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コロナで売上半減も1年でV字回復。2年で過去最高益を叩き出した秘訣

■コロナで売上が半減以下になった

2020年、イベント業界をコロナウイルスが襲い掛かりました。

Vintomの主催するダンスイベントも半分は中止に。半分は実施出来たとしても、人数制限や様々な規制で赤字開催。業績的にも右肩上がりに伸びてきて、ここからという時にコロナが襲ってきました。

もちろん業績の影響は大きく、売上は昨年比でいうと30%程度に激減。イベントという人を集めるビジネスは、大きな打撃を受けました。

そんな中でも、何とかしないといけない。誰も助けてはくれない。

もがきながらも前に進めようとしたことで、今では大きな成果を作ることが出来、何とか1年で売上も復活。昨年度はコロナ前を大幅に上回る過去最高益を達成出来たので、その時の備忘録をここに記します。


■自分達で判断出来ない歯痒さ

まず最初に痛感したのは、開催の判断や規制の程度を、自分達で判断出来ないという事でした。

出演者やお客さんが集まっていても、会場側が中止といえば中止に。いくら政府がルールを決めたところで、最終的には会場の判断にゆだねられ、主催者といえど会場に判断を仰がなくてはいけないことが、1番歯痒かったです。

事業をやる上で、「アンコントローラブルなものに主軸を置くな。」と新卒で入社したサイバーエージェント時代に沢山教わっていたので、まさにこの事だなと実感しました。


■事業を複数持ってリスクを分散させる必要性

そこから、「イベント」という軸はありつつ、これがダメになった時に何もなくなるというのは、リスクが大きすぎるということを痛感しました。

なので、コロナ禍ではあるけど飲食店というもう1つの軸を作る事で、リスクを分散させるというところに踏み切れたのは、コロナが与えてくれた副産物なのかなと思います。

コロナ禍で打撃を受けたもう1つが飲食店だと思うので、そんな中飲食という事業に踏み切るのはとても覚悟がいりました。

ただ、ここでは具体的には述べませんがそこには確固たる勝算があったし、何より場所を持っていれば、どんな状況でも自分達で判断して事業が遂行出来るという点が大きかったです。

今では店舗でイベントをやったり、ワークショップをやったり、そういったことを自分達の判断で出来るので、場を持つという重要性は実感しています。


■今出来ることと出来ないことの見極めが大事

コロナ禍を通じて1番大事だなと思ったことは、出来ないことはやらない。出来ることをやるということです。

当たり前のことしか言ってないようですが、実はこれが難しく。。。

皆んなどう頑張ってもコロナで苦しいので、広告スポンサーが集まることは難しいです。

なので、うちの売上はイベントといっても、今まで半分がこの広告スポンサーによる売上だったのですが、それをコロナ禍の3年間は全てストップし、0にしました。

そうすることで、「ダンサーの立つステージを作る」という、今出来ることで今やるべきことに集中することが出来、今では日本全国のZeppを回るほどに成長した「ON-GAE-SHI」というイベントが誕生し、売上の大きな部分を占めるまでに育ったのも、この広告営業を0にして、今出来ることに集中した成果だと思います。


コロナで大変だったことは確かですが、その困難を皆んなで乗り越えることで多くのものを得たのもまた事実です。経営者としての自分がもっともっと成長し、これからも色んな壁を皆んなで乗り越えていけたらと思っています。

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