現在、Trellisでは日本語教師インターンの2期生を募集しています。
ありがたいことに連日、参加希望者の方からお問い合わせいただいます。その中でも特に1期生の活動についての質問が多いです。
そこで今回、1期修了生の二人に「Trellisの活動で得られたこと」についてコメントをいただきました。
鈴木さんより
日本語教師のインターンシップとして、ベトナム、ダナンにて素晴らしい出会いと経験がありました。
Trellisはまだ組織としては大きくなく、しかも私たちは1期生であったために制度も完全に整っているとは言えませんでしたが、何か問題があればすぐに対処してくれ、安心してインターンシップを行うことができる環境でした。
本インターンシップでは、自発的に物事を進めていくことが求められます。一人一人の意見をしっかりと聞いて、尊重してくれます。そんな状況であったため、自分の考えたことをアウトプットし実行していく力を養えたと思います。
また、たくさんの出会いがありました。アメリカやカナダなどから派遣されている、同世代の英語教師インターンシップ生たちと一緒に協力して働ける環境、ベトナム人の先生たちや生徒たち、ダナンで活躍する日本人と出会える機会。たくさんの文化に触れられる機会があります。
経験を得るということには、ベストなインターンシップであったと思います。
田中さんより
このインターンでは、単に日本語を教えるということだけではなく、0→1も試されます。
私たちは生徒のみなさんにわかりやすく教え、十分に理解してもらわなければなりません。日頃から教師や生徒、また学習環境など様々な面でアンテナを張り、問題点を見つけていく必要があります。そしてその問題点から、解決策と次への課題をしっかり話し合い、日本語学習の質を向上させていくことが私たちの使命です。
授業外での部活動や旅行では、生徒方に日本人や日本文化に慣れ親しんでもらうために、様々なアクティビティーを考えました。楽しさに重点を置きながら、日本語を学べることがモットーです。
またこれらの充実した素晴らしい経験を経て、自分の人生でこれをどう活かせば良いのだろうかと考えました。昔から僕の夢は警察官になることです。それが、Trellisへの経験を経て、僕は日本で急増しているベトナム人留学生の生活を守ってあげれるような警察官になりたいとも考えるようになりました。
夢を一つでも多くもつことは、自分が生きていく上でのモチベーションにもなります。抽象的ではありますが、そのための貴重な体験をここで得られたと確信しています。
1期生アドバイザー:石津みなと先生より
1期生の鈴木さん、田中さんには、出発前の「事前研修」を経てダナン入りし、毎回の授業では「授業準備→実践→授業報告」を行ってもらいました。授業報告シートを通し情報交換をすることで、次の授業へつなげていく流れです。インターンシップ期間中、スカイプでの直接の情報交換も行い、報告シートで記述した内容以外の課題も共有しながらインターンをフォローしています。また、帰国後は「インターン報告会」で実践を振り返り、2期生の活動へ繋げる有意義な話し合いができました。
鈴木さん、田中さんには、まだ日本語インターンシップの地盤が固まっていない中、今回参加してもらいましたが、二人とも受け身で行くのではなく、主体的に目的を持ち参加してくれたことは、現地での活動で重要な点だったと思います。活力に溢れ、フットワークも軽く、二人の観点や意見はTrellisにとり大変有意義なものでした。
授業では、ベトナム流授業スタイルやベトナム人学生の気質と日本でのそれとの違いに戸惑いもあったと思いますが、柔軟に対応してくれました。また、いつも授業が上手く行くわけではありません。その時に、どうすれば良いか工夫を重ねることを厭わなかったことで授業はより確かなものになったと思います。何より鈴木さん、田中さんは、現地でのコミュニケーションを大切にしてくれました。人と人の繋がりに、信頼は欠かせません。今回、二人が築いた信頼関係が2期生へ引き継がれて行くことを信じています。
また1期生からのフィードバックをもとに、インターン生の派遣に関し体制を整備しなおしています。特に、現地に置けるサポート体制の充実と、日本語学習のためのカリキュラム開発です。
日本語を勉強する人たちはもちろんですが、それだけでなく現地スタッフ、日本スタッフ一同、インターンとして活動される皆様の活動が有意義なものになるよう、そしてそれぞれが将来のキャリアに繋がって行くよう全力でサポートしていくことが我々の使命だと思っています。
Trellisの活動に興味を持たれた方、ぜひこちらの募集よりお気軽にお問い合わせください!