そもそも施工管理の仕事とは?トヨコーの施工管理の特徴って何?
そんな多くの声を頂きましたので、今回は施工管理職に就きたいと考えている皆さまに向けて、実際のお仕事内容や弊社ならではの施工管理の特徴についてお伝えしていきます。
施工管理のやりがい、苦労、働き方、キャリアプランなどを赤裸々にご紹介します。この記事が弊社の施工管理を志望されている方や、これから施工管理職を目指される方のお役に立てば嬉しいです。
◇ 目次 ◇
1.SOSEI工法/施工管理の4大管理の特徴と管理体制について
2.現場での1日の流れについて
3.SOSEI施工管理の魅力と苦労
4.施工管理技士のキャリアとは
5.SOSEI事業部 未来に向けた3つの取り組み
1.SOSEI工法/施工管理の4大管理の特徴と管理体制について
SOSEI工法とは?
SOSEI事業部の「SOSEI工法」とは「製造ライン・製品の品質を守るため、工場の生産ラインを止めずに老朽化した工場屋根を延命させたい!」というお客様のニーズから生まれた、弊社の独自工法です。
老朽化したスレート屋根や金属屋根に、三層の特殊樹脂を吹き付け、防水・断熱・補強等のさまざまな 効果を生み出すスプレーカバー工法になります。
4大管理の特徴と管理体制について
弊社の求人ページでは、以下のように記載していますが、具体的にはどんな管理業務なのか4大管理について詳しくご紹介いたします。
SOSEI事業部の施工管理は、SOSEI工法を用いて、全国の工場・倉庫の屋根改修工事の施工監理業務を行います。施工計画立案から、安全・工程・品質・原価までの「4大管理」を基本に達成責任を負います。
4大管理とは、工事を完了させるために重要な4つの管理業務のことを表します。
①安全管理とは
作業員だけでなく、周辺の人々にも被害を負わせないよう作業員の安全教育や健康管理、現場でのパトロール、使用する機械の安全性チェックなどを行う業務です。
特にSOSEIのような建築分野における屋根上の災害は多く、屋根上から墜落をしてしまうと命に係わる大きな事故に繋がってしまいます。
そのため安全に対する危機管理は、最も真剣に取り組まなければなりません。弊社は安全管理に最も力を入れており、SOSEI工法は強靭な樹脂層を瞬間硬化させ、その上で作業を行うため、14年間墜落事故ゼロを継続しています。
②工程管理とは
工事を施工計画通りに進めるための、専属の施工店のスケジュール管理、材料の発注などの業務です。SOSEI工法は屋外での工事になるため、天候にとても左右されます。
また、予期せぬ問題が発生し、遅延が生じたときには臨機応変な対応が求められます。弊社は様々な規模の案件を受注しており、1ヶ月に3現場を管理することや、2年以上に渡る大きな現場を管理することもあります。
③品質管理とは
仕様書の内容通りに工事を行うこと。材料の使用料・寸法・仕上がり状態などの管理業務です。
SOSEI工法では仕様書に書かれた規格から、フォームやコートの塗布量が設計値の水準を維持できているかを専用吹き付けマシンのカウント等をチェックし、日々管理しています。
品質を証明するための書類として、日々のデータを取りまとめている品質記録簿や施工写真(塗布料、塗膜厚、施工数量、天候など)を含めた完成報告書を作成し、元請様や施主様に提出をします。
④原価管理とは
主に材料費、外注費、諸経費の3つの原価を管理する業務です。SOSEI工法ではフォームやコートなどの材料費と、施工店や足場などの外注費が主な原価となります。
その他にも工事の中で生じる経費を把握し、管理することで予算との差異があるかどうかをチェックします。
中でもSOSEI工法の施工管理の特徴は、完全常駐・責任施工を貫いているため、安全管理と品質管理にこだわった、現場に最も近い施工管理といえます。
施工体制について
- チームメンバー
工事は基本、SOSEI工法の専属施工業者(4人)とチームを組んで行います。リーダーとして無駄がなく、効率よく作業が進むように工程表を作成し、予定とずれが生じないようにスケジュール管理をしていくことが重要になります。SOSEI工法は独自工法であるため、工種が少なく多工種の管理体制ではありません。 - クライアント
元請け(ゼネコン等)もしくは施主(自動車、重工業等の製造メーカー中心)。弊社の元請け比率は3割程度になります。 - 工期と施工エリア
工期はAve1カ月~2カ月程度ですが、中にはそれ以上の長期現場もあります。施工エリアは全国となり、基本出張がメインとなります。(日当@2,000円/日~) - 2019年3月期より全国エリア制の導入を開始し、徐々にエリア制にシフトしています。(福岡に第一号支店、大阪に第二号支店)
- 今後も全国に拠点を展開することによって、従来よりも地場に根づいた施工会社となり、営業体制、サポート体制が強化され、SOSEIブランドを全国に確立していきます。
2.現場での1日の流れについて
施工管理の業務は多岐に渡り、1日の流れやスケジュールがわかりにくいといったケースも多々ありますが、SOSEI事業部の施工管理は概ねこのような形です。
