ブランド コンサルタント 兼 クリエイティブディレクター 水野 可奈子と「次世代を担うリーダー・若手たち」のトークルーム

ブランディングやデザイン制作に関わる様々なテーマを取り上げ、ゲストとともにトークを展開。リスナーの皆さまの視点でテーマと向き合えるよう、これからのアンティーグループを担うリーダーや若手をゲストとして招待し、クロストーク形式で進めていきます。これまでの経験や実績に裏付けされた、知識、ノウハウも交えながら分かりやすくお届けします。

#24 新企画「アンティーを形づくっているものは何か？人とカルチャーを探る」スタート！！
・Vol.1 アートディレクター「吉江 俊太郎さん」の好きなものを通して”削ぎ落したミニマルな美しさ”に迫る
～un-T Podcast「CDの部屋」～

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新企画について
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▼テーマ

変わらないために常に進化し続けるアンティーを形づくっているものは何か？
人とカルチャーを探る

▼コンセプト

会社は常に流動的　だからこそ自分たちでいかようにも変えていくことができる
今のアンティーを形づくっているものは何か？
これまでどんな歴史を刻み、これからどこに向かっていくのか？
メンバーそれぞれが影響を受けたアートやデザインについてとことん語り合い、
ここから見えてくるものを探っていきます

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Vol.1の概要
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初回にあたる今回は、これがやりたい！とWebデザイナーになった「吉江 俊太郎さん」をゲストに迎え、吉江さんのものづくりの原点にあるものを探っています。

好きなもの、大事にしていることなどをお聞きしていくうちに、”削ぎ落したミニマルな美しさ”という共通のキーワードが見えてきました　ホストを務める水野との共通項も多く、大変盛り上がりました。

ぜひお気軽にアクセスしてみてください！

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#24のサマリ

テーマとポイントをリストにしています。どんな内容で盛り上がったのか、ちょっとだけ覗いていただき、詳細は、ぜひ、Apple Podcast / Spotify / YouTube にてお聴きください。YouTubeのコメント欄にはショートカットリンクも掲載しています。テーマを選んで聴いていただくことも可能です。ぜひ、ご利用ください。

0:00～ オープニング

• 前回の振り返り
• 本日の内容

前回は、4リーダー（Web・グラフィック・空間・映像）を迎えて、「ワクワクを生み出すアンティーの仕事のつくり方」をお届けしました

改めて、アンティーがどういう強みを持っていて、これからどんな風になっていきたいと思っているのかお伝えできたかと思います

前回のエピソード

本日から新企画「変わらないために常に進化し続けるアンティーを形づくっているものは何か？人とカルチャーを探る」がスタートします！！　私自身大変楽しみにしていた企画でもあります

アンティーの理念ブックの「はじめに」にあるように、会社は無限の可能性を持って進化し続けています　この会社を形づくっているのが、現アンティーメンバーです　各メンバーが、どんな個性を持って活躍しているのか、ポッドキャストを通して深掘りしていけると楽しいのではないかと思い、新企画としてスタートしました

初回の本日は、東京の事業部で活躍中のデザイナーをお呼びしています
早速、ご紹介していけたらと思います

本日もよろしくお願いします！

2:14～ ホストの自己紹介

【名前】水野 可奈子（みずの かなこ）
【所属】アンティー・ファクトリー/アンティー・デザイン 東京オフィス 戦略プロデュースグループ
【職能】ブランド コンサルタント 兼 クリエイティブディレクター

狭義のデザインから広義なデザインまで、デザインが大好きで、この先もずっと探求を続けていきたいと思っています　よろしくお願いします

2:46～ ゲストの紹介

【名前】 吉江 俊太郎（よしえ しゅんたろう）
【入社】 2017年10月17日
【所属】 東京 プロデュース＆サービスデザイン 第1事業部
【職能】 デザイナー

3:11～ 吉江さんを知る！

ー ​アンティーでのお仕事

Webのデザインを中心に、デザイナーとして携わる　
時々アートディレクションも行う

• アンティーに入ってから仕事の幅が広がった
• キャンペーン、コーポレート、ブランディング、学校系のサイト
• インタラクティブムービー
• 社内の忘年会では、ゲーム（3Dアバターが出てくる）の制作も行う

ー クリエイティブな世界に興味を持ったきっかけ

子どもの頃に出会った3DCGがきっかけ　自分もつくってみたいと思うようになる
高校のロボット部で「デザイン×技術」の重要性に気づき、本格的にWebデザイナーを目指す

• 子どもの頃、映画「アポロ13」やゲーム「FF7」で 3DCGと出会い、興味を持つようになる
• 自分もやってみたいと思い、安いソフトを購入しチャレンジ
• 今につながったという意味では、高校の​ロボット部
• ものをつくる仕事に就きたくて工業高校に進学
• ロボットの3DCGモデルを制作できる人の募集があり入部
• 最初の1、2年は、みんながロボットをつくるところを見て過ごす
• 3DCGモデルの制作、大会で写真を撮る、HPをつくるなどサポート的な役割を担う
• 自分だったらああする…こうする…と思いながら3年目を迎え、自分でもロボットをつくるようになる
• みんなは自分より2年先を行っている　技術力はみんなが上　でも「デザイン」に対する意識がほとんどない
• 良いものをつくるためには「デザイン」も大切　「デザイン×技術」が欠かせない
• ここから「デザイン」に対する興味が強くなり、本格的にWebデザイナーを目指す

