ユニファーストは、“つくりたい”を形にし、“つくる”を通して社会に貢献する会社です。日本、中国、ベトナムを生産拠点に、これまでポーチやバッグ、アパレル品等の縫製品をはじめ、お客さまの様々な“つくりたい”を実現してきました。
今回は、2025年4月に新卒入社し、PR職として活躍するNさんにインタビュー。学生時代に培った“アイデアを形にする力”や、現在感じている仕事のやりがいについてお話を伺いました。
【プロフィール】
N.M:目白大学 メディア学部 メディア学科卒業。2025年4月新卒入社。PR職として、SNS広告施策やWebサイト制作など、幅広いプロモーション業務に従事。
「キャラクター自動販売機」の企画から学んだ、アイデアを形にする力
――まずは、大学時代のご経験について教えてください。
目白大学のメディア学部で、広告・新聞・映像制作・デザイン・プログラミングなど、幅広い領域のメディアについて学んでいました。なかでも特に力を入れていたのがゼミ活動です。ゼミでは「校内に設置する自動販売機の企画」に取り組み、実際に設置まで実現しました。
――面白そうな取り組みですね!具体的には、どのような企画だったのでしょうか?
大学のキャラクター「メジゾー」がかわいいなと思っていたのですが、当時はあまり学生の間に浸透していませんでした。「もっと活用できるのでは」と感じていたところ、ちょうどゼミで“自動販売機”をテーマにした雑誌を制作する企画がありました。そこで、「せっかくだからメジゾーの自動販売機を学内に設置してみよう」と提案しました。
自動販売機は飲み物を買うだけでなく、広告としての役割も果たします。「メジゾー自販機」が学内にあれば、キャラクターのPRにもつながると考えました。結果的にとても好評で、現在では学内に6台ほど設置されるまでになりました。
――企画を実現するまでには、苦労もあったのではないでしょうか?
そうですね。最初は、メジゾーのグッズを自動販売機で販売しようと考えていたのですが、学校側から「まだファンが少ない状態では売れないのでは」と言われてしまって。
そこで発想を変えて、まずは“キャラクターを知ってもらうための媒体”にしようと方向転換しました。自動販売機の本体に大きくメジゾーをデザインし、見た人の印象に残るよう工夫したんです。設置場所にも制限があったため、学生がよく集まる体育館前に置かせてもらうことにしました。大学付属の中高生たちも利用できるよう配慮しています。
特に大変だったのは、大学側に「お金をかけてでも設置する意味」を理解してもらうことです。「大学のブランディングにつながる」「学生アンケートを通じて学生のニーズを把握できる」といった具体的なメリットを丁寧に説明し、ようやく設置が実現しました。
――自分の企画が実際に形になった瞬間は、どんな気持ちでしたか?
まさか本当に実現するとは思っていなかったので、とても嬉しかったですね。
プロジェクトを通して、「相手を説得するには、根拠となる材料が必要だ」ということを学びました。“これをやったら喜ばれそう”という感覚だけではなく、アンケート結果や数値など、具体的なデータをもとに説明できる準備が大切だと実感しました。
また、私はアイデアを出すのは得意なのですが、実現までの道筋を立てるのは少し苦手で……。スケジュールを組むなど、支えてくれる仲間の存在がとても大きかったです。苦手なことは人に頼ってもいいと気づけたことも、大きな収穫でした。
自分の軸を貫いた就活が導いた、ユニファーストとの出会い
――数ある企業の中から、ユニファーストを選んだ理由は?
就職活動では、「自分のやりたいことをぶらさない」ことを大切にしていました。私は昔からキャラクターが大好きで、キャラクターを活かして人に喜んでもらえる仕事がしたかったんです。
グッズ業界はキャラクターとの相性が良く、特にユニファーストは「モノを作る」だけでなく、ノベルティなど販促全体を支援できる点に魅力を感じました。キャラクターを通じてお客様の売上に貢献できるところが、面白いなと思ったんです。
私が担当しているプロモーション領域は、当初募集をかけていなかった新しい部署でした。私は営業職で選考を受けていたのですが、最終面接後に「営業よりもプロモーション領域のほうが向いていると思うけど、どう?」と声をかけてもらえたんです。自分のやりたいことを理解してくれている点にも強く惹かれ、入社を決めました。
――実際に入社してみて、ユニファーストの社風についてはどう感じますか?
