Tryetinger's Blogでは、トライエッティングのメンバーや活動の様子をお届けしていきます。今回の社員インタビューは、6月にジョインしたばかりの佐藤 隼也が登場!今回はわたくし菅沼がインタビュアーとなり、ジョインのきっかけやこれからの目標を、いろいろと質問してみました。
佐藤 隼也|プロフィール
1989年生まれ。愛知県立大学外国語学部中国学科卒業。在学中は中国へ1年間の留学を経験。卒業後は市役所の水道課に所属し、料金関係の業務に携わる。退職後はセミナーに参加し、機械学習を学ぶ。2018年6月、トライエッティングにジョインする。同社では、エンジニアとしてコンストラクションディビジョンに所属。
中国語を学び、公務員として働いていた佐藤が「機械学習」に出会うまで
—まず、簡単に自己紹介をお願いします。
1989年生まれです。愛知県立大学で外国語学部を卒業したあと、市役所の水道課で料金関係の業務に携わっていました。大学に関しては、もともとは英語の教員になりたいという思いもあって、英語の教員免許も取れる中国語学科に入りました。
—中国語専攻ということは、完全に文系ですね!
ITとは完全にかけ離れていますよね(笑)。大学を卒業した後は、市町村の公務員になって、水道課で料金関係の業務を主に担当していました。
ーそれを聞いて、またITから遠ざかった気がします(笑)。
そうなんです(笑)。それでも、同じ水道課で働くエンジニアの方たちを見て、自分もそういった仕事をしたいなという気持ちがだんだんと強くなっていきました。彼らは、工事の図面を描いたり発注したり、業者とやりとりしたりしていて。世の中には何かを生み出す仕事があって、その人たちがいないと、世の中は新しくなっていかないですよね。
—そこからの転向は難しかったのでしょうか?
もちろん、市役所でもエンジニア職はあるので、待つという選択肢もあったんです。けれど、3年が終わった頃、エンジニアとは完全に関係のない領域の仕事に異動になってしまって。ちょっと待っているだけ、希望を出しているだけでは、エンジニア職に携われるまでに何年かかるかわからないなと思ったんです。
—そこから転職を考えたと。
ただ、私の性格上、働きながら転職活動をするのは難しいなと思って。なので、一旦退職してから、いろんな世界を見て考えてみようと思って。それが2017年の3月ですね。年度末に退職して、まず新しい仕事や興味のあるものをいろいろ調べていきました。そこでたどり着いたのが、「機械学習」なんです。
—「機械学習」には、どのようにしてたどり着いたのでしょうか?
私が新しい仕事や興味のあるものを調べているとき、それを知る友人から「機械学習って知ってる?」と言われたことがきっかけです。言葉自体は知っていますが、そこまで詳しくはわからなかったので、ちょっと調べてみたんです。すると、どうやら自分が思っているよりも複雑ではないけれど、ちゃんとやろうとするととても奥の深い分野だということがわかって。そこに強く興味を惹かれましたね。
—確かに、「機械学習」という言葉自体はずいぶんと浸透してきたけれど、素人では掴みきれない部分はありますね。
そうなんです。あと機械学習は、いろんな特徴を数値にして、そこから計算したりしますよね。例えば、再現が難しい熟練の職人技でも、機械学習を使えば、将来的には再現できるかもしれない。担い手がおらず、廃れてしまう町工場もある中で、もし職人の“勘”を数値にできたら。ロボットが、職人と同じ仕事をできるとしたら。そう考えると、すごくおもしろいなと思い、機械学習の勉強を進めていくことにしました。
—どのように勉強を進めていったのでしょうか?
もちろん、一人ではらちが明かないので、名古屋で開催されていた社会人向けの機械学習セミナーに参加して勉強しました。そこで講師をしていたのが、弊社代表の長江だったんです。
ジョインの決め手は、やはり長江の人柄だった?!
