新卒入社した企業へ10年勤め、インフラエンジニアや内部統制の経験を積んだ後、UGに入社した団長。
UG入社後、仕事の価値観が変わったと語る彼。仕事の”やりがい”にフォーカスをしてインタビューしました!
「ありがとう」の言葉へ感じる仕事のやりがい
――UGに入社する前はどのような仕事をされていたのですか?
前職はSlerに勤めていました。そこで4年間インフラ管理などのエンジニア経験を積み、その後、内部統制監査のコンサルを担当する部署へ異動しました。
当時担当していたお客様は従業員数8000人ほどの大手企業でしたので、そこで大手企業のIT部門のあり方を学びました。身近にいるITスキルの高い人を目指しつつ、目の前にある課題を仲間と乗り越えながら成長することで、それなりに満足しながら日々仕事をしていましたね。
――転職活動を始めたきっかけを教えてください。
監査のコンサル部署へ異動してから、感謝されることが減ったことでやりがいを見いだせなくなってしまいました。インフラの業務をしているときには気づいていなかったのですが、「ありがとう」と誰かから感謝されることにやりがいを感じていたみたいです。
監査という業務内容からして仕方ないことなのかなと思いつつも、仕事をするなかで、やりがいとなる部分だったんだと気付きました。
それに加えて、監査のコンサル部署でのキャリアモデルがなく、「この部署にいながらキャリアアップしていくことはむずかしい」と感じていたのもきっかけのひとつです。
今の環境に身をおいていたら気が緩み、向上心も無くなってしまうのではないかという危機感がありました。
僕は環境に左右されやすいので、「一緒に働く人や環境を自分で選ばなければ」と思っていました。
――UGへ決めた理由は何ですか?
転職サイトを見ていて偶然UGを発見し、中堅中小企業をお客様としている点に興味を持ちました。そこで、UGの採用サイトを見てみると、「求める人物像」に書いてあることが僕とマッチしていると思って「お気に入り」に入れていました。ちょうど同じ時期にUGからスカウトをもらい、面談をすることになりました。運命を感じましたね。
1回目の面談が終わったときは大手企業の前職とギャップがありすぎて自分にはマッチしないだろうなって思ってましたね。採用面談の際、社内を通り過ぎると、カフェエリアの卓球台で卓球している人がいて衝撃でした。これがベンチャーか!!って(笑)
先程の話の通り、自分は環境に左右されやすいので、「楽しく働く」ために「どういう人と働くか」に軸をおいて転職活動をしていました。そのため、採用面談の際は自分が面談担当の方を面談するぐらいの気持ちで臨んでいましたね。(笑)
最終的に、須田さん(社長)との面談でUGに入社しようと決心しました。他にも選考を進めたい企業があることを伝えたときに「どちらにするか決めてください」って言われると思っていたのですが、「内定を保留にするので、入社したいと決めたタイミングで連絡をください。自身で納得してから入社して欲しいので。」と言われたんですよね。僕の意見を受け入れてくれ、かつ尊重してくれていたので「信頼していいな」と思いましたし、この会社なら「楽しく働く」ことができると確信しました。
いつかしたかった地元貢献。気づいたら実現していた
――UGに入社して「楽しく働く」は実現できてますか?
直近では、直接の業務ではないですが、※ジェムという新しい企画を行っており、実現できているかなと思います。信頼している仲間と議論しながら前向きに取り組める点でとても楽しんでいます。
僕は、僕が何かをすることで、誰かに喜んでもらうのがめちゃくちゃ好きなんです。
仕事の話ではないですが、友人の結婚式の余興を同じ月に3件任されることもあり、半年かけて全部やり遂げました。半年時間かけて10万円近く払うって謎ですよね。
でも、損得よりも相手の喜んでくれる姿を想像することがモチベーションになってがんばれるタイプなので、UGにはすごい向いてるかなと自分で思います。(笑)
※ジェム=1グループ4人程で結成され、定期的に業務についての悩みや経験シェアをする場。コロナ禍における社内の繋がりを広げる施策として有志で企画中。
――シェアード社員としてのやりがいはどんなところですか?
