長谷川 寛明(プロダクト部 プロダクトマネージャー)
大学・院で建設建築を学ぶ→シドニー留学→デザイン事務所・留学支援会社運営→ツクリンクデザイナーを経てプロダクトマネージャーへ。趣味はゴルフと旅行。
こんにちは!ツクリンク株式会社の採用広報の田中、通称たなしゅうです。
今回はプロダクト部でプロダクトマネージャー(以下PdM)を務めている長谷川にインタビューをしました。ツクリンクに入社した経緯から、これまでのキャリアやプロダクト部で働くことの面白さなど、ざっくばらんにお届けします!
ものづくり好きなデザイナーがツクリンクに加わるまで
学生時代~これまでのキャリアについて教えてください
大学では都市システム工学科という学科で、コンクリートを作って、破壊して、係数を測るなどコンクリートの研究をしていました。もともと小中学生の頃から図工の授業が好きで、漠然とものづくりをやっていきたい、と思っていたので建設・建築系を目指して入学したんです。ただ、大学3年次に少し就活をしたんですけど、何かピンと来るものがなくて、建築に関する事を学びたかったこともあって大学院に進みました。
院での夏休み期間に、ある企業のインターンシップに参加したんですが、そこで出会った他の学生たちのモチベーションや意欲がすごく高くて、輝いて見えたんですね。それに刺激を受けて、自分をもっと磨かなきゃとか、世界を見てみたい、グローバルに活躍する人間になりたい、と思うようになったんです。それを機に大学院を1年休学してオーストラリアのシドニーへ留学に行きました。
シドニーではワーキングホリデーで滞在をして、10人部屋のドミトリーに暮らしながら語学学校に通ったり、仕事をしたり、(オージーらしく昼からビールを飲んだり)、2度目のビザを取得するために田舎のファームでズッキーニを収穫したりなど、日本で経験したことないような異国体験をしていました。(笑)
現地の友人の勧めで2ヵ月程フィリピンでも語学留学をしつつ、トータルで約1年半ほどシドニーで暮らしていました。刺激的で楽しい毎日を過ごしてはいたのですが、当時は20代前半で日本の友人たちは既に社会人として働いています。徐々に危機感も募ってきて、何か変化が必要じゃないかと思うようになっていきました。大学までは関西で地元は東海だったので、それまで東京で生活したことが無く、次の成長のため、新しい刺激を得るために一度、東京で揉まれようと思って帰国することにしました。
ものづくりが好きだという点と、世界中どこにいても働けるスキルを身に着けたいなと思い、帰国後は大学院を辞めて東京のデザイン学校に通いました。そこである程度UIUXなどのデザインスキルを身に付け、小さなデザイン事務所で働き始めることが出来ました。1年ほど事務所でWebデザインをした後、赤坂の某テレビ局に出向し、番組プロモーション周りの仕事を担当することになりました。テレビ局ということもあって、おもしろい人が多く、そこでも刺激的な日々を過ごすことが出来ました。
また同時並行で、東京で出会った留学経験のある友人と留学サポートの会社を共同経営で運営もしていました。その会社は既に離れましたが、ツクリンクに入社して3年くらい携わっていました。
ツクリンクとはどのように出会ったんですか?
留学支援の会社により力を入れたいと思っていたので、デザイン事務所を辞めることにしていたんですね。その際に、ある飲み会で出会ったツクリンクの方と意気投合しまして、色々話をしている中で「ツクリンクでデザイナーを募集してるから一度オフィスにどう?」ということになりまして、代表の内山さんと話をして、そのまま入社することになりました(笑)。それが2017年頃になります。
入社した理由としては、学生の頃に建築・建設系を専攻していたので、事業そのものに興味があったのはもちろんですし、サービスのUIUXに関わりながら、56兆円という国内で2番目の巨大市場に変革を持たせられるのは面白そうだと感じました。そして、内山さんと話をしながら、直感的に「この人と仕事をしたい・この会社に加わってみたい」と思ったことも大きいです。代表がデザインの経験があって、デザインの必要性を理解している点にも惹かれました。
自身の留学支援の会社もある中だったので、時間や場所にある程度融通の利く環境で働きたいと考えていました。その旨も内山さんに伝えると、反対どころか、むしろすごく理解してくれて。そういう面でもここで働きたいと感じて入社することにしました。
変化を楽しみ、学びながら役割を担っていく日々
入社してからはどのようなお仕事を?
