こんにちは!
エンジニアの中田裕貴です。
2025年10月にサンフランシスコで開催された、複数のテクノロジーイベントに参加してきました。

今回は、技術系ブログの第二弾として、世界最大級のスタートアップカンファレンス「TechCrunch Disrupt 2025(テッククランチ・ディスラプト)」をはじめ、現地で参加した各種イベントの様子や、そこから得られた知見についてレポートしていきます。
アメリカのスタートアップ文化やテクノロジートレンドを肌で感じることができた貴重な経験となりましたので、そのリアルな体験もご紹介できればと思います。
目次
「TechCrunch Disrupt 2025」とは
2025年の主要テーマ
主要コンテンツ紹介
参加の意義
会場の様子
JetBrains セッション:"You can't vibe code enterprise software"
Braindate
Start-Up・企業ピッチイベント
アメリカのピッチ文化
スタートアップ文化に触れて感じたこと
エンジニアにも求められるビジネス視点
【番外編】Gemini Meetup への参加
【番外編】Stripe Hackathonへの参加
ハッカソン初参加で見えた景色
4時間でアイデアを形に
プレゼンテーションの反省点
「デモ・ファースト」文化の痛感
サンフランシスコで学んだこと
「動くもの」が全てを語る文化
技術者こそビジネスの本質を理解すべき
AIは「バズワード」ではなく、ビジネスモデルそのものを変える力
ネットワーキングは「名刺交換」ではなく「価値交換」
最後に
「TechCrunch Disrupt 2025」とは
「TechCrunch Disrupt 2025(テッククランチ・ディスラプト)」は、世界最大級のスタートアップとテクノロジーのカンファレンスです。
毎年サンフランシスコで開催され、革新的なスタートアップ企業、投資家、テクノロジー業界のリーダーたちが一堂に会します。

2025年の主要テーマ
今回の「TechCrunch Disrupt 2025」では、AI・機械学習、フィンテック、ヘルステック、サステナビリティなど、最新のテクノロジートレンドに焦点が当てられました。
特に生成AIやAIエージェントに関する展示やディスカッションが目立ち、業界の関心の高さがうかがえました。
主要コンテンツ紹介
- スタートアップ・バトルフィールド:世界中から選ばれた有望なスタートアップ企業が自社のプロダクトをピッチし、優勝を目指して競い合います。
- 企業ブース:数百社のスタートアップや大手テック企業がブースを出展し、最新のプロダクトやサービスを展示・デモンストレーションします。
- 業界リーダーによる講演:著名な起業家、投資家、テクノロジー企業のCEOなどが登壇し、業界のトレンドや未来について語ります。
- ネットワーキング機会:投資家、起業家、エンジニア、メディア関係者など、テクノロジー業界の多様な人々と繋がることができる貴重な機会が提供されます。
参加の意義
今回は、これまでのプロジェクト経験や日々の業務での取り組みを評価いただき、有難いことにお声掛けをいただいたことがきっかけで、アメリカで開催される「TechCrunch Disrupt 2025」へ参加する機会を得ました。
「TechCrunch Disrupt 2025」は、最新のテクノロジートレンドを肌で感じられるだけでなく、業界の最前線にいる起業家や投資家から直接学べる、非常に価値の高いイベントです。
現地の技術トレンドや企業の動向を把握しながら、最先端のAI活用・機械学習・ソフトウェア開発のアプローチに触れ、そこで得た知見を社内にも還元し、Vitalizeの技術力向上に役立てたいという思いが、今回参加した大きな目的のひとつでした。
会場の様子
イベントには、名だたる大企業から昨年創業したばかりのスタートアップまで、幅広い企業がブースを出展していました。
各社は最新プロダクトの紹介や、1分間のビジネスピッチを通じて、世界中から集まった参加者へ自社の強みを積極的にアピールしていました。
さすが「テックの聖地 サンフランシスコ」だけあって、参加企業のアプリケーションやデモの完成度はどれも非常に高く、参加者たちは革新的なプロダクトを前に目を輝かせていました。
会場の入り口には、 JetBrains や MongoDB といった、普段我々がよく目にするソフトウェア企業がブースを構え、新サービスや主力製品の紹介を行っていました。
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ここはTechCrunchのイベントブースの入り口で、かなり力を入れて設営されており、デベロッパーとしては思わずテンションが上がりました。