1現場が終了後、工期が詰まっている場合は進行中の現場で次の現場の段取りを並行して進めることもあります。しかし基本的には書類業務のため、1週間から10日程度のオフィスでの書類業務が発生します。
3.SOSEI施工管理の魅力と苦労
SOSEI施工管理の魅力は大きく分けて3つあります。
① 新しいアイデアはスピーディに採用します。
「3K(キツい、汚い、危険)を3C(Cool,Clean,Creative)に変えていきたい」という想いが軸にあるため、SOSEI事業部全員が新しい技術を取り入れることに前向きです。
「まずはなんでもやってみよう!」というチャレンジ精神旺盛な企業文化のため、よいアイデアがあればスピーディに取り入れます。最近では、屋根の調査をする際にドローン2台を取り入れました。
② あなたのフィードバックがすぐに活かされます。
ミーティングで出た意見や作業中の「気づき」は、こまめに開発課にフィードバックできます。弊社は少人数ながら自社の開発課を持っており、営業・施工管理・開発が三位一体となって連携しているため、改善点をスピーディに現場に反映できます。
規模の大きい会社になるほど、新しいアイデアを適えることは難しくなります。しかしトヨコーはフラットな社風なので部門間を超えたやりとりや、承認を得る手続きも比較的シンプルで許可を得やすいことがメリットです。
③「 若手のやる気に応え、育てていきたい!」というオープンマインドな考えの先輩がたくさんいます。
現場の担い手が減っていく中で、自社の技術を新しい世代へと繋げていくことも大切にしています。昨年から導入されたメンター制度も好評です。
まだまだこれから教育体制を築いていくという段階ですが、若手の努力する気持ちをしっかりと評価し、伸ばしたいという思いはメンバーに共通しています。
一方で、施工管理職ならではの苦労もあります。
現場は生き物であるため、天候により現場が左右されます。弊社の年間休日は120日以上ですが、施工管理職に関しては、110日前後となります。(もちろん、お給料は支払われます)
また、夏場は暑く、冬場は寒いです。現場では足場の上り下りなど、肉体労働という一面もありますので、体力をきちんとつけておく必要があります。
4.施工管理技士のキャリアとは
資格を取得すれば専任の技術者として認められます。そのため、まずは施工管理技能士の資格を取得を目指します。
特定建設業及び一般建設業の許可を受けた建設業者は、建設業法により営業所ごとに専任の技術者を配置することが義務付けられています。特定建設業の場合は1級、一般建設業の場合は1級または2級の施工管理技能士の資格を持っていると、専任の技術者になることができます。
国家資格保持者であれば知識や管理能力があるということを客観的に証明でき、収入アップ
につながります。実際にトヨコーでは資格手当として、1級施工管理技士:月額5万円、2級施工管理技士:月額3万円を支給しています。
実務経験+上位資格により、施工技術者としてステップアップし、給与水準をどんどん高めていくことが可能です。
5.SOSEI事業部 未来に向けた3つの取り組み
SOSEI事業部は「工場スレートのメンテナンス改修においてNo.1となる」ために様々な取り組みを行っています。
①施工管理メンバーのミーティング
全国各地の施工管理のメンバーで、週に1度のWEBミーティングを行います。議題は各自の工事状況や課題点、OKRの共有、今ある取り組みの見直しです。
新人からベテランまでお互いの知見や経験からの意見を交わしあい、SOSEI工法がより安全・スムーズな施工が出来るようなアドバイスを出し合ったりしています。
②研修プロジェクト
研修プロジェクトとは、新たに協業する職人さんへのマニュアル作成や研修制度を実施することです。誰でも高品質なSOSEIが完成できるような教育体制を技術課全体で行っています。
また、ベテランの吹き付けスタッフが経験の浅い作業者と、何がどのように違うのかを動画の作成や編集を行い、誰でも高品質なSOSEIが完成できるような教育体制を技術課全体で行っています。
③ITプロジェクト
SOSEIは実際に作業する人を助けるものとしてIoTの活用を目指しています。1日の作業や工事記録簿作成の効率化や原価管理や機材の稼働率を可視化するためにITの導入を行っています。
施工管理や職人が安全に作業を行い、労働時間や作業の無駄を減らしています。
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以上、SOSEIならではの施工管理のお仕事について特徴でした。 弊社での働き方が少しでもイメージできたでしょうか?
トヨコーは、「キレイに、未来へ」というミッションを掲げ、施工とモノづくりの技術力を軸に世界に挑戦するスタートアップ企業です。
新たな技術と現場の視点で「インフラ 等の老朽化」、「生産年齢人口の減少」という社会問題の解決に挑戦しています。これまでにSOSEI事業、CoolLaser事業、PbAt事業の3つの事業を立ち上げています。
(社長こだわりの本社エントランス)
◇SOSEI事業部は、このほど施工面積100万㎡を達成しました。「お客様のために」という思いが込められた記念動画を制作いたしましたのでぜひご覧ください。→こちら