お客様との距離が近い分、お客様が実施していることやお客様の姿が見えやすいというところですかね。
僕の出身地は福島なのですが、コロナ禍になる前は年に4回〜10回帰省していたくらい好きなんです。
いつか東京で得た知識や経験を地元に還元したいと思っていて、地元に帰ろうかと思うこともありましたが、いろいろ考えているうちに30代半ばになってしまいました。
ある日、お客様の社員の方が日報で
「福島の企業での困りごとや、その困りごとに対して自社製品でどのような助けができるか」を物凄くこまめに書いていたのを見て、「東京のお客様の助けになることが、地元の貢献にも繋がるんだ」と思えました。
今目の前にあるお客様の課題や問題を解決することが、地元の友人やお世話になった方の役に立つかもしれないと考えると、やる気にも繋がりましたし、もっとがんばりたいという気持ちが湧いてきました。
僕は、そういった社会貢献を実感しながら働けることが、シェアード社員のやりがいであると感じています。
――複数のお客様をご支援するなかで大事にしていることはありますか?
現在ご支援しているお客様は2社で、社風はもちろんコミュニケーションの取り方もまったく異なります。それぞれのお客様に合わせた動き方をするのはむずかしいなと思う反面、その難しさをおもしろいと思っています。
以前、別のお客様で同じような行動をした際に、片や怒られ、片や感謝されるということもありました。(笑)
なので、それぞれのお客様先にあった仕事の進め方を考えて動くことを大事にしてます。
スペシャリストにならなくても誰かの役にたてる
――お客様先での稼働を通して仕事の価値観に変化はありましたか?
変化はありましたね。転職前は「何かのスペシャリストにならなければいけない」という考えが強かったです。前職でも大学の先輩でも「一つ武器をつくれ」という方が多くいたので、その影響もあったと思います。しかし、スペシャリストにならなくても人の助けはできると考えるようになりました。
UGに入社して初めてのお客様先でPCの設定をした際に「とても助かった」と感謝されたんです。PCの設定をできる人は他にもたくさんいます。なので感謝されることでもないと思っていましたが、スペシャリストでなくても人の役に立てると気づけました。
スペシャリストの方が役に立てる範囲は広がると思うので、学ばなくてよいということではないと思っています。少なくとも、自分の知識や経験で手助けできる人がいる。それなら焦らずに自分にできることをしっかりとやって、困っている人たちの役に立っていこうと思うようになりました。
それと、10満点だとしたら、0から5くらいにあげるフェーズが好きなので、何かのスペシャリストって向いていないんですよね。8くらいまでできると満足してしまいます。(笑)
お金を稼ぐことへの考え方も変わりました。
以前はお金を稼ぐことにあまり興味が持てず、迷うことが結構あったのですが、「サービスを提供して人の役に立ち、よりよいサービスを続けて提供するためにお金をもらう」という考えに変わり、今はとてもしっくりきています。
――UGの中では内部統制のスペシャリストでは?
前職の経験があるので知識はありますが、スペシャリストにはなれていないですね。まだ内部統制の一部分しか経験できていないため、色んな観点からもっと勉強が必要だと感じています。
――以前UGの中で内部統制の勉強会を開催されていましたね。
そうですね、入社半年後くらいに勉強会を開かせてもらいました。
内部統制を実務で利用しているUGメンバーは結構少なくて、「単語は聞いたことある」という人がほとんどだったので、参加人数は多くないだろうと思っていました。ですが、社員の1/3くらいのUGメンバーの参加があり、「この会社(UG)すげぇ・・」って思いました。(笑)
前職で一緒だった友人のSEからも、社内で有志の勉強会を開催しているという話はあまり聞いたことがなかったので、UGメンバーのこういった好奇心や吸収する姿勢は素晴らしいですよね。
今年も同じテーマ(内部統制)の勉強会を開催しようと思っているので、興味のある方に参加してもらえたらいいなと思っています。
――UGの好きなところはありますか?
何かをやりたいと話したときに、それを一緒になって「やろうよ」と協力してくれて、楽しみながら創り上げてくれるメンバーが多いところが好きですね。
前向きな意見をを否定する人がいないので「やりたい」を実現できる場所だと感じています。
最初は「個性的な人が多いなぁ」と思っていたのですが、そのうち「他者の個性を受け入れることができる」社風なんだと気づきました。なので、みんなが自分を自由に表現できて個性的に感じるんだと思っています。
上下関係もなく、強制もせず、他人と対等に向き合う雰囲気が大学時代に所属していたサークルの雰囲気に似ていて、とても居心地がよく好きですね。
僕自身もその雰囲気を壊さないよう、他メンバーを尊重するよう心がけています。
――ズバリ!UGを一言で表すと?
むずかしいな・・・
一言で表わせないのがUGです(笑)