また、最近の潮流としては生成AIや機械学習が圧倒的に強く、ほとんどの企業ブースで「AI」という文字が目に入りました。
むしろAIを使っていない企業の方が少なく、ソフトウェア開発に限らず、ヘルスケアや環境系ハードウェアの分野でもAIを取り入れた製品が発表されていました。


JetBrains セッション:"You can't vibe code enterprise software"
JetBrains が主催する「You can't vibe code enterprise software」というタイトルのセッションに参加してきました。
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現在IT業界を中心として席巻している GitHub CopilotやCursor、Codex、Cloud Codeをはじめ、昨今は多種多様なコーディング支援AIエージェントが次々と登場しています。
一方で、これらのAIツールを活用する際にはいくつか大きな課題も存在します。
特に挙げられていたのが、セキュリティ面での懸念とAIが生成するコード品質のばらつき です。
こうした問題点をコードレビューのプロセスで担保しようとすると、レビューの負担が増大し、結果として開発効率の向上を阻害してしまう、という現実が共有されていました。
この「コードレビューの負担」がボトルネックになっている状況に対し、JetBrainsが提示した解決策が、高精度かつ品質の高いコード生成を安定的に実現するための、公開ベンチマーク基盤「AI Arena」の開発です。
「AI Arena」は、AIエージェントの性能を客観的に評価し改善していくためのプラットフォームであり、生成コードの品質問題に対して非常に有効なアプローチだと感じました。
ただ、現状ではこの課題感に対する明確な対応策は出てきていないので、すこし懐疑的に見ています。
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また、大企業の新サービスや製品の発表を現地で直接聞けることは、開発者として非常にワクワクする体験でした。
最新情報をその場で得られる点は、テック企業が集まるアメリカのイベントならではの魅力だと感じました。
Braindate
会場には 「Braindate」 という、1対1で会話ができる交流スペースが設けられており、せっかくの機会なので私も参加してみることに。
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数名のスタートアップへミーティングを申し込んでいたのですが、そのうちの1人である出展企業のCTOから「ブースで待っています」と連絡をいただき、直接伺うことになりました。
その場で、「アメリカ市場ではどういったアプローチが求められるのか」といった話をしたり、お互いのプロダクトについて意見交換をすることができました。
Start-Up・企業ピッチイベント
今回、日本の起業家が集まるスタートアップのピッチイベントに参加する貴重な機会を得ることができました。
このイベントでは、アメリカ市場への展開を視野に入れてる企業から、すでにアメリカを中心に事業を展開している企業まで、さまざまな起業家が自社プロダクトについてピッチを行っていました。
各企業のピッチは主に5分程度の時間で行われ、その中で
- プロダクトの概要
- 独自性や競合優位性
- 市場への価値提案
- 目指す市場規模
などを、非常に熱意を持って語っていたのが印象的でした。
参加者の年齢層は25歳前後の若い起業家から50代のベテラン層まで幅広く、多様なバックグラウンドの日本のスタートアップがアメリカに挑戦している姿を見ることができました。
また、ピッチのレベルも多岐にわたっており、完成度の高いビジネスモデルに「これはすごい」と思わされるものもあれば、まだ伸びしろを感じる段階のものもありました。
アメリカのピッチ文化
アメリカのピッチ文化の特徴として特に印象的だったのは、アメリカではプロダクトを実際に見せることを重視する文化が非常に強いということです。
日本のピッチイベントでは、スライド資料だけで説明を完結させてしまうようなケースが多いのに対し、アメリカでは実際の動作を記録した動画を会場で見せたり、その場で実際に動くプロダクトのライブデモンストレーションを行ったりすることが一般的であり、視覚的に訴える手法が広く採用されています。
今回のイベントでも、こうした実物や動画を積極的に用いる企業が多く見られました。
