも好かれるハンバーガーに対して、モサモサした食感でヘルシーさが売りのダイエット食という立ち位置では、ベーグルの未来はないと思っています。

「ハンバーガーとベーグルの人気度動向」

(青線がハンバーガー、赤線がベーグル。参照元:Google Trend 2017年3月〜2022年3月)

上記はGoogle Trendによる検索数などを基にしたキーワードの人気動向のグラフですが、ご覧の通り、ハンバーガー(青線)がベーグル(赤線)を2倍以上、上回っています。完敗です。王者の席は譲れない、とでも言わんばかりの圧倒的完敗です。

でも、強みと弱みは表裏一体なのです。ハンバーガーは毎日食べるとちょっとしんどい(はず?)ですが、ベーグルは日常食になり得ます。そして、ヘルシーさはインパクトには欠けますが美しいのです。それだけでは世の中に伝わるメッセージとして足りないのであれば、やはり昨今の市場の流れに乗った「断面グルメ」という新たなポジショニングです。ハッシュタグで言うと「#萌え断(モエダン)」の登場です。ハンバーガーは断面に切るとぐちゃぐちゃになるでしょうか、ベーグルは違います。断面には圧倒的な魅力と勝算があるのです。

(ベーグルの断面。ミックスベリーのクリームチーズとバナナのベーグル。)

実際に、断面をフィーチャーしたインスタの投稿は多いですし、人は無条件に断面に魅せられます。(食べるときにはあんまり気にしないので、見るときだけなのですが。)

このようにして、様々な角度からベーグルの魅力を伝えることで、強敵とも真っ向勝負できるポテンシャルがあると確信しました。まあ要するに、写真は大事だなと思っただけです。特にVponのようなデータや広告を扱っている事業社としては、商品が”見えるもの”ではないので、イメージはより大切になってくると思います。説明されてもわからないけど「なんか、いい感じ」まできたら最高ですね。

● 新たなライバル、フルーツサンドの参入

ベーグルの話に戻りますが、断面グルメのポジショニングで安泰かというと決してそういうわけにはいきません。最近では「フルーツサンド」という、もっとわかりやすいライバルが登場しました。フィリップ・コトラーもデジタルマーケティングにおいてYWNが鍵となると言っていますが、(Young:若者、Women:女性、Netizen:ネット市民)、まさに教科書通りという感じです。


「フルーツサンドとベーグルの人気度動向」

(青線がフルーツサンド、赤線がベーグル。参照元:Google Trend 2017年3月〜2022年3月)

フルーツサンド(青線)が2021年に入って一時的にベーグルを追い抜きました。東京の街並みでもフルーツサンドのお店が増えました。フルーツサンドのインスタをやろうかなと、ちょっと思ってます(え?)。ちなみにベーグル専門店は、大体、商店街の端の方とか、薄暗い路地を曲がったところなど、マイナーな立地が多いです。でも、小さくておしゃれなお店も多いのです。

● マーケティングスキルマップ

最後に、取って付けたように締めたいと思いますが、今、急拡大しているVponにはマーケティングの力が必要なのです。フルーツサンドに負けるわけにはいかないのです。ましてやハンバーガーにも果敢に挑戦していく必要があるのです。でも、それはベーグルとしてではなく、データ事業を展開するビッグデータカンパニーとして、BtoBマーケティングという人類の知恵を使って、成長していく必要があるのです。

「じゃあ、何をすればいいんだろう。限りあるリソースの中で何が効果的なんだろう」ということを考えたその途中経過がこちらのマップです。


BtoBマーケティングスキルマップ

文字が小さくてよく見えないと思いますので、入社してから一緒にブラッシュアップしていければと思いますが、例えば、以下のようなことが書いてあります。

  • 現状分析:カスタマーの行動経路やタッチポイントを考える
  • 自社プロモーション:人に情報を届ける手法としてメルマガやSNS企画など
  • 広報/PR:情報を拡販してもらえる媒体社とのリレーションシップ、プレスリリースなど
  • インターナルマーケ:セールスがお客さんに説明できる武器を統一した情報で。
  • コンテンツ制作:記事や事例は情報源。動画もエモーショナル。
  • WEB:社名検索して次のタッチポイントは自社のWebサイト。情報の集約。
  • 自社広告:届かないターゲットには広告を使って。
  • 分析リサーチ:マーケティングリサーチによって市場の声を。

自分が迷子にならないために、それぞれの目的に必要なスキルを身につけておきたいと思っています。そして、顧客の行動パターンとしてどのようなことが考えられるのか、それに応じてマーケティングのプランニングもマーケティングコミュニケーションも修正が必要だろうと思います。(以下、顧客行動と販売行動におけるマーケティングファネル)


BtoBマーケティングファネル(顧客行動と販売行動)

あなたのお話を聞かせてください

ということで、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
Vponに興味を持っていただいた方は、ぜひご連絡ください。一度、皆様のお話も聞かせてください。それではお会いできるのを楽しみにしています。



おまけ1:下北沢線路街

下北沢は信じられないほどのスピードで変化しています。この近くにベーグル屋があります。


おまけ2:日記屋月日(にっきや つきひ)

同じく、下北沢線路街にある日記専門店。よくここでコーヒーを買っています。


おまけ3:有田元則(MOTONORI ARITA)

兵庫県神戸市出身その後、福岡、現在東京在住。26歳まで大学で音楽心理学など音楽系の勉強をしていました。現在は縁があってカンボジアNGOの運営も行っています。社会人一年目は、オックスプランニングセンター(サイバーエージェントの藤田社長がアルバイトで在籍していた会社。現クラウドポイント)で広告等、当時のあだ名は新卒おっさん。その後、ヤフーにてデータ事業、広告事業等。現在、Vponでマーケティングを担当。

Vpon JAPAN株式会社's job postings
8 Likes
8 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like MOTONORI ARITA's Story
Let MOTONORI ARITA's company know you're interested in their content