【前編】豊かな自然を活かして──キャンプで紡ぐ地域の未来と絆!Vitalize小林支社の新たな挑戦 | 株式会社Vitalize
こんにちは!小林支社長の上竹です。以前、「支社設立1年の振り返り」の記事で、小林支社では地方創生事業の一環としてキャンプ事業に挑戦することをご紹介しました。そしてこの度、いよいよその第一歩として...
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こんにちは!
小林支社 広報担当の前原と申します。(以下、前とする)
前編では、キャンプを軸にVitalize小林支社が目指す未来像や、地域との関わりについてご紹介しました。
そして後編となる今回は、実際にイベントを「つくる側」として向き合う中で生まれた気づきや学び、未来への新たな可能性を中心にお伝えします。
準備段階の様子や当日の空気感に加え、参加したメンバー3名へのインタビューを通して、彼らが感じたリアルな声をお届け!
今回のイベントを経て見えてきた「これからのVitalize小林支社」の姿を、ぜひ感じていただけたら嬉しいです。
登場するメンバーはこの3名。
大村健さん(左:以下、大とする)、内立輪なづなさん(真ん中:以下、内とする)、中野優磨くん(右:以下、中とする)。
1.ゼロからの挑戦!イベント準備の舞台裏
2.デザインの力で想いをカタチに!
3.小林の自然が生んだ、人と人を結ぶ体験へ!
4.最後に
前:では、最初に今回のイベント準備全体の統括を務めた大村さんにお話を伺っていこうと思います。よろしくお願いします。
早速ですが、準備を進めるうえで意識していたことは何でしょうか?
大:よろしくお願いします。
まず意識していたのは、「当日お越しくださる方々にとって価値のある時間を提供し、喜んでいただくこと」です。
今回のイベントは私たちにとって初めての取り組みで、不安もたくさんありました。ですが、参加者の皆さんが楽しそうに過ごす姿をイメージしながら、どうしたら喜んでいただけるかを何度もメンバーと話し合いました。
前: 初めての挑戦の中で、試行錯誤しながら進めていかれたんですね。
大: はい。その上で、「できる限りコストを抑えながらイベントを成功させること」も大きなポイントでした。
利益を出すのは難しいと想定していたため、どれだけ損失を抑えつつ満足度の高い体験を提供できるかは、常に意識していました。
実現したかった企画も多かったのですが、その中には満天の星空の下での映画上映など、泣く泣く断念した案もあります。限られたリソースの中で最善を選び取ることが求められる場面が多くありました。
前:なるほど。今後も継続していくうえでコスト管理は重要なポイントですよね。
では、限られたコストの中で工夫した点や判断基準があれば教えてください。
大:備品については、「買わずに済むものは買わない」という方針で進めました。
キャンプ経験が豊富なメンバーが多く、持ち寄ったものでほとんどの道具が揃ったので、本当に助かりました。
その結果、かなりコストを抑えることができたと思います。
前:ちなみに、大村さんご自身はキャンプ経験はありますか?
大:実はまったく経験がありませんでした。
必要な備品や道具の知識もほとんどなかったので、小林支社長の上竹さんや中野くんをはじめ、経験者のみんなに本当に助けてもらいました。
前:キャンプ初心者の状態で準備全体の統括を担うのは大変だったと思います。
そして迎えたイベント当日。会場の雰囲気を見た瞬間、どんな気持ちでしたか?
大:まずは安心した気持ちが強かったです。
私はもともと慎重な性格なので、「本当にお客様が満足できる環境を提供できるのか」という不安がずっとありました。
だからこそ、会場に参加者の皆さんが集まり、楽しそうに過ごしている様子を見た瞬間、胸のつかえがすっと消えました。
ここまで準備してきて本当によかった。と心から思いました!
また、当日は、良いことばかりではなく多くの学びもありました。
準備段階で、備品の規格についてメンバー間で認識のズレがあり、当日少しバタついてしまった場面もあったんです。
細かい部分でも、事前にしっかり調整や確認をしておく重要性を全員が改めて実感しました。
この気づきは、チームとしての成長につながったと感じています。
同時に、この景色は、一緒に準備してきたメンバーのおかげで実現できたものという感謝の気持ちも強く湧きました。
準備は大変でしたが、当日の会場の熱気を見た瞬間、「やってよかった」と心から思いました。
前:ありがとうございます!
それでは最後に、今後の挑戦や、次回に向けた意気込みを一言お願いします。
大:今回の経験を通して、良かった点も反省点もはっきり見えました。
次の開催では、事前共有の精度や準備フローをより整え、当日の運営がスムーズになるよう改善していきたいと考えています。
大きなことをするよりも、一つひとつ丁寧に、より心地よい時間を届けられるイベントに成長させていきたいです。
そして次回は、今回できなかった企画にもぜひ再挑戦したいと思っています!
前:続いては、デザインの力で集客・広報を担当したなづなさんにお話を伺います。
よろしくお願いします!
今回のイベントでは、学生時代の経験を活かして準備段階では主にデザイナーとして活躍されていましたが、学生時代はどんなことを学んでいましたか?
