2026年9月10日、AI開発プラットフォーム「Replit(リプリット)」の本社メンバーをお招きし、特別ワークショップを開催しました。
Replit社の来日に合わせて急きょ実現した今回のセッションでしたが、AI推進チームを中心に、沖縄・仙台を含む各拠点からAI活用への関心が高いメンバー24名が渋谷オフィスに集合。オンラインでも約70名が同時視聴で参加するなど社内の関心度も高く、大変貴重な機会となりました。
セミナースペースのReplitコーナー。帽子やステッカーなどノベルティがたくさん
なぜDPではReplitを活用しているのか
デジタルプロデュース(DP)事業本部では、AI活用推進の一環として、Replitを活用したアプリケーション開発・検証を進めています。AI推進チームが現在DPでReplitを活用している背景には、次のような理由があります。
💡AIブーム以前からクラウド開発環境として高い評価を受けている
💡フロントエンドだけでなくバックエンドまで含めた開発が可能
💡メンバー自身がアプリケーションを開発しやすい環境
参加者が続々とコミュニケーションスペースに集まってきました
AI推進チームでは、「AI活用は一部の専門家だけができればよいものではなく、業務を理解しているメンバー自身が活用できる状態が理想」という考えのもと、Replitを活用した取り組みを進めています。
今回のワークショップも、単なるツール紹介ではなく、「業務を理解している人がどのようにAIを活用してアプリを作るのか」を学ぶことが大きな目的のひとつでした。
Replit社による特別セッション
今回の講義&デモは、事前にDP側から共有していた課題や関心事項をもとに内容を構成いただいた特別なセッションでした。
エンジニアのJacob氏
Replit社のエンジニアJacob氏と、広報のLynn氏が登壇。内容としては、
📒Replitの概要
📒AIエージェントを活用した開発の考え方
📒効率的なアプリケーション開発
📒実際のデモンストレーション
📒質疑応答
などを中心にレクチャーしていただきました。
セッション中には、Replitを活用した開発デモも実施。参加者からは多くの質問が寄せられ、予定された内容に加えて活発なディスカッションも展開。
ホワイトボードを使って構造の解説をするJacob氏
広報のLynn氏も質疑応答に参加
現場メンバーが直面している課題に対して質疑応答
今回のセッションにあたり、リアルタイム翻訳環境も用意。参加者は英語と日本語の両方を参照しながら内容を把握できました。言語問わずシームレスにテキスト化&翻訳されるので、Replitのお二人もそれほどタイムラグを感じずに会話できていた様子。
司会進行する宮園さん
ちなみに、このリアルタイム翻訳アプリはAI推進チームのリーダー宮園さん作です。外資系企業との商談にも活用できそう。
AI時代のアプリ開発で重要なこと
Replitの機能や考え方について様々お話してくれた中から、重要なポイントをまとめてみました。
今回のセッションで特に印象的だったのは、AIによって開発スピードが飛躍的に向上する一方で、「何を作るか」を考える人間側の役割がより重要になるという考え方でした。
Replit社では、
📌 業務を理解している人が課題を定義する
📌 いきなり実装せず、まずPlanする
📌 小さく作って改善を繰り返す
📌 方向性が固まってから設計を整理する
という流れを推奨しているそうです。従来は専門のエンジニアへ依頼する必要があった業務改善も、いまでは現場のメンバー自身が試作できる時代になりつつあります。
Replit Agentを活用するための考え方
ワークショップでは、Replit Agentの活用方法についても紹介がありました。印象的だったのは、「どう作るか」ではなく「実現するための最善の方法は何か」をAgentに考えさせるというアプローチです。また、
📌 Plan Modeで実装前に方針を整理する
📌 Auto Modeでモデル選択を最適化する
📌 SkillsやCustom Instructionsでルールを再利用する
といった実践的なノウハウも共有されました。
業務を理解している人がアプリを作る時代へ
今回のセッションについて、企画を担当した生成AI推進部の金子さんは次のように振り返ります。
「現場の業務を理解している人にしか分からない課題や、お客様とのコミュニケーションの中で生まれる暗黙知があります。AIエンジニアとして知識があっても、AIでは代行できない部分です。Replitのような環境によって、現場のメンバー自身がアイデアを形にし、試し、改善できるようになることに大きな可能性を感じています。一方で、業務を最も理解している人自身がAIを活用し、課題解決を進める時代が近づいていることを実感するセッションとなりました。」
Replitが感じた、DPメンバーの熱量
セッション終了後、今回のワークショップについて話を伺いました。
Lynn氏
「今回のセッションは、参加者が何に興味を持っているのか、何を知りたいのか、日々の業務にどんな機能が役立つのかを理解したうえで内容をカスタマイズしました。また、デザイン領域だけでなく、バックエンドやインフラ領域についても紹介しました。」
またJacob氏は、参加者について次のように語ってくれました。
「トランスコスモスのみなさんは、非常に具体的で質の高い質問が多く、プロフェッショナルだと感じました。様々な意見交換ができて、とてもエキサイティングな時間でした。」
日本市場への期待
「日本のユーザーにReplitについて知ってほしいことはありますか?」という問いには、
佐藤氏(日本国内でコーディネーターを担当)
「Replitは日本市場を非常に重要な存在として考えています。Replitでは英語以外の言語対応として、日本のユーザーやエンジニアコミュニティへの期待から、英語に次いで日本語のローカライズに対応しました。単なる一市場としてではなく、日本という国や文化を大切にしながら、日本のユーザーと一緒にプロダクトを育てていきたいです。」
最後にJacob氏からもメッセージ。
「AIは難しい技術だと感じている人もいるかもしれませんが、Replitは誰でも使えるように作られています。まずは実際に使ってみてほしい。」
自発的にReplit帽子をかぶって受講していた参加者が結構いました(笑)
AI活用の次の一歩へ
今回のワークショップには、AI推進チームだけでなく、各部署でAI活用に関心を持つメンバーが参加しました。また、「業務を理解している人がAIを活用して課題を解決する」という未来像を、より具体的にイメージできる機会となりました。
参加者の声(一部)
📝直接話を聞ける機会はなかなかないので、とても有意義な時間でした
📝今後Replitをどのように活用していくか可能性を感じた
📝最新の本場のAI事情が知れて、良い刺激になりました
「エンジニアだけのものではなく、より多くの人がアイデアを形にできる環境をつくりたい」というReplit社の考えが印象に残った今回の特別企画。技術そのものを学ぶだけでなく、最前線でサービスを開発している方々と直接交流できたことも、参加者にとって大きな刺激になったようです。
Replit社のみなさま、貴重な機会をありがとうございました!
最後に全員で記念撮影
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