2025年6月13日、TOKIUMのオフィスに社内から180名の参加者が集まった、1day AI研修会。
この大きな挑戦の裏側には、11名のインターン生たちの奮闘がありました。
どのようにしてTOKIUMのインターン生が「面白そう」という純粋な好奇心から一歩を踏み出し、与えられた本物の裁量権を武器に変えたのでしょうか?
この記事では、AI研修会を創り上げたインターン生の軌跡と成長をリアルにお伝えします!
目次
裁量権のリアル。180人を楽しませる企画を、ゼロから立案した舞台裏
企画の挑戦
運営の奮闘
研修会当日!180人の熱狂を生んだ、驚きの「現場力」
いよいよ研修会がスタート。ここからが彼らの「現場力」が試される時間
予期せぬトラブル発生
緻密な連係プレー
企画者から、登壇者へ
イベントは大成功!やりきったインターン生たちの声
プロジェクトを通じて得た、圧倒的な成長と学び
■「人の目が怖い」から、「人を巻き込む楽しさ」へ(採用課・瀬尾さん)
■ 全社を動かす「仕掛け人」へ(エンタープライズ部・蒲原さん)
運営メンバーたちの成長実感と今後へ繋げたいという意思
次の主役は、あなただ
プロジェクトの主役はインターン生!
現在、TOKIUMでは多くのインターン生が活躍しています。
彼らは単なるアシスタントではありません。
TOKIUMでは年齢や役職など関係なく、インターン生でも社員と同じように事業の成長にコミットし、時には想像もつかないような大きな挑戦の機会を掴んでいます。
今回の全社AI研修会も、まさにその一つでした。
きっかけは、上長からの「やってみない?」という一言やSlackに流れた運営メンバーの募集。
「面白そう!」 その純粋な好奇心で、インターン生たちは次々と手を挙げました。
しかし、彼らが足を踏み入れたのは全社的なAI推進という大きなプロジェクトのまさに中心部だったのです。
これほど大きなプロジェクトの運営をインターン生に託す。
それが、TOKIUMが大切にする「信頼し、任せる文化」のリアルな姿です。
裁量権のリアル。180人を楽しませる企画を、ゼロから立案した舞台裏
「面白そう」という純粋な好奇心とTOKIUMの「信頼し、任せる文化」を信じて、11名のインターン生による挑戦が始まりました。
「参加者180名の生成AIへの心理的ハードルを下げ、各自が業務で試す具体的な目標を1つ以上設定する」という明確なゴールのもと、コンテンツ企画からスケジュール、運営方法まで、すべてをインターン生自身の手で創る機会が与えられました。
ゼロベースで企画を立案し、プロジェクトを完遂させる。
大きな裁量と責任をここから体感していくことになります。
企画担当と運営担当のインターン生は、この状況をどう乗り越えていったのでしょうか?
企画の挑戦
まず企画チームが直面したのは、「そもそも、何を作るか」という大きな壁でした。
企画担当の蒲原さんを中心に、5月下旬に行ったパイロット版AI研修会の反応を振り返り、誰もが楽しめるコンテンツの模索が始まります。
「180人が自分ごととしてAIを楽しめるコンテンツは何か?」
彼はまず、5月に行ったパイロット版AI研修の参加者アンケートを徹底的に分析。
そこから見えた課題に加え、チームメンバーや外部のAI専門家の知見も取り入れながら、AIを活用したコンテンツのアイデアを多角的に探っていきます。
「新しい会議室名の提案」「あったらいい社内の福利厚生の提案」「画像伝言ゲーム」など多くのアイデアが出ました。
徹底的に検討して試行錯誤した結果、研修の核となるコンテンツが練り上げられ、最終的な資料作成へと着手しました。
「もっと良いものにしたい!」
開催直前の追い込みで、その強い想いから蒲原さんが仲間に協力を呼びかけると、その熱意に応えるように仲間たちがすぐに集結。
互いにPCを持ち寄り、一気にスライド作成を完遂しました。
この土壇場での集中力とチームで一丸となることで生まれるTOKIUMならではの結束力がプロジェクトを成功へと導く原動力となりました。
運営の奮闘
企画の裏側ではプロジェクトの成功に欠かせない、もう一つの役割を担ったインターン生がいます。
運営の事前準備を担当した、イベント課インターン生の石原さんです。