デザイナーとして入社して、プロダクトに関わるUIUXデザインから、Webデザイン、チラシなどの紙媒体なども担当しました。それと、以前は受託業務もあって、建設業者さんのHPや名刺作成などのデザインも行いました。とはいえ、入社したときのツクリンクはまだ10名程の規模感だったので、デザイン業務を軸にしつつ電話対応含め、幅広くやっていました。これはこの人がやる、という風に決まりきってない業務もあったので、みんなで話し合いながら部活のような雰囲気で仕事に打ち込んでいました。
以前の取締役インタビューで登場した中村さんも当時はエンジニアとして働いていて、デスクに座るとかではなく、カーペットのフロアに腹ばいになってコーディングすることもしばしばで、「これがベンチャー企業か」とカルチャーショックを受けたこともありました。(笑)
辞めずにここまで続けている理由ですか?純粋に仕事が楽しいからというのもありますし、ここの皆さんと一緒に仕事をし続けたいと思っているところもありますね。
特に内山さんって、僕が入社した当初からユーザーのために、建設業界のために、というところから一貫して、ブレていないんですよ。スタートアップ企業の中には自社の成長にとにかく力点を置いて、派手な広告や資金調達を手段として用いる会社などもあると思うんですけど、そういうことはせずに堅実に自分たちが出来る事を信じて会社経営をし続けているのは個人的に魅力だと感じますし、本質的に業界を良くしたいという想いから意思決定をしていると思っています。
そこからはどのようなキャリアを?
2年半ほどデザイナーでやっていたときに、プロダクトの会員登録数をKPIにチームで追いかけて達成していこう、という時があって、企画部分を担当していたのですが、中村さんからプロダクトマネージャー(以下PdM)としてどうか、とオファーをいただいて2019年の後半くらいからPdMを担うようになりました。その頃に自身の留学支援の会社から離れてツクリンクに全振りをするようにしました。
それからはPdMとして、エンジニア・デザイナー・データアナリストなど、プロダクト部のみんなと協力しながら、ユーザー満足度の追及と収益面の両軸を追いかけて、日々開発を進めています。営業部やCS部とも連携を取りながら、どんな機能を追加していくと良いか、どんな施策を打っていけば効果的か、どんなデザインにすれば良いかなど、話し合いをしながら週単位でPDCAを回して開発をしています。基本それらのMTGに全部関わっているので、いちデザイナーとして業務をしていた時よりも、関わる領域が広くなりました。その分、難しいですし、PdMとしてもっと成長しなければなりません。
今ではプロダクトに対するリードも業務上行いますし、メンバーマネジメントも担うようになりました。とはいえ最近でこそ、PdMという役割は一般的になっていますが、僕が担当した当初はそこまで広まっていなかったので、“そもそもPdMとはなんぞや?”から始まりました。セミナーなどのイベントや本などPdMと名がつくものは出来るだけインプットして、役割として何をすべきなのかを手探りで学んでいました。
マネジメント一つとっても、難しい仕事だなと思います。チームを率いて、みんなが同じ方向を向いて走り切るのは難易度が高い。ただ単に指示を出すのではなく、自走してもらったり、モチベーションを高めたり・維持したりなど、人や人数によって様々なやり方があるし正解がない分、奥が深い。マネジメントも日々勉強です。
働きやすさと働きがいが両立している環境
採用の観点でプロダクト部にはどのような方に入って欲しいですか?
