LineBotを作ってみた
最近、AI関連のプロダクトがどんどん生まれていますよね。私たちの会社でも、2023年末頃からAIの便利さを実感し、何かプロダクトに活用できないかと考えていました。そして幸運にも、埼玉県のDX大賞を取得することができました!
https://www.wantedly.com/companies/three_k_system/post_articles/880372
これは本当に大きな出来事で、2024年の1月にさいたまスーパーアリーナで表彰される事になりました。そのうえ、新聞記事や新聞広告にも掲載されることになりました😃
こういった大きな露出の機会はなかなかありません。このチャンスを活かして、何か新しいプロダクトを宣伝してみたいと考えました。一般的に、新しいパッケージソフトやサービスを周知するのは大変で、宣伝広告費もかなりの金額がかかるものです。しかし、今回は特段広告費をかけずに周知できる絶好の機会です。この機会に、軽くでも新しいプロダクトを試してみようという話になりました。
何を作るか
プロジェクトの初めの一歩として、全員がアイデアを持ち寄るためにブレインストーミングセッションを開催しました。会議室に集まったエンジニアたちは、それぞれが持つスキルセットと興味を活かした提案を次々に出しました。
何を作るにしても、以下のポイントを重視することにしました。
- 開発期間は1週間程度
- 使う人が簡単にアクセスできるもの
- 遊び心を持った、興味を引くもの
最初に出たアイデアの一つは、AIを使ったスマートホームアシスタントでした。これは、家電の操作やリマインダーの設定などを音声で行うものです。しかし、開発期間が1週間という制約から、ハードウェアとの連携が必要なこのプロジェクトは難しいと判断されました。
次に提案されたのは、AIによる画像認識を利用したアプリケーションです。これは、ユーザーが撮影した写真を解析し、内容に応じた情報を提供するものです。例えば、植物の写真を撮ると、その植物の名前や育て方を教えてくれるというものです。しかし、こちらも画像認識アルゴリズムの精度を上げるためのデータ収集とトレーニングに時間がかかるため、断念しました。
最終決定:LineBot
いくつかのアイデアが挙がる中で、最終的に決まったのがLineBotの開発です。LineBotは、ユーザーとAIがチャット形式でコミュニケーションを取ることができるプラットフォームです。以下の理由から、このアイデアが最適だと判断されました:
- 短期間での開発が可能
- LineBotは、UIの構築がほぼ不要で、サーバーサイドの開発に集中できる。
- ユーザーに馴染みがある
- Lineは多くの人が日常的に使用しており、ユーザーにとって新しいアプリをインストールする手間がない。
- 柔軟な機能拡張
- 基本機能から始めて、ユーザーのフィードバックを基に機能を拡充できる。
LineBotの開発をする事に決まったので、このLineBotの機能を考えました。
- 日常会話程度のやり取りができる事
- ユーザーとのやり取りをある程度記憶して解答を出すこと
- 画像生成や編集ができる事
特に最後の画像生成は使う人にとって新鮮で面白いのではないかと考えました。
画像生成AIはプロンプト(どんな画像を作りたいか指示するための文)をうまく作る事がネックになるので、AIで作りたい画像のヒアリングやアドバイスをしながらユーザーの作りたい画像を作るようなBotなんて面白いかなと思いました。
そして、開発を開始しました。