内:ありがとうございます。よろしくお願いします!
大学では映像制作のゼミに所属し、CMやPV制作、短編動画の編集について学んでいました。
ゼミ以外でもポスター制作に取り組む機会が多く、映像とグラフィックの両面から「見せ方」を学べたことが大きかったです。
現在はエンジニアとして働いていますが、デザインにはずっと興味を持ち続けてきました。
そのため今回のイベントでは、デザイン担当としてポスターやPOPなど、さまざまな制作物の作成に挑戦しました。
久しぶりに本格的にデザインに取り組めたこともあり、とても楽しく、良い経験になりました!
前:今回はイベント集客の要となるデザインを担当いただきましたが、制作する上でどんな点を意識したのでしょうか?
内:初めてのイベントで、ほぼ認知がないところからのスタートでした。
だからこそ、まずはひと目で「気になる!」と思ってもらえることを重視しました。
ポスターを見た人がイベントに興味を持つきっかけになるよう、視認性の高さや情報の伝わりやすさを意識してデザインしました。
また、イベント会場である「のじりこぴあ」には、人々に親しまれているカエルの像があります。
そこでポスター制作でも“カエル”をモチーフに取り入れ、見た人が思わず親しみを感じられるデザインになるよう工夫しました。
前:実際に、周囲の反応や反響はいかがでしたか?
内:ポスターを見た方から「かわいくて目を引く!」と声をいただくことが多く、とても安心しました。
カエルのデザインも「親しみやすい」と好評で、イベントを知ってもらうきっかけになったと感じています。
当日は「ポスターを見て来ました!」という方もいて、とても嬉しかったです!
自分が意識した“視認性”や“親しみやすさ”がしっかり届いていたと実感でき、デザインの力が実際の集客につながった場面に立ち会えたことが大きな励みになりました。
エンジニアとして働きながら、デザインにも変わらず興味を持ち続けていたので、今回デザイン担当として活躍できたことは 自分の想いが形になった瞬間 のようで、嬉しさでいっぱいでした!
ただ良い評価をいただく一方で、コンテンツの分かりにくさを指摘されることも。
次回は載せる情報の取捨選択をより丁寧に行い、誰にとっても分かりやすいデザインにできるよう工夫していきたいと思います!
前:それでは最後に、イベントの注目企画である テントサウナ を担当した中野さんにお話を伺います。
よろしくお願いします。
今回、イベントで テントサウナ を実施することになった経緯や背景を教えていただけますか?
中:のじりこぴあには、自然の湧水を利用したプールがあり、夏は多くの方が水遊びを楽しめます。
この環境を活かして、キャンプとテントサウナを組み合わせたら面白い体験になると考えたのが、今回実施するきっかけでした!
前:たしかに、キャンプだけでなく大自然の中で「ととのう」体験ができるのは、とても面白そうですね。
中野さんはもともとサウナがお好きだったんですか?
中:実は、サウナ自体は得意ではなかったんです(笑)。
ただ、以前テントサウナを体験した際に、サウナでじっくり温まった後に川へダイブする瞬間の爽快感が忘れられませんでした。
今回のイベントでは、参加者の皆さんにもぜひ同じ感覚を味わってほしいと思い、企画に取り入れました。
前:その瞬間、想像するだけで気持ちよさそうですね!
中:実際に体験した参加者の方々からも「最高だった!」「またやりたい」という声を多くいただき、大変好評でした。
この体験は、豊かな自然環境だからこそ味わえる特別なものだと感じました。
特に、湧き水を利用したプールがあることで、サウナで温まった後に水に飛び込む爽快感は格別です。
自然に囲まれた環境だからこそ、都市部では味わえない“大自然ならではのととのう体験”を味わっていただけたと思います。
前:聞いているだけでも、自然の中でのキャンプサウナ体験は本当に特別ですね。
私もぜひ、次回は実際に体験してみたいです!
今回のイベントを通して、次に挑戦してみたいことはありますか?
中:地元の方から「小林では夜に遊べる場所が少ない」という話を聞き、ナイトサウナやナイトプールを実施できたら面白いのではないかと考えています。
夜空に広がる星を眺めながらの「ととのう」体験は、昼間とはまた違った特別な楽しみ方ができると思うので、次回はぜひ挑戦してみたいです!
サウナ以外だと、自分の趣味のサバゲーも活かして、キャンプと組み合わせたイベントを企画してみたいです。
自然の中で遊びながら交流できる場をつくるのが目標ですね!
前:大村さん、なづなさん、中野さんありがとうございました!
お話を聞いて、次回のイベントがますます楽しみになりました。
今回のイベントは、自然に触れながら「学び」「遊び」「働く」を考える場をつくることを目標に、ゼロから企画・準備を重ねて開催しました。
第一歩としての今回の取り組みから、多くの学びや手応えを感じることができました。
今後は、自分たちだけでなく、行政や地域の方々と連携しながら、より多くの方に楽しんでいただき、小林をさらに魅力的な場所にしていきたいと思います!
最後に、今回のイベントにご協力いただいた関係者の皆さま、参加してくださった皆さま、そして地域の方々に心から感謝申し上げます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。