—セミナーで講師を務める長江と出会ったことが、トライエッティングへのジョインのきっかけになったんですね。
そうです。セミナーが後半に入った頃に、「うちにおいでよ」と言ってくださって。そのとき私は、完全に冗談だと思ってたんですよ。長江社長のノリの良さもあって、冗談だとしても、楽しく会話できているので全然気にしていませんでした。
でも、話を進めてるうちに、どうやら本当に呼んでくれているなというのがわかって。会社としてまだ成長段階にあると言っても、ベンチャーで2年近く続くのはすごいことだし、何よりあの長江社長のもとでやれたら絶対に楽しいだろうなと思いました。
—ジョインの決め手は、やはり長江の人柄ですか?これまでのインタビューでも、そう言う人が多かったですね。
もちろんそこは影響していると思います。長江社長からは、会社のビジョンなど、いろんな話を聞きました。大きなことを成し遂げようとしているというか、かなり先を見据えていて。そこに強く惹かれましたね。長江社長はひょうひょうとした感じですが、実はすごいことを考えていて。ここで仕事をさせてもらったら、自分も成長できると思ったんです。もちろん成長だけさせてもらおうという訳ではなく、楽しく仕事をしながら貢献していけたらなと思って、ジョインを決めました。
—ほかのメンバーに対しては、どんな印象を持ちましたか?
オフィス見学兼お話を聞きにきたことがあって、そのときは楽しくお話ができましたね。その後、その足で飲みに行って(笑)。
—飲みの席で、会社のカルチャーと合うかどうかを見極めている部分はありますね(笑)。お酒が飲めるかどうかは関係なく。
だから私自身、どの段階で採用が決定したのかが、いまいちよくわかっていないんですよ。今考えれば、フィーリングが合っていたのかもしれませんね。
お客さまとエンジニアの“橋渡し”を目指して
—トライエッティングでの所属、役割について教えてください。
コンストラクションディビジョンに在籍しています。私が担当するのは、お客さまからの発注や要望をくみ上げて、それをかみ砕いて言語化し、エンジニアに伝える部分です。
エンジニアも、漠然と考えているだけでは、お客さまとの差異が発生してしまいます。そこで、私が言語化して肉付けしたものをエンジニアに伝える。エンジニアが「こういったものを作れますよ」ということを、またかみ砕いてお客さまに提示して確認します。
—お客さまとエンジニアの“橋渡し”のような役割ですね。
そうですね。もともとIT畑の出身ではないというのも、逆に強みになるのではないかと思います。例えば公務員だったときも、エンジニアの方が専門用語ばかりを使っていると、エンジニアではない人にはわかりにくいんですよ。そういう経験を逆手にとって、全く精通していない人でも、要望をうまくくみ上げていけたら、それは私の武器になるのではないかと考えています。
—これから、トライエッティングでどんなことを実行していきたいと考えていますか?
まず最優先すべきは、勉強ですね。今あるプロジェクトを、どうマネジメントし、進めていくか。どうしたらうまく橋渡しができるかという、具体的なところを今勉強させてもらっています。私はもともと文系の出身で、勉強してきたのは機械学習の表面だけです。今、お客さまとエンジニアの橋渡しをするにも初心者なので、そこをしっかりと学んでいきたいですね。
—もともと教員を志望していたということもあり、人と接することが好きで、得意な印象を受けます。
ありがとうございます。そういったものが自分の芯にあって、それを活かしていけたらいいなと思います。
—今後の目標があれば、教えてください。
先ほどお話した、熟練の職人技をロボットで再現すること。それが今のところのゴールではないですけれど、達成できたら、やりきったなとは思えるでしょうね。
人懐っこい笑顔と、穏やかな口調。彼の根本には、人と接することが好きという思いや、しなやかさがあることが再確認できました。お客さまとエンジニアの橋渡しとして、トライエッティングで活躍していってほしいですね!