スタートアップ文化に触れて感じたこと
今回のピッチイベントやTechCrunchの企業ブースへの参加を通じて、実にさまざまなスタートアップ企業と出会う機会に恵まれました。
その中で特に印象的だったのは、「シード期」「シリーズA」「トラクション」といった投資ステージに関する話題が頻繁に登場していた点です。
私はこれまで技術面にばかり注力してきたため、企業経営や資金調達に関する知識は十分ではありませんでした。
現地で起業家の話を聞く中で、自分にはビジネスサイドの理解がまだ足りていないことを痛感し、体系的に学ぶ必要性を強く感じました。
アメリカは日本と比較してスタートアップ文化が大きく発展しており、起業が非常に活発で、それを支える環境も広く整っています。
日本では「ベンチャー企業」という言い方が一般的ですが、アメリカでは「スタートアップ」という言葉が広く使われており、その背景には 起業家精神を尊重し、挑戦を後押しする文化の違いがあります。
さらにアメリカでは、スタートアップのM&A(合併・買収)も極めて活発で、企業の売却や統合が一つの成功のゴールとして認識されています。
特にシリコンバレーでは、失敗を恐れないスタートアップ精神が強く根付いており、失敗から学び次の挑戦につなげる姿勢が評価されるなど、起業家文化が社会全体に深く浸透しています。
エンジニアとして単にプロダクトをつくるだけでなく、企業経営やファイナンスの知識も不可欠だと強く感じました。
そこで帰国後すぐに、企業ファイナンスの基礎を学べる本として、磯崎哲也さんの『起業のフィナンス』を購入し、読み進めています。
エンジニアにも求められるビジネス視点
エンジニアや技術職であっても、ビジネスの投資やファイナンスへの理解が不足していると、アプリケーションを実装する際に「今つくっている機能が市場にどんなインパクトを与えるのか」「どれほどのビジネス価値を生み出すのか」「会社全体の成長戦略にどう貢献するのか」といった視点を持たないまま開発してしまう恐れがあります。
そうした状態では技術者として視野が狭まり、真に価値のあるプロダクトを生み出すことが難しくなってしまいます。
だからこそ、企業のファイナンスにも目を向け、投資家やステークホルダーの視点を持ちながら、日頃からユーザーストーリーの設計や機能設計、アーキテクチャ設計に取り組んでいきたいと感じました。
【番外編】Gemini Meetup への参加
今回は、TechCrunch Disrupt 2025への参加がメインでしたが、滞在中のサンフランシスコではさまざまなテック系のイベントが開催されており、いくつか参加してみました。
その中でも、「Gemini Meetup」は、スタートアップやエンジニアが集まるカジュアルなネットワーキングイベントで、参加者が自分たちのプロダクトやコードを紹介する場として盛り上がっていました。
現地では、日本よりもフランクに声をかけ合い、相手の活動に強い興味を示す文化が根付いていると感じました。会場ではCodexやClaude Codeといった開発ツールについて、「何を使っている?」「どうだった?」といった技術トークが自然に交わされていました。
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また、参加者は自身のスタートアップのプロダクト紹介や、「メンバーを募集している」「エンジニアも集めている」といった会話も活発に行われていました。
他にも、自身の作ったプロダクトを紹介するセッションもありました。プロダクトだけでなく、最近使ったSaaS製品やエージェントの感想、使用時のコツなどを紹介している方もいらっしゃいました。

例えば、最近話題の画像生成AI「SORA」について、より自然な画像を生成する方法を紹介していました。AIが生成しがちな「指の本数が4本になる」「腕の本数が3本になる」といった不自然さを防ぐためのテクニックなどです。
おそらく仕事ではなく、私的な趣味などで発表していると思うのですが、Tech系がひしめくサン・フランシスコのGemini Meetupで、自身の成果などについて発表しているのは、とても勇気のいる行動だと感じました。
【番外編】Stripe Hackathonへの参加
StripeとGreptileが主催するハッカソンにも参加。
参加者は学生や大学院生が多く、社会人も含めて若い世代が中心でした。
ちなみに、GreptileはAIコードレビューエージェントです。
以前、クラウドにコードを送信できない環境で、その代替となるツールを探していた際に調査したことがあります。
結局導入には至りませんでしたが、AIコーディングエージェントの普及に伴い、AIコードレビュー分野も着実に進化してきていると感じます。
