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これまでのUHCの道のり【前編】

“創業の経緯について教えてください。”

 私たちの会社は、2013年に行動科学とテクノロジーの掛け算で患者さんの治療継続を支援するために創業しました。

当時欧米を中心に、世界的な潮流として発展していたeヘルスという分野において、本邦で医療に大きな前進をと思いチャレンジしました。

しかし、皆保険制度をはじめ、日本と欧米では異なる医療制度・医療文化が根付いているなか、想定した事業のスケールを望めませんでした。そのような折、2015年にストレスチェックが義務化されたことをきっかけに、翌2016年に現在のメンタルヘルス分野に事業をピボットしました。

患者さんの治療継続支援において養った行動科学(心理学全般含む)の実践的知見をそのまま応用できる分野であり、また、メンタルヘルスが社会課題として益々注目されるだろうと思われたからです。

それから足掛け7年ほど地道に成長を重ねてきた結果、私たちはようやく事業を大きくスケールさせていくステージに辿りつきました。


“メンタルヘルス分野でもどのような点にフォーカスを当てているのでしょうか?”

メンタルヘルスの取り組み方は2つあります。

ひとつは、メンタル不調者をゼロにするというミッションです。
厚労省の掲げるストレスチェックの目的は、①労働者自身のストレスへの気付きを促進すること、②ストレスの原因となる職場環境の改善につなげることです。
不調の原因、つまりネガティブな要素に焦点を当てたアプローチは、厚労省の目的からも重要と言えるでしょう。

もう一つのアプローチは、組織をより良くする、あるいは現状問題なく働いている人々をより良い状態にするというポジティブなアプローチがあります。
私たちはこの視点を自らのミッションとしました。
このポジティブなアプローチのほうが、より効果的であり、生産的である、また、結果として不調者をゼロにするミッションも達成可能という考えに至ったためです。

ウェルビーイングが高い労働者はそうでない労働者に比べ、メンタル不調率・退職率が低い、生産性が1.3倍高いという研究データが出ています。
つまり、ポジティブなアプローチに全面的に取り組むことで、メンタル不調者を減らし、かつ自社の生産性やエンゲージメントを向上させるというAll Goodな結果を得られるのです。


”ウェルビーイングの創造をミッションとしたもう一つの理由”

イノベーションを目指すことは言うまでもなく簡単なことではありません。
多大な努力を要し、時にはうまくいかないこともあります。というかうまくいかないことだらけです。何度も困難を乗り越えることが、イノベーションへのチャレンジにはパッケージとなります。 

困難を乗り越えるためには、私たち自らがパッションを持って仕事に取り組めることが何よりも重要だと私は思います。

・何のために多くの時間を仕事に費やすのか。
・その先に何があるのか。
・絶え間なく求められる、自分の成長とは何のためにあるのか。

この答えは「自らのハッピーの追求」だと、私は考えます。ハッピーであることは、学術的にはウェルビーイングが高いと言います。
ウェルビーイングは身体的、精神的、社会的に良い状態にあることを意味します。
「元気で、信頼するメンバーと互いに協力しながら、パッションを持って課題に挑戦」 

事業としてポジティブなアプローチを行い、働く人々のウェルビーイング向上を追求することは、同時に私たち自らのウェルビーイングの追求でもあります。
自分たちがハッピーでなければ、誰かをハッピーにすることはできません。
かくして、ハッピー、ウェルビーイングを高めていくということに、真正面から取り組む意義を見出しました。

自らのハッピーの追求が仕事の原動力になるわけで、こんな楽しくわくわくする仕事は他にありますでしょうか?

―後編につづく―

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