技術力があるというのは前提として、ものづくり・プロダクト作りに対して熱量のある方が入ってきてもらえると嬉しいです。もちろん現在のメンバーの熱量も高いので、そこに合うような熱量の方orさらに熱量があって、みんなを引っ張って行くくらいの方ですと、より強いチームになるなと思います。
部署としてはスピード感は一定あるのですが、もっともっと高めていけるなと思っています。ユーザーさんに対してさらに価値を出していくには、今やっている開発サイクルの速度を上げるか、そもそもサイクルのやり方を変えるか、など改善・工夫できる事はあると思っています。今後、新たに入社してきてくれる方々には今の僕たちに無いフレッシュな視点で、どんどん意見を言ってもらいたいですし、単にプロダクトチームに加わっていただくのではなくて、自分の色や能力を存分にチームに落とし込んでもらえると嬉しいです。
どういう人がプロダクト部で活躍しますか?
これまでのインタビューでも度々出てきたワードですが、他責ではなく自責思考で捉えられたり、会社やチームの業務を自分事として考えられる方や、役割整備されていない業務もあるので「越境」の考えを持って、自発的にボールを拾いにいく人ですね。
特にプロダクト部の場合は一つの機能を作るにしろ、デザイナーだけじゃ出来ないですし、エンジニアだけ、PdMだけ、データアナリストだけでも出来なくて、全員が連携してはじめて一つのモノが出来上がるので、職能だけで割り切るのではなく、越境するポイントが必ず必要になります。そういう意味でもプロダクト部はチームスポーツに近いかもしれません。そこを理解して、自発的に越境していける人は強いですよね。
結局のところ会社組織って「人」が全てだなってすごく思うし、発展途上の段階では特に一人の影響力が大きいですよね。優秀な人や経験を持った人が入ってきてガラッと組織が良い方向に変わったなと感じる瞬間がこれまでも多々ありましたし、そういう方は共通して、「自分ごと化」や「越境」の部分を自然と持っていて、周囲を巻き込みながら実行に移している印象があります。
長谷川さんが感じるツクリンクの良いところってなんでしょうか?
人を大切にする会社であるというところは一つありますね。内山さんの考えが強い部分だと思いますが、社員を単なる「リソース」として捉えてなくて、人としてしっかり見ている、社員の家族までの事まで考えて意思決定をしていると感じています。
それと、感謝とギブの精神というかカルチャーがあること。会社やチームへの貢献含めて、まずは自分から与えていく、そこに対して自然と感謝を伝える風土になっている点ですね。その点でも、一人ひとりの細かなアクションに対して、チームで感謝を伝えたり「それいいね」とか「こうしたらもっと良くなりそうだよね」とか感謝と改善意見をプロダクト部内で今まで以上に活性化させていきたいです。ツクリンクのカルチャーとしての良さをより強化していきたい。
中村さんの記事にもあったと思うんですが、プロダクト部の文化として、分からないことや不安な事があったら、カジュアルに聞きやすい雰囲気があって、意見や答えをすぐに返してくれるという点もこのチームの良さだと感じます。柔らかい雰囲気の人が多いので、みんな助け合ってやっていますし、新しく入社した方からも「質問しやすい、馴染みやすいです」っていう声はちょくちょく耳にします。
また、ツクリンク全体に言えることですが、仕事に対して誠実な人が多くて、ヘンな人がいないので面倒な人間関係や社内政治だとか、忖度のようなことが発生しないんですね。純粋にプロダクトをどうより良くしていくか、事業を成長させていくかに対して健全に話が出来る環境なので、仕事を進める上でストレスフリーな組織だなと思います。
プロダクト部で働く良さって何でしょうか?