StripeとGreptileという大手企業が共催するハッカソンに参加し、テック企業の中心地であるサンフランシスコで開発に取り組めたことは、非常に貴重な経験となりました。
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ハッカソン初参加で見えた景色
今回、人生で初めてハッカソンに参加する機会を得たのですが、正直なところ事前の情報収集が不十分で、具体的にどのような流れで進行していくのか、参加者がどんな活動をするのか、審査基準は何なのかといったことがあまりよくわからないまま、とりあえず参加してみようという気持ちで会場に足を運びました。
実際に参加してみた結果、ハッカソンの雰囲気や進行の流れ、参加者同士のコミュニケーションの取り方など、これまで想像できなかった部分が一気にイメージできるようになりました。
結果として多くの学びと気づきを得ることができ、今後の活動にも確実に活かせる非常に実りある経験となりました。

写真は、実際に作成したAIエージェントのスライドやデモを見せているところです。
4時間でアイデアを形に
今回参加したハッカソンは、他のイベントと比べても開催時間が非常に短く、わずか4時間。
その限られた時間でアイデア出しからプロダクトの実装、さらに審査員へのプレゼンまで進める、かなり密度の高い内容でした。
参加者の国籍も幅広く、インドやカナダ、アメリカ各地からの参加者、そしてサンフランシスコ在住の地元の人もいました。
一方で、興味深いことに中国人や日本人のようなアジア系の参加者はそれほど多くありませんでしたね。
プレゼンテーションの反省点
今回のハッカソンで最も大きな反省点は、プレゼンテーションの進め方です。
私たちのチームは、最初にスライドでプロダクトの背景やコンセプトを丁寧に説明し、その後にデモを見せるという流れを計画していました。

しかし、アメリカのハッカソンでは、「とにかく早く動くデモを見せてほしい」という文化が強く、スライド中心の説明にはあまり興味を持ってもらえませんでした。
実際、スライドの説明をしている最中に審査員の集中が薄れ、いざデモを見せようとしたタイミングで「もう大丈夫です、次のチームへ」と打ち切られてしまいました。
他のチームの発表を見ていると、ほとんどがスライドを最小限に抑え、実際に動くものをしっかり作り込んで、その場で動作を見せるスタイルでした。
こうしたチームは審査員からの注目度も高く、質問も活発で、結果的に表彰されているところが多かったように思います。
今回の経験から、アメリカのハッカソンでは「動くデモ」こそが最重要であり、スライドに頼りすぎると評価されにくい ということを痛感しました。
「デモ・ファースト」文化の痛感
特に衝撃を受けたのは、アメリカのハッカソン文化に根付く 「デモ・ファースト」 の思想でした。
中国・インド、そして日本からの参加者の多くは、丁寧に作り込んだスライドを順序立てて説明する傾向があり、私たちも同じ進め方をしていました。
しかし実際には、審査員からは
「スライドはもういいので、早く動くものを見せてほしい」
という声が何度も上がっていました。特にGreptileの審査員が強く催促していた場面は印象的で、アメリカにおいては 「実際に動くプロダクトこそが最も価値を持つ」 という文化が徹底していることを強く実感しました。
この経験から、次回以降アメリカでハッカソンやピッチに参加する機会があれば、
- スライドは最小限
- とにかく「動くデモ」を中心に構成
- 必要であれば動作動画を事前に用意
といったアプローチが最も効果的だと感じました。
実際に、こうしたスタイルは審査員や聴衆からも非常に好まれ、短い持ち時間の中でプロダクトの価値を最大限に伝えるのに適していると分かりました。
今回の参加を通して、ハッカソンという形式が想像以上に刺激的であることを実感しました。短期間で集中してプロダクトを作り上げるプロセスや、多様なバックグラウンドを持つ参加者との協働は、大きな学びと楽しさに満ちていました。
今後は、国内のハッカソンにも積極的に参加していきたいと思います。
サンフランシスコで学んだこと
サンフランシスコで開催されたさまざまなテクノロジーイベントへの参加を通じて、アメリカのスタートアップ文化やテック業界の最前線を肌で感じることができました。この経験から得た主な学びをまとめます。
「動くもの」が全てを語る文化
前述でもお話したように、TechCrunch Disruptやハッカソンを通じて最も強く印象に残ったのは、アメリカの「Show, Don't Tell(説明するな、見せろ)」という文化です。
