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「夢が叶って幸せです!」住宅メーカーの営業をしていた私が、入社2年でマンガ制作チームの副編集長になるまでの軌跡

スマホに最適化されたエンターテイメントを創出しているtaskey株式会社。

400万DLを超えるマンガ・ノベルアプリ『peep』を運営する当社では、掲載作品である原作シナリオ(チャットノベル)の開発からマンガ(モノクロデジタルコミック)等さまざまな人気デジタルコンテンツを展開しています。

今回は幼い頃から好きだった“マンガ”を仕事に選んだ奥本さんにインタビュー。「どうしても夢を叶えたい」と未経験スタートから編集者を目指した過程や仕事の様子、taskeyの職場環境について聞きました。


奥本 一樹 / マンガ・Webtoon制作チーム 副編集長

日本大学経済学部を卒業後、住宅メーカーに新卒入社。住宅営業として、注文住宅の提案を行っていた。その後、出版社へ転職し、書店営業を経験。さらに幼い頃からの夢だった「マンガ編集者」に挑戦したいと思い、taskey株式会社へ入社した。現在はマンガ・Webtoon制作チームの副編集長を務め、多くのヒット作品を世に送り出している。

諦めきれなかった「マンガ」への想い


───まずは前職までの経歴について、教えてください。


大学時代は経済学部で経済を専攻し、大手住宅メーカーに新卒入社しました。最初は出版業界を目指していたのですが「もっと幅広いスキルを身につけよう」と思い、一戸建ての注文住宅を扱う営業として経験を積むことになったんです。

住宅メーカーでは「大きい、形のないもの」にお客様と向き合い、モノづくりのすべてに関わることができました。最初はお客様とのコミュニケーション頻度の多さや、目標を追いかける厳しさもあって大変でしたが、次第にやりがいを感じるようになりましたね。成約して、住宅が完成し、お客様から感謝の言葉をいただいた時は、本当に嬉しかったです。

しかし、心の底では元々目指していた「出版」の仕事がずっと気になっていました。「未経験スタートをするならば、今しかない」と思い、転職を決めたんです。


───そこまで「出版業界」に強い想いを持っていたのは、なぜですか?


好きだったからのひと言に尽きます。小学生の頃は、マンガが好きなただの読者でした。しかし中学生になり、友だちの家に遊びに行って衝撃を受けたんです。知らないマンガがたくさんあって「こんなに知らないマンガがあるなんて!」と心を動かされました。そこから、自分のお金はすべてマンガに消えていきましたね。

感動、おもしろさ、色々な感情がマンガにはあります。いつしか「マンガを作る人になりたい」と思うようになりました。


───熱量の高さを感じますね。前職から、どのような経緯でtaskeyに入社されたのですか?


住宅メーカーを辞めた後は、転職サイトで仕事を探しました。「マンガ」「編集」をキーワード検索したものの、どの求人情報も経験者募集のみ。それでもチャレンジしたかったので、未経験でしたが応募しました。

その中に「企画書を持ってきてほしい」という大手出版社があったんです。提出した企画書が評価されて採用が決まったものの、ちょうどその頃、別の出版社から『新規レーベルの立ち上げに入って欲しい』と言われ、前社を断り入社しました。「これで編集者になれる」と喜んだのも束の間、書店営業の担当になってしまいました。

しばらく働いてみましたが、やはりマンガの編集がしたくて転職活動を再開。すると当時Webtoon編集者/ディレクターを未経験で募集していたtaskeyが目に止まりました。(現在はモノクロ電子コミック編集者のみ)

師匠のように慕っていた先輩社員に相談すると「マンガ好きならチャレンジしてみた方が良い。今後、業界のトップ層になる会社だと思うよ」と助言をいただき、入社しました。

「好き」を仕事にできる喜びを実感する日々


───選考時に印象に残ったことはありましたか?


今までは歴史のある、カタい会社に勤めていました。ところがtaskeyの選考では面接官がキャップをかぶっており、髪色はピンク。最初の面接の時点で「自由さがある」と感じ、過去の経歴とのギャップを感じました。


───実際に入社をしてみて、展開しているサービスやコンテンツの魅力についてどのように感じていますか?


taskeyは自社でアプリ開発をしているため、企画に活かせる情報量が多い印象です。例えば小説をコミカライズする時には「読者数」「年齢層」「男女比」などのターゲットを最初に考えていきます。その際に、狙いたいターゲット層の理由を裏付けるデータを「数字」でしっかり出せるようになっているんです。

数字があるので、社内のデジタルマーケティングチームで広告をさっと作り、素早くアピールできるようになっています。このスピード感は大きな強みだと思いますね。

それから、出版営業チームの強さも特徴的です。広告配信や、電子書店へのリリース情報配信は、営業との連携が不可欠になります。各書店と直接交渉し、多くの人の目に届くようにキャンペーンや販売施策を組んでいただいたり、プロモーションをかけていただき、作品が展開できているのは、営業メンバーの努力のたまもの。読者にきちんとアプローチできているところは大きな強みとなっています。