とにかく優しい方が多い会社だと感じました。誰かを責めるような雰囲気はまったくなく、困ったときには親身になって相談に乗ってくれます。
また、社内には同じ名字の人が何人かいるため、私は下の名前で呼んでもらっています。フラットで親しみやすい距離感も、温かい社風につながっていると感じます。
――入社後の研修や成長ステップについても教えてください。
入社後は、営業職の同期と同じ研修を受けました。リーダーからは「営業も分かるプロモーション担当になってほしい」と言われ、両方の視点を持てるよう育ててもらっています。
研修後は、早い段階で案件を任せてもらい、制作進行やクライアント対応を通して経験を積んでいきました。ユニファーストは“経験して覚える”文化がありますが、必ず先輩たちがフォローしてくれるので、安心して挑戦できますね。
知識を積み重ね、クライアントに最適なPRを届ける日々
――現在の業務内容について教えてください。
私はプロモーション領域を担当しています。具体的には、お客様のSNS広告施策やWebサイト制作など、グッズ以外のプロモーション支援を行っています。日々の業務も、お客様とのやりとりやプレゼン資料の作成など、多岐にわたります。
現在はリーダーと2名体制のため、幅広い案件を並行して担当しています。最近では、ペット業界のお客様向けに店頭で流す電子ポップ動画の制作を担当しました。ペットが思うように動いてくれず撮影は大変でしたが、無事に納品できたときは本当にほっとしました。
――仕事のやりがいを感じるのは、どのような瞬間ですか?
自分が関わった企画や制作物が世の中に出て、SNSなどでリアクションを目にしたときです。「自分の仕事が形になった」と実感できます。また、会社の棚にはさまざまなお客様のグッズが並んでいて、それらをいち早く見られるのも楽しいですね。
――逆に、難しさを感じる部分はありますか?
たとえばSNS広告ひとつをとっても、その仕組みを正しく理解していないと、お客様に効果的な説明ができません。そのため、知識面のキャッチアップは欠かせません。協力会社の方にも質問しながら学び、しっかり伝えられるよう努力しています。大変なこともありますが、学ぶことが多く、とても楽しい仕事です。
――学生時代のゼミの経験は、現在のPRの仕事でどのように活かされていると感じますか?
単に「人気のコンテンツだからコラボしましょう」と提案するのではなく、お客様の特徴や雰囲気を理解したうえで「この会社にはこういう提案が合う」と考えられるようになりました。相手に合わせた提案の大切さを学んだ経験が、そのままPR業務に活きています。
挑戦も学びも、自分の意欲次第で広がる環境
――「若手でも挑戦できる」といった社風を感じる瞬間があれば教えてください。
私の“キャラクター好き”をリーダーも理解してくれていて、キャラクター関連の案件を任せてもらうことがあります。若手でも、自分の「やりたい」を実現できる環境があるのは、ユニファーストの大きな魅力だと思います。
また、「学びたい」という気持ちへのサポートもとても手厚いです。私の場合は、リーダーに勧めてもらったInstagram関連の外部研修を会社に申請し、受講することができました。自分の意欲次第で、知識やスキルをどんどん伸ばしていける環境だと感じます。
――今後の目標を教えてください。
今はまだリーダーのサポート的な立場ですが、今後はキャラクターを活用したコラボ案件を、企画から実施まで一貫して担当できるようになりたいです。一つひとつの案件を丁寧に積み重ねながら、自分の力を磨いていきたいですね。
――ユニファーストのPR職に向いているのはどんな人だと思いますか?
「現実的に考えすぎない人」だと思います。自由な発想で新しいことを考えられる人ほど、魅力的な企画を生み出せるからです。
同時に、学ぶ姿勢を持ち続けられる人。新しい情報やトレンドを楽しみながら吸収できる人が、この仕事を楽しめると思います。
――最後に、就職活動中の学生のみなさんへメッセージをお願いします!
私自身、就職活動はうまくいったと感じています。それは、「自分が会社を選ぶ」というスタンスを大切にしていたからです。選考で良く見せようと無理をするのではなく、自分に合う環境を見つけることを意識していました。
たとえうまくいかないことがあっても、自分とマッチする会社は必ずあります。自分の“好き”や“やりたい”を信じて、前向きに挑戦してみてください!