アメリカでは、スライドで丁寧に説明するより、実際に動くプロダクトを見せることが最大の説得力を持っています。
ハッカソンでも、スライド説明よりデモを求められる場面が多く、動くプロトタイプを早期に提示する重要性を改めて実感しました。
この学びは、今後の提案や要件定義の進め方にも大きく影響しそうです。
技術者こそビジネスの本質を理解すべき
こちらも前述の通り、スタートアップのピッチイベントを通じて痛感したのは、優れたエンジニアほどビジネスを深く理解しているという点でした。
「その機能がユーザーにどんな価値を生むのか」「市場でどれだけのインパクトがあるのか」といった視点を持ちながら技術選択をしており、自分にはその意識が不足していたと感じました。
この気づきをきっかけに、帰国後は『起業のファイナンス』を読み始め、企業価値や投資ラウンドの基礎から学んでいます。
技術者だからこそ、プロダクトが生むビジネス価値を理解しながら開発することの重要性を改めて認識しました。
AIは「バズワード」ではなく、ビジネスモデルそのものを変える力
TechCrunch Disruptでは、ほぼ全ての企業ブースで「AI」という文字が見られました。
しかし重要なのは、AIが単なる技術トレンドではなく、既存のビジネスモデルを根本から変革する原動力として位置づけられていたことです。
JetBrainsのセッションやGemini Meetupでは、「AIをどう使うか」ではなく「AIで何を実現するか」という視点で議論されていました。
JetBrainsが開発したAI Arenaのような、品質担保のための新しい仕組みが求められている。技術の進化が新たな課題を生み、それがまた次のイノベーションを生む。
この循環を目の当たりにできたことは、今後の技術選定や開発プロセス改善に大きな示唆を与えてくれました。
ネットワーキングは「名刺交換」ではなく「価値交換」
Gemini MeetupやBraindateで実感したのは、アメリカのネットワーキング文化の本質です。日本では名刺を交換して終わることも多いですが、アメリカでは初対面でも互いのプロジェクトに強い関心を持ち、「自分が提供できる価値」と「相手から得られる知見」を積極的に交換し合います。
ランチ中に話しかけてくださった博士号を持つAI研究者の方とはLinkedInでつながり、その後も技術的な議論を続けています。
Braindateで知り合ったスタートアップのCTOとは、ブースで1時間以上、互いのプロダクトについて深く語り合いました。
こうした出会いが新しいビジネスや技術的な気づきにつながる。
ネットワーキングは単なる人脈作りではなく、エコシステムへの参加そのものだと理解できました。
国内のテックイベントやコミュニティでも、この姿勢を大切にしていきたいと思います。
最後に
サンフランシスコという世界のテクノロジーの中心地で、多様なバックグラウンドを持つ人々と交流し、最先端の技術やビジネスモデルに触れられたことは、今後の開発活動やキャリアにとって非常に貴重な経験となりました。今回得られた刺激や学びは、個人の経験に留めず、日本の現場やプロジェクトにも積極的に還元していきたいと考えています。
冒頭でも記載しましたが、弊社はビジネスエンジニアリング事業を行っており、まだ大きな自社サービスの展開まではできていません。
まずは日本で通用するアプリなどの開発にはチャレンジしていきたいと思っています。将来的には、アメリカ市場への参入もできるようであれば嬉しいです。
弊社はチャレンジャーをたたえる文化があります。
今回のようなアメリカのテックイベントへの参加機会や、自分でプロダクトを作りたければ手を挙げて時間を投下し、実際に開発することが可能です。
また、プロジェクトでも希望するポジション—リーダー、マネージャー、テックリード、あるいは開発でもフルスタック、バックエンド、フロントエンド、ネットワークなど—を手を挙げた人に優先的に経験させてもらえる環境です。
ただし、やりたいことを実現するには相応の実力と、実際にコミットする熱量が必要です。それらを乗り越えれば、自身のキャリアパスや自己実現に向けて幅広い経験ができる環境だと思います。
少しでも「面白そう」「やってみたい」と感じてもらえたら嬉しいです。
そして、「中田と一緒に働いてみたい!」 「Vitalizeって面白そう!」 そんなふうに思っていただけた方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
まずはカジュアルに、お話しできるのを楽しみにしています!
次回の技術ブログもどうぞお楽しみに!
※これまでの技術ブログもぜひご覧ください