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【エンジニアインタビュー】現場の新しい未来を創る「フィールドボイスインカム」を開発するボイットの開発環境とは?

東芝デジタルソリューションズ株式会社(以下、TDSL)から継承されたスマートインカムサービス「フィールドボイスインカム」。ボイットが描く新たな現場の未来を創るために現在プロダクトをリニューアルしています。

★ボイットが描く現場の未来についてCEO永冨のインタビューも併せて御覧ください⇒こちら

今回、リニューアル版「フィールドボイスインカム」の上流工程に携わるY.Kさんと、新旧プロダクトの下流工程に携わるKさんにボイットの開発の進め方や環境についてインタビューを行いました。

ボイットではどのようなお仕事をされていますか?

<Y.Kさん>開発の方針を決める上流工程を担当しています。営業側やエンジニアとMTGをし、要件定義や設計をし開発に携わるメンバーに落とし込んでいく役割を担っています。

<Kさん>「フィールドボイスインカム」のバックエンドの開発を担当しています。Y.Kさんが定義した要件や設計をもとに色々と検証しながらアーキテクチャの方針を決めたり、Y.Kさんと相談しながら開発を進めています。

ボイットではどのように開発が進んでいきますか?

<Y.Kさん>週に1回CEOの永冨とCOOの掛村と開発メンバーのKさんを含めたミーティングを開催し、営業の声やお客様の声を共有してもらいます。その中で、「何を対処しなければならないか」「どういう機能が必要か」といったプロダクトの改修ポイントを洗い出します。その上で現在リニューアルを進めている「フィールドボイスインカム」をどういったかたちにしていくかを決め、そのミーティングで決まった方針に沿って、要件定義・設計・開発を進めていきます。それと並行して既に開発を進めた機能のレビューや評価を永冨と掛村にしてもらい、現場のお客様の希望に沿うようなより良い機能にしていっています。

フィールドボイスインカムは既存プロダクトに新しい機能を付け足すのではなく、なぜリニューアルを進めているのでしょうか?

<Y.Kさん>CEOの永冨とCOOの掛村が描いている現場DXの次の未来があるので決して既存の「フィールドボイスインカム」には満足していません。また、現在利用していただいている業界だけではなく、他の業界の導入も狙っていきたいので、そのためには「こういった機能や性能が必要だ」というところの落とし込みをし、新しいプロダクトに反映して行く必要があります。

開発チームが開発を進める上で心がけていることを教えて下さい。

<Y.Kさん>開発チームが「こうやりたいからこれを作る」というやり方ではなく、「こういったものを作ってほしい」といったお客様の声に応える形で開発を進めることを一番心がけています。

<Kさん>顧客志向を優先することを心がけています。顧客といってもエンドユーザーだけではなく、販売パートナーや経営陣も含まれていて、その人達の声を聞きながら開発を進めていくことが一番だと考えています。

フィールドボイスインカムの機能開発で印象にのこっているものはありますか?

<Kさん>既存プロダクトの開発でいうと、やはりメインの「インカム」の機能が一番技術的に難しいところが詰まっているので印象に残っています。単なる通話アプリではなく、インカムとしてアプリを常時起動させている状態を維持して利用するので、それ自体が開発としてとても難しい内容でした。iOSやAndoroidはバックグラウンドにアプリがいるだけなら技術的には難しくないのですが、バッテリーの消耗をなるべくしないように常に録音をさせた状態にする対策をしたり、通信を遮断させないような対策をしたりと、色々仕組みをいれたことがとても印象に残っています。


ボイットの開発環境の魅力を教えて下さい

<Y.Kさん>バックボーンとしてTDSL時代で培われていたものを引き継いでますので、そのバックボーンを利用しつつ、より洗練された形で組み直していくという経験はなかなかできない魅力的なところではないかと思っています。

<Kさん>既存のプロダクトをただもう一回作り直すのではなく、会社のメンバー全員で新しい機能やUIも含め色々提案しながら新しいものづくりができることが魅力だと思います。また、新しい技術やサービスを導入することに寛容な会社だと思っていますので、積極的に新しい施策を検証できます。実際にリニューアル版の音声配信インカムの機能開発でAWSの最新のサービスの導入検証をしています。それが結果的に製品に取り入れることに繋がらなくても、自分のスキルアップには繋がるのでそういった意味でも良い環境かなと思います。あと、現在エンジニアインターンが1名いるのですが、会社全体で育てている最中で、そのような実務経験が浅く不安のあるエンジニアでも実力を見ながら教育や周囲のサポートによってスキルアップができる環境も魅力だと思います。

フィールドボイスインカムの開発の難しさは何でしょうか?

<Y.Kさん>TDSL時代から引き継いでおりお客様がサービスを実際に利用しているのでサービスを中断できないといったところが難しい点です。またサービスのリニューアルにおいても既存のものからスムーズに移管、利用できるような画面や機能にしたりと互換性の面からもお客様が困らないように開発を進めていくことは難しい点です。

<Kさん>Y.Kさんも言っているようにサービスを中断できないミッションクリティカルに近いプロダクトなので、そういった点を維持することが難しいところです。また、TDSLからの移管ということで既存のプロダクトは開発したエンジニアに依存した作りだったり、古い技術が取り入れられていたりするので、その依存性を排除して、それをエンジニアだけではなく、会社全体のメンバーを含めた新しい組織で運用・保守していけるような作りにするというところが難しいと思っています。

フィールドボイスインカムの開発のやりがいを教えて下さい

<Y.Kさん>直接お客様から開発側に声が届くことはないのですが、営業側から「フィールドボイスインカムは無くてならないサービス」とお客様が言ってくださっている話を聞くと、開発を続けていこうというモチベーションに繋がります。

<Kさん>プロダクトの開発が自分自身のスキルアップに繋がっていることにやりがいを感じます。基本的には会社のために開発をしているのですが、ボイットは新しいチャレンジを受けいれてくれる環境なので、そういった環境で開発ができ、それが全て自分のスキルアップに直結しているのでやりがいに感じています。

フィールドボイスインカムでお客様の声が反映された機能はありますか?

<Kさん>基本的には、現場で実際に利用されている方の声が反映された機能が多く備わっているのですが、一つ具体的に挙げると、お客様によってネットワークが弱かったり切れてしまう環境で利用されている方もいますので、オフラインになったときに発話が切れたことを通知する機能があったりします。

ボイットでエンジニアとして働く魅力を教えて下さい

<Y.Kさん>新しいものを拒まない環境ですので、自分で手を挙げ、研究を進め、実務で利用出来ることが分かれば、プロダクトに採用できますので「これがやりたい」ということを実現できる可能性が高い環境は魅力だと思います。

<Kさん>経営陣も含め技術理解が深いメンバーが集まっているので、エンジニアからの意見を尊重してくれるのは魅力だとおもいます。新しいシステムに関しては、エンジニアがアーキテクチャを選定、提案して経営陣にレビューして直していくやり方をしていますのでエンジニアとして、意見が言いやすく働きやすい環境だと思っています。


以上、ボイットの開発メンバーのお話をお聞きしました。ボイットの開発環境やチーム、組織のことが少しでも伝わりましたでしょうか?

次回は、エンジニアの1日のスケジュールやオフィス環境についてお伝えする予定ですのでご期待下さい!


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