【VPoEインタビュー】物流こそが、社会の血流。 楽天 Speeを経たエンジニアが、25年の歴史を持つ「トラボックス」に挑戦した理由
こんにちは、トラボックス株式会社の採用広報です。
創業から25年。物流業界のDXを牽引してきたトラボックスは今、大きな変革期を迎えています。この挑戦をエンジニアリングの側面から加速させるべく、強力なリーダーが仲間に加わりました。
今回ご紹介するのは、VPoEの橋本さんです。
楽天、Speee、そして保育DX。常にエンジニアリングの最前線で「勝てる組織」をつくり続けてきた橋本さんが、次なる挑戦の場に選んだのは、創業25年を超える物流向けプラットフォームを持つトラボックス株式会社でした。一見するとアナログな世界に、なぜトップエンジニアは惹かれたのか。その真意をお伺いしました。
橋本さんのプロフィール
SIerからキャリアをスタートし、楽天グループにて「楽天市場」の数々の大規模プロジェクトを牽引。MVP受賞を経て、0からのサービス立ち上げを志しSpeeeへ参画。キュレーションメディアをわずか2年半で2000万MAU規模へと急成長させた実績を持つ。その後、不動産領域でのPMやテクニカルディレクター、大手キャリア向けECサービスのアーキテクトとして開発部門の総指揮を経験。前職の千株式会社ではVPoEとして開発組織とプロダクト開発の両面から事業成長にコミットした。そして2025年12月からトラボックス株式会社にて、これまでの豊富な知見を活かし新たな挑戦を続けている。
「テクノロジーで物流を最適化する」という使命感
―― まずはこれまでの経歴について教えていただけますか?
新卒で大手SIer就職し、それ以降については一貫して「自社開発」というフィールドです。日本を代表するECプラットフォームであり、金融や通信など巨大なエコシステムを展開する楽天へと転じ、エンジニアとして大規模な社会インフラを支えるシステム開発の真髄を学びました。
その後、データインテリジェンスを武器にマーケティングや不動産など多角的なDX事業を推進するSpeeeでは、ゼロから事業を立ち上げるダイナミズムを経験。直近では保育業界のDX化を推進する会社に勤めていました。そこでは、アナログな現場をテクノロジーで変革する手応えを得ました。
一貫して、私は事業を創ることに邁進してきました。プロダクトを磨くことに没頭してきました。価値を届けることに執着してきました。社会にインパクトを与える仕組みを、自らの手で作り上げたい。その一心で、常に最前線に身を置き、コードを書き、組織をリードしてきました。そのすべての経験が、今の私の血肉となっています。
―― エンジニアとして、大切にしている「軸」はなんでしょうか。
私の根底にあるのは、「ユーザーの顔が見える物作りがしたい」という一点に尽きます。自分が書いた一行のコードが、一体誰の、どんな悩みを解決しているのか。それを肌で感じ、手触り感のあるプロダクトを創り上げること。それがエンジニアとしての私のアイデンティティであり、情熱の源泉です。
自社開発という環境を選び続けてきたのも、プロダクトの成長を間近で支え、ユーザーの反応を直接受け取りたいという思いがあったからです。こうした手触り感のある環境を追い求めた先に、解決すべき大きな課題を抱えた物流という領域がありました。
―― 物流業界には、どのような可能性を感じたのですか?
私にとって物流は、単なる荷運びの手段ではありません。社会を支える不可欠なインフラであり、人々の暮らしを守るライフラインであり、経済を動かし続ける血流そのものです。
物流が止まれば日常は崩れ、経済は停滞します。この社会の血流をいかにテクノロジーで守り、最適化していくか。そこにエンジニアとしての大きな使命感を感じました。
物流のラストピースに挑むには、トラボックスの25年の蓄積が不可欠
―― 物流業界の現状をどう捉えていますか。
私たちがスマホ一つで荷物を受け取れる便利さの裏側で、現場は今なおアナログな運用に支えられています。FAXや電話が主役であり、多層構造の中で現場が疲弊している現実があります。
ECがどれほど進化しても、最後にモノを届ける物流というラストワンマイルが機能しなければ、サービスは完結しません。物流こそがEC化社会の最後の課題であり、その社会を完成させるためのラストピースです。この難問をテクノロジーでエレガントに解決すること。それこそが、現代のエンジニアリングにおける大きな挑戦だと確信しています。
―― 数ある中で、なぜ「トラボックス」だったのでしょう。
トラボックスには、他には真似のできない「25年の蓄積」があるからです。現場との確かな信頼関係、そして膨大な実データの蓄積。これらは一朝一夕に作れるものではなく、業界を根底から変えるための最大の武器になります。
ゼロから理想を作るスタートアップとは異なり、トラボックスにはすでに業界を動かす地盤があります。この25年の重みを変革のテコとして使い、最新の技術を掛け合わせることで、業界全体の構造をアップデートできる。そのダイナミズムに惹かれました。
ビジョナルの思想と、25年の歴史が掛け合わさる瞬間
―― ビジョナルグループとしての強みをどう感じていますか?
ビジョナルグループには、ビズリーチを始めとし、サイバーセキュリティやM&Aなど、新しい産業構造を創り出してきた成功体験と揺るぎない経営知見があります。単に事業を広げるのではなく、日本が抱える社会課題を根本から解決し、世の中の常識を変えようとしているグループです。
このビジョナルのプロダクト創りの哲学が、25年の歴史を持つトラボックスという現場のアセットに融合する。この融合は、単なる足し算ではなく掛け算です。
自社だけで完結せず、グループが持つ「既存の仕組みをアップデートする思想」をテコにすることで、古い慣習をデジタルで上書きし、物流の新しいOS(基盤)を再構築することができる。1サービスを少し便利にするのではなく、トップダウンで業界全体の仕組みを根底から変えていけること。この「社会課題の根本解決」に挑めるバックグラウンドがあることこそが、ビジョナルグループでこの事業に取り組む最大の意味だと感じています。
誰のために書くのか。その手触り感を求めて
―― 橋本さんの考える、トラボックスでの物流×エンジニアリングの醍醐味とは。
自分の書いたコードが、実際に巨大なトラックを動かし、日本のどこかで荷物を待つ誰かのもとへ確実にモノを届ける助けになっている。「誰のためにつくるのか」が、ここまで明確な業界は他にはないと思っています。
画面の向こう側にある確かな手触りを感じながら物作りができること。それは、エンジニアにとって何物にも代えがたい喜びであり、それこそが醍醐味であると考えています。
私たちは今、25年の歴史という強固な土台の上に、これからの日本を支える「物流のOS」を再構築しようとしています。
―― 最後に、共に挑戦する仲間へメッセージをお願いします。
私がこの場所を選んだのは、物流が社会を支える「血流」であり、トラボックスにはそれを変えるための「25年のテコ」があるからです。
EC化社会を完成させるラストピースを、ゼロからではなく、25年積み上げられた信頼とデータという最強の武器を使って自らの手で創り上げる。エンジニアとして、これほどエキサイティングで解きがいのある問いはありません。
求めるのは、単に技術力が高い人ではありません。「誰のために、このコードを書くのか」を想像できる人、「現場の課題を、技術でどう解決するか」に情熱を注げる人、「25年の歴史を背負い、新しいOSを構築する」ことに興奮できる人などのマインドを持った方です。
日本の未来を支えるインフラを、最新のテクノロジーで塗り替えていく。その熱量を分かち合い、共に物流のOSを創り上げる仲間を待っています。