彼が担当したのは、数十名にのぼる関係者とのスケジュール調整や当日の備品発注といった地道ながらも非常に重要な仕事の数々。
普段の業務に加え、マニュアルのないAI推進の業務が一気に増え、業務をこなせるか不安に思うこともあったそうです。
そのような状況で彼が心がけていたのは、とてもシンプルなことでした。
一つは、一人で抱え込まないこと。
分からないことはすぐに社員に聞き、手が足りなければ「助けてください!」と正直に伝える。
そのオープンなコミュニケーションが、プロジェクトをスムーズに動かしました。
もう一つは、当日参加する仲間への配慮です。
研修会当日に初めて運営に参加するメンバーもいたため、タイムスケジュールや役割分担表を準備していました。
一つひとつの丁寧な準備は、すべて当日の成功のため。
そして、共に働く仲間への思いやりから生まれたものでした。
彼のこの着実な仕事が、プロジェクトの大きな土台となっていたのです。
研修会当日!180人の熱狂を生んだ、驚きの「現場力」
研修会当日。インターン生たちは、朝早くオフィスに集合しました。
ケータリングの運搬。PCやプロジェクターの設置。オンライン会場の設定。
「ケータリングで頼んでいたコーヒーを運ぶのが、想像以上の肉体労働で…(笑)。オフィスとコーヒーショップを3往復もしました」と、運営メンバーは笑顔で振り返ります。
一大プロジェクトの開始を目前に控えた高揚感と緊張感が入り混じった、独特の空気がそこにはありました。
皆で協力しながら、着々と会場を作り上げていきます。
いよいよ研修会がスタート。ここからが彼らの「現場力」が試される時間
予期せぬトラブル発生
早速、開始直後から予期せぬ事態が発生します。
オンライン会場では「参加URLがどれかわからない」「録画できていない」といった混乱が起きていました。
その対応を任されたのは、当日運営として参加したインターン生。
彼は大きなプレッシャーを感じながらも、「自分がやるしかない」と覚悟を決めました。
まず、トラブルの中から「全体の進行に影響が大きいものは何か」を考えました。
機材関連など専門知識が必要なことは、すぐに社員に助けを求めます。
そして自身はオンライン参加者へのアナウンスやグループ分けの再設定といった、「今すぐできること」に集中。
優先順位をつけて冷静に対応することで、参加者の不安を和らげていったのです。
緻密な連係プレー
インターン生チームは、事前の準備と本番での高い協調性を通じてプロジェクトを円滑に進行させました。
過去の経験から得た知見を活かし、情報共有の内容とタイミングを管理することで、最適な情報が正しく参加者へ届くよう工夫しました。
また、担当者間の密な連携により、周知漏れのような小さなミスも未然に防ぎ、運営のスムーズさを確保しました。
さらに、参加社員からのリアルタイムな要望にも迅速に対応。
例えば、「プロンプトが欲しい」といったニーズが上がれば、すぐに担当間で共有し、即座にSlackで提供するといった対応を見せました。
こうした細部にまで行き届いた連係プレーが、参加した社員から「Slackを流すタイミングが絶妙で、非常に分かりやすかった」と高い評価を得る結果につながりました。
企画者から、登壇者へ
さらに、企画を担当した蒲原さんは、登壇者としてもステージに立ちました。
彼が目指したのは、難しいAIの機能説明ではありません。
「まずはAIと友達になるような、楽しい体験を届けたい」。その想いを胸に、自ら悩み抜いて創り上げたワークショップが始まりました。
「テーマは『自分だけの専門書を作ってみよう!』です。まずは気軽に、AIとの対話を楽しんでください!」
彼の呼びかけでワークが始まると、会場のあちこちで笑顔と活発な対話が生まれます。
役職や部署の垣根を越え、役員までもがAIとの対話に夢中になる。その光景は、まさに蒲原さんが創り出したかった「一体感のある学びの場」そのものでした。
「自分が創った企画で、180人の参加者の心が動く。その瞬間を目の当たりにして、緊張よりもはるかに大きな手応えを感じました。」と彼は振り返ります。
企画力、プレゼン力、そして多くの人を巻き込む力。
机の上では決して学べない、リアルなビジネスの経験が、ここにありました。
イベントは大成功!やりきったインターン生たちの声
長い一日を駆け抜け、AI研修会は無事終了!