9:10～ 本編トーク

9:29～ 好きなアーティストやクリエイター

複雑なものより、ミニマル、シンプルに落とし込まれているものが好き

■ インテリアデザイナー

• チャールズ・イームズ
• ジョージ・ネルソン

■ プロダクトデザイナー

• ジャスパー・モリソン
• 深澤直人

▼好きなところ

• 色がきれい
• 手で触ることができて、親しみやすい
• 複雑ではなくて、ミニマル、シンプル

世界観をしっかり持っている人が好き

■ ミュージシャン

• 椎名林檎
• サカナクション
• スーパーカー
• ゲスの極み乙女

▼好きなところ

• 本格派
• 音がきれい
• 聴いていて心地良い

14:42～ ちょっと余談

吉江さんが入社して来てびっくりしたことかいくつかあります
何も見ないで歩きながら折っている、あの複雑な折り紙…あれは何？（水野）

単なる手遊びです、笑　
いつも出来上がるものは同じで、球体の折り紙です
高校の授業中に編み出した作品です、笑（吉江さん）

私の趣味の編み物と一緒かも　単純な形の繰り返し
立体的なビット絵、アスキーアート、レゴみたいな感じ（水野）

通ずるところがあるかもしれないです（吉江さん）

思考が忙し過ぎて頭が飽和してくると、急に編み物がしたくなる
一目一目編んでいくと、頭の中で混乱していたことが一つひとつ整理され、落ち着いていく（水野）

そろそろ本題に戻ります（水野）

17:05～ 好きなアーティストやクリエイター

アニメなのにグラフィカルなところ　絵のインパクトが好き

■ アニメーター

• 尾石達也

▼好きなところ

• 実写を使ったり、一枚絵でも成立しそうなアニメ
• 単色で迫力ある見せ方
• 特徴的な演出　斬新　
• 他になかなかいない

やっぱり、複雑なものより、ミニマル、シンプルなものが好き

■ 建築家

• 安藤忠雄

▼好きなところ

• 「住吉の長屋」が特に好き
• 限られた空間の中に、屋内と屋外がある
• 削ぎ落しているけど、豊か

暗くて美しい世界に惹かれる

■ 映画

デヴィッド・フィンチャー

• セブン
• ファイト・クラブ
• ドラゴン・タトゥの女

水野も、大のデヴィッド・フィンチャー好きです
近いところでは、リュック・ベッソン監督のニキータも大好きです

クリストファー・ノーラン

• メメント
• ダークナイト
• インセプション
• テネット

中島哲也

• 渇き。
• 来る
• 告白

他

• ソウ
• キューブ
• ダイ・ハード

27:26～ 大事にしていること

仕事においては、自分の好きなことではなく、クライアントのことが第一
その上で、つくる過程を楽しむことが大切

難しく考えすぎず楽しむ　童心を忘れない

• 積極的に楽しもうと思うことが大事
• 楽しめるから続けられる　ポジティブにつくったものはそのポジティブさが受け手にも伝わると思う
• 受け手は複雑なことは考えない　
• 単純に「楽しい」「気持ち良い」「素敵」と感じられるものをつくることが大切

チームで協力し、補い合いながら、みんなでつくる

• 一人でWebはつくれない
• みんなでつくると、より面白く、より良いものができる

シンプルなものが強い
心にビビッと届くものづくりを目指したい

• 単純明快だけど、これじゃないとダメ　
• 心を打ち　ビビッとくる
• この領域には、なかなかたどり着くことができいけれど目指したい

お気に入りのプロダクト（水野も同じものを持っています）

• リーンロゼのトーゴソファ
• バング&オルフセンのイヤフォン

吉江さんの好きなもの、デザインから感じられるテイスト（いつも信頼しています）

• スタイリッシュ、洗練されている
• シンプル、ミニマル
• 儚さ、美しさ
• 少しダーク

36:05～ 個人のクリエイティブ活動

自身のサイトとして「シロクマチャンネル・ドットコム」を運営
この活動があることで、「仕事」と「プライベート」それぞれの良いを目指すことができている

• 元々は、デザインとコーディングの両方を担う仕事の環境にいた　
• この勉強のために、ドメインを取り、自身のサイトとして立ち上げた
• 今は、この役割は弱まり、個人の趣味の場、気分転換の場となっている
• 自分の好きを知り、良いを探りながら、自分に立ち返り、整える場にもなっている

40:29～ 今後広げていきたい／チャレンジしてみたいこと

デジタル方面で新しい表現にチャレンジしていきたい

• WebGL（3D表現含む）
• 映像・音を駆使したコンテンツ　など

横に広げたチャレンジもしていきたい

• グラフィック
• プロダクトデザイン
• パッケージデザイン　など

42:07～ クリエイターを目指している方へのメッセージ

「クリエイティブなことが好き」というポジティブな気持ちを忘れずに仕事と向き合ってほしい

• クリエイティブな仕事の根本には「人を楽しませたい」「喜ばせたい」といったポジティブな感情がある　
• 大変なこともいっぱいあるけれど、どこかで自分なりのポジティブな部分を持って仕事と向き合ってほしい

来たれWebデザイナー！！Webのデザインは面白い！
デザインが持つ普遍的な美しさと新技術とが掛け合わさり、どんどん面白い表現が生まれる　飽きない

• デジタルデザインの可能性は今もどんどん広がっている　Apple Vision Pro、メタバースなど
• 動きをつけたり、タッチパネルで触れるようしたり、インタラクティブな動きをつけたり、動画や音を入れたり
• これらの実装を通して、つくったものを世界中の人たちに見てもらえる

46:20～ クロージング

随分じっくりと、吉江さんとお話しできたなと思っています

一緒に仕事をすることは、これまでにも多くあったのですが、こんなにじっくりと吉江さんご自身のこと、いろいろな趣味やデザインのバックボーンのことなど聞けたのは初めてだったので、とても嬉しい時間でした　ありがとうございました

トークはまだまだ続きます　次回もよろしくお願いします！

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