今回インタビューしたのは、今年エンジニア6年目を迎えたS.Fさん。
IT未経験で入社してから現在までに歩んできた道のりと、周囲との繋がりを大切にしながら着実にステップアップしてきた彼女の仕事観に迫る。
◆プロフィール

☆本記事のハイライト

【現在の業務と働き方】
エンジニア6年目を迎えたS.Fさんは、現在、グローバル決済システムの開発プロジェクトに従事。配属当初はPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)としてのプロジェクト運営を支える調整業務が中心だったが、経験を積むにつれてその役割が変化している。
「当初はPMOとして、テスト環境の予約や調整、海外拠点とのやり取りといった後方支援業務がメインでした。現在は、ユーザー視点でのテスト業務を中心に、システムのサーバー移行やバージョンアップなどの案件を担当しています。グローバルなシステムを扱うため、画面表示や仕様書の確認、テスト関連の照会対応に至るまで全て英語で、読み書きを通じて日常的に英語に触れています。」
基本的に平日の日勤帯で勤務しているが、グローバル案件ならではの柔軟な対応も求められる。
「海外の拠点やベンダーとの関わりがある案件では、時差に合わせて勤務時間を変更するなど、フレキシブルに働いています。また、システムのリリースのタイミング等で土日や夜勤帯の対応が発生することもありますが、そうした変化も楽しみながら業務に取り組んでいます。」
【個の力とチームの連携が生んだ成長】
〜「聞く側」から「頼られる存在」へ〜
案件に応じてチームが組まれるため、横の連携と円滑な情報共有が必要不可欠。そこで大きな力を発揮しているのが、S.Fさんが一貫して大事にしてきた「人との繋がり」である。
「配属当初の右も左も分からない状況で、まず求められるのは『とにかく聞くこと』です。積極的に質問することで他社員とのコネクションが生まれ、相談先が増えることで安心感に繋がります。また、それがスムーズな業務遂行や自身のスキルアップにも直結します。この循環を常に意識してきたおかげで、チームメンバーが変わっても、周囲と信頼関係を築きながら業務を遂行できています。」
その言葉の最後には、「純粋に同僚と親しくなりたくて話しかけていたら、結果的に仕事に役立った、という方が近いかもしれません」と付け加え、その等身大な思いが今では仕事において欠かせない価値観になっている様子が伺えた。
かつて「聞くこと」を軸に置いていたS.Fさんは、現在は、自らの知識や経験を周囲に共有し、相談先として名前が挙がる存在へと成長している。
「以前は、受けた問い合わせを担当者へ連携するだけの橋渡し役でした。しかし今は、自分の持つ知識と経験をもとに答えを導き出し、チーム内で主体的に意見を発信できるようになりました。そして何より嬉しいのは、繋がりのなかった他チームの方から『S.Fさんに聞けばわかるよ』と言われて相談にきていただけることです。IT未経験で周りに聞くことしかできなかった当時からの確かな成長を実感します。」
この変化について、S.Fさんは「『インプット』する側から、チームに『アウトプット』して価値を還元する側になった」とまとめた。

〜周囲の存在が成長の糧に〜
業務においては、他社員から直接評価をもらうこともあるそう。「目標にしている先輩から褒められたことが、これまでで一番嬉しかった」と笑顔で振り返る。
「配属当初からお世話になった先輩が、異動する際にメッセージを残してくれたんです。そこには、私の成長に対するフィードバックに加えて、『お互いに意見を言い合えて、これまでで一番良いチームだった』と書かれており、何よりの自信になりました。」
周囲との繋がりやチームの一体感を大切に、日々活躍するS.Fさん。常駐先での信頼関係だけでなく、担当営業の存在も大きな支えになっているという。
「仕事の悩みや今後のキャリアなど、担当営業の方に気軽に相談できる環境がとてもありがたいです。担当しているエンジニアが多い中で、自分を気にかけてくれている実感があり、それが大きな安心感になっています。常駐先の上長を通じて私の仕事への評価などを耳にしていると思うので、『担当営業の方に良い報告を届けたい!』という気持ちが日々のモチベーションになっています。」
【目指すは〈二刀流〉と〈後輩育成〉】
IT未経験で入社したS.Fさんが、エンジニア6年目にして思う、エンジニアに求められることは何なのだろうか。
「与えられたタスクを最後までやり遂げる責任感はもちろんですが、探究心を持って知識を深掘りする姿勢も大切です。私自身、過去の成功や失敗の経験を別の案件にも応用できるように意識していて、日常の些細な疑問や気づきを大事にしています。また、これまで周囲との繋がりに何度も助けられてきたからこそ、どの仕事においても、土台となるコミュニケーション力はとても重要だと感じています。」
エンジニアとして、また社会人として着実にキャリアを積み重ねてきたS.Fさん。今後の目標について、技術スキルの向上と、新たな役割への意欲を語った。
「業務で扱うシステムは国内向けと海外向けに分かれていて、これまでは海外案件での経験を強みとしてきました。そのため、国内システムの知見もさらに深め、どちらも対応できる『二刀流』のエンジニアを目指したいです。また、自分自身の成長だけでなく、今後は後輩の育成にも挑戦してみたいです。培ってきた経験を受け継ぎ、チーム全体に貢献できる存在でありたいと考えています。」
周りから求められるエンジニア、そして次世代を育てる先輩へと、S.Fさんの描くキャリアは、確かな信頼と実績の上にさらなる広がりを見せている。

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