オフィスには安堵の空気が流れ、やりきったインターン生たちの顔には達成感が満ち溢れていました。
研修会を終えたばかりの彼らからは、このような声が聞かれました。
・『運営メンバーありがとう』と取締役の松原さんから声をかけてもらえて嬉しかった
・最後に全体で写真を撮ったときに、感動して胸がいっぱいになった
・トラブル対応への感謝を直接伝えていただき、やりがいを感じた
・終わる頃には、運営メンバーのチームワークが格段に良くなっていて、楽しかった
企画や運営など、それぞれの場所で奮闘した彼らが困難を乗り越える中で、一つの最高の「チーム」になった瞬間でした。
プロジェクトを通じて得た、圧倒的な成長と学び
研修会という大きな挑戦を乗り越えた経験は、参加したインターン生たちに何をもたらしたのでしょうか。
それぞれの持ち場で壁にぶつかり、それを乗り越えた彼らの「成長」についてのリアルな声をご紹介します。
■「人の目が怖い」から、「人を巻き込む楽しさ」へ(採用課・瀬尾さん)
企画段階からプロジェクトに携わってきた採用課インターンの瀬尾さんは、自身の大きな変化を力強く語ってくれました。
「もともと私は人の目を気にしてしまい、自ら発信することがすごく苦手でした。でもこの1ヶ月半、AI研修の企画やSlackでの発信など携わる業務が一気に増え、多くの関係者とスムーズにコミュニケーションを取る必要がありました。」
追い込まれた彼女が取った行動は、周りで活躍する社員の姿を徹底的に観察することでした。
「他の人の発信にすぐ反応すること」「自ら情報を発信すること」「相手のニーズを考えて動くこと」。
良いと思ったことをとにかく真似て、実践し続けたと言います。
その結果、驚くべき変化が訪れました。
「たった1ヶ月半で関係者とのコミュニケーションがずいぶんと楽になり、業務を進めるスピードが格段に上がったんです。人前での発信も、ハードルがぐっと下がりました。
何より、『やりたい企画があるなら、まずやってみたら?』と誰もが否定せずに後押ししてくれるTOKIUMの文化のおかげで、インターン生でも必要だと思ったらすぐに動いていいんだ!というマインドに変わりました。
この変化が、一番の収穫です。」
■ 全社を動かす「仕掛け人」へ(エンタープライズ部・蒲原さん)
企画と登壇という大役を担った蒲原さんもまた、この経験を通じて新しい自分を発見していました。
「これまでのインターン業務では、部署のAI導入などを通じて目の前の課題を『解決』するスキルを磨いてきました。今回は『仕掛け人』としてAIを全社に浸透させていく、よりスケールの大きな挑戦ができました。」
会社全体を巻き込んだ壮大な企画、難航するコンテンツ作り、そして大勢の社員の前での登壇。
その一つひとつが彼にとって大きなプレッシャーであり、挑戦でした。
「自分のアイデアで会社全体が動く面白さを知ることができました。もちろん大変でしたが、それ以上に、多くの人を巻き込みながら、一つのゴールに向かっていくプロセスに大きなやりがいを感じました。視座が一段、上がったような気がします」
運営メンバーたちの成長実感と今後へ繋げたいという意思
共に走り抜いた他のメンバーたちもまた、それぞれの持ち場で壁を乗り越え、確かな成長を実感していました。ここでは、そのリアルな声をご紹介します!
▼「指示待ち」から「自ら動く」へ
「以前は与えられたタスクをこなす意識でしたが、研修後は指示がなくても、必要だと思った時に躊躇せず自分から周りを巻き込んで動けるようになりました」
▼トラブル対応への自信
「トラブルが起きた時の対応が以前より上達したと思います。優先順位をつけて、誰に相談し、何を自分で対処するかの線引きができるようになりました。」
▼未来の自分を見据えて
「社内の様々な人と関わる中で、相手に配慮するコミュニケーション能力がさらに伸びたと感じます。この経験を活かして、将来は人に仕事をうまく任せられる人になりたいです」
インターン生がAI研修会で手に入れたのは、単なるスキルやノウハウではありません。
困難な状況でどう振る舞うかというスタンス、そして何より「チームで挑戦を楽しむ」というマインドでした。
次の主役は、あなただ
マニュアルのない挑戦や予期せぬトラブル。
それでも、最高のチームと、昨日とは違う自分に出会えたインターン生たち。
彼らの物語を読み、「自分なら、どうするだろう?」「ちょっと大変そうだけど、面白そうかも…」と少しでも好奇心が湧いたなら、それが全ての始まりです。
TOKIUMには、年齢や経験に関係なく「やってみたい」という熱意に応える環境と、それを信頼して任せてくれる文化があります。
TOKIUMで、あなただけの成長ストーリーを描いてみませんか?