自分たちが作ったものがカタチに成る、実装されてユーザーである建設業者さんの元にタイムリーに反映される。実際に使ってもらって、建設業者さんの売上拡大に繋がる。「ツクリンクを使って取引先が広がって売上が〇〇増えましたよ!」と声をいただけますし、「ここ使いやすいよ」など、実際に作ったものをユーザーさんに使ってもらって、感謝やリアクションを感じられるのは純粋にやりがいですし、喜びに繋がると思いますね。
建設業者さんの成長や売上への貢献になっているという部分だけでなく、業界全体の課題解決への貢献が少しずつ出てきていて、延いては将来的な自分たちの暮らしにも繋がっていくという、自分たちのプロダクトが及ぼす影響力を、自ら作っていけるというのも面白い点です。
それと、フルリモートで場所に制限されずに働けるのも良さだと思っています。実際に、プロダクト部には日本全国だけでなく、ベトナムと台湾に住んでいるメンバーが二人います。もちろんコミュニケーション面で時差がありすぎる国だと現実的ではないと思いますが、それぞれのプライベートの事情に合わせた柔軟な働き方が出来るのはリモートの良さですよね。
また、これもプロダクト部に関わらずですが、ツクリンクでは自分の考えや、やりたいことなどがあれば、それを言葉や根拠で示せば実行に移しやすい文化・環境はあるなと思います。自分が出した意見がプロダクトに反映されて、それが会社やユーザー貢献に繋がるというのは仕事としてやりがいになると思いますし、ツクリンクが成長フェーズであるという点と、組織規模の点から一人ひとりの影響力が出やすい今の状況は働く良さかと思います。
どんどんブラッシュアップが必要だったり、変化があるフェーズですが、働きがいと働きやすさが両立している環境じゃないかなと。
最後に、今後目指しているものを押してください
直近の目標としては、まずは上場すること。ツクリンクに入社した時から内山さんも言っていますし、誰しもが経験出来るものではないので僕自身も上場というものを体験したいなと思っています。
もう一つはツクリンクを通して建設業者さんが今以上に稼げる状態を作っていくことです。大学が建設建築系だったので、建設業で働いている友人も多いですし、僕の奥さんのお父さんも建設業をやっているんですね。なのでそういった身近な人たちを含めて、より幸せになっていってもらいたいし、そのきっかけやお手伝いを僕らツクリンクでやっていきたいと思っています。
P.S.長谷川さんの趣味ってなんですか?
昔やってたんですが、ここ最近またゴルフを初めて友人と毎週打ちっぱなしに行っています。普段リモートなので、やはり体を動かすのは気持ちいいですし、新しい事をやるのって活力とか刺激をもらえますよね。
実は大学生の時は日本全国の都道府県を旅したり、ヒッチハイクをしたりしてました。青森にねぶた祭りに行ったり、徳島の阿波踊りに行ったり、大きな祭りは現地に旅行に行くっていうのをやっていたので、また旅をしたいですね。家ではトイプードルを2匹飼っていて日々癒されてます(悦)
デザインが好き、プロダクト開発が好き、旅行やゴルフが趣味、犬好きな方はぜひお話しましょう!(笑)
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はい!いかがでしたでしょうか!(いつも長文をご覧いただきありがとうございます!泣)
10名程の規模だった頃にツクリンクに加わった長谷川さんだからこそ、会社の中で様々な経験をしてきているし、色んな出来事を見てこられたのだなとインタビュー中にひしひしと感じました。
中村さんがエンジニアのときはフロアで腹ばいになって~のところ、すごい見てみたいです!(Facebook初期のマークザッカーバーグじゃないですか!笑)
個人的にはプロダクト部はコミュニケーションが柔らかい雰囲気且つ、合理的・現実的に物事を判断している印象があります。エンジニアはもちろん、リードデザイナー、データアナリストなど幅広く採用中ですので、ご興味ある方はぜひ一度カジュアル面談にご参加ください^^
改めて長谷川さん、インタビューありがとうございました!
このように採用広報「たなしゅうの部屋」では、ツクリンクで働くみんなの考えや日々の仕事、取り組みなどインタビューを中心にお伝えしていきます!
それではまた!
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