───入社後から今までの担当業務について教えてください。


入社から半年間はWebtoonのディレクターとして、Webtoon制作の進行管理を担当。同時に、モノクロの版面マンガ事業の立ち上げもあり、先輩社員に教わりながら編集者を兼務していました。

それから版面マンガ事業のみに携わることになり、始めは3〜4作品を担当。先輩社員の業務を引き継ぎ、自分で作品を立ち上げる経験も積みました。

入社1年後には先輩との2名体制からメンバーが増員され、マンガ作りのフロー体制を整備。担当作品もその時には6つに増えていましたね。

そして入社2年経たないうちに副編集長になりました。入社3年目の現在は作品を手がけながら、チームビルディングや制作状況の確認業務を中心に担当しています。担当作品も14作品になりました。


───具体的には、どのような仕事をされているのですか?


基本的には作家さんとすり合わせをしながら、モノづくりをしています。

まずは原作となるチャットノベルのコミカライズが決定。「どうやってマンガ化したら売れるだろうか?」と考えながら、原作を読み込んでいきます。

参考にしているのは、今の世の中のトレンドを意識した、人気ジャンルの作品。「こういう要素があるから読者人気が高いのか」と分析し、同じ要素が含まれているかもチェックします。

コミカライズの方向性が決まったら、イメージに合ったタッチで表現できる作家さんをリサーチ。SNSを使って探したり、出版されているマンガを見たりして声をかけ、一緒に作品を完成させていきます。

場合によっては、自分でマンガ用のシナリオを作ることも。お話の流れが読者に伝わりやすくなるように、キャラクターの感情から物語の構成などを作り変えます。

その上で作画をチェックし、登場するキャラクターの表情などに差がないかを確認。原作編集者、編集長、代表にも見てもらい、フィードバックがあれば反映します。

原稿が完成したら、次は入稿データの作成です。すべて完了したら、販売チームに原稿を渡します。


───「好き」を仕事にしてみて、いかがですか?


大変ですが、やりがいはありますね。作家さんと一緒に作った作品が市場に出てヒットすると、気持ちが良いですよ!作家さんにお支払いできる印税額が増えているのを見ると、本当に嬉しくなります。

結局、この仕事は「人と人との付き合い」です。良い仕事ができれば、作家さんも信頼してくれますし、「奥本さんと仕事がしたい」と言ってくれます。その言葉が、私のモチベーションの源です。

思い出に残っているのは、当時大学4年生だった作家さん。入社後に初めて、立ち上げ〜制作までを担当した作品のリリースが2023年末にあり、大ヒットしました。

卒業後は就職しようと内定を決めていた作家さんでしたが、ヒットがきっかけとなり「進路をマンガ1本にしたい」と言ってくれたんです。人の人生を左右する責任の重さを感じましたが、同時にとても感動しましたね。

1つのマンガアプリだけで売上1,000万円を超え、その後もアプリ内のランキングではトップ10に入り続け、現在も高い人気を誇っています。

編集者になって3年目ですが、マンガやイラストのチェックは欠かしません。毎日あらゆるプラットフォームのランキングを見て、今ヒットしている、人気のある作品や、刺さる表紙になりそうな作品を探しています。

未経験からスタートして感じた「対話の大切さ」


───作家さんとのやり取りの中で、心がけていることはありますか?


住宅営業をしていた頃と同じように、「信頼関係」の構築を大切にしようと思っています。私にとって、作家さんは仕事仲間。気持ちよく仕事をしてもらうために、できることは何だろうといつも考えているんです。

困っていることがあれば、解消できるようにすぐ動きます。気持ちよく仕事ができれば筆も乗り、納期スケジュールにも間に合います。メンタルが落ち込まないようにケアしたり、雑談をしたりするのも大切です。

普段は人と話さない作家さんも多いので、ミーティングを息抜き代わりにしてもらえるようにゲームやニュースの話題などを振ったりなど、作家さんの性格に合わせて接し方を変えながら対話しています。


───未経験スタートから編集者になった奥本さんですが、教育体制などはいかがでしたか?


作品を通じて実務を学ぶことが多かったです。最初の2〜3ヶ月で作品へのフィードバックや作家さんとのコミュニケーションについて経験を積みます。その後は、自分で作品を立ち上げ、ヒットを狙っていきました。先輩社員から教えてもらいつつ、座学も実践もこなしていたと思います。

未経験から副編集長になれたのは、チームに対して「こういうことをしよう」と積極的に提案していた点が評価されたようです。taskeyはチームワークをとても大切にする会社です。「今のうちに教育体制を確立しておいた方がいい」と発信した結果、実現にもつながりました。


───今の成長フェーズだから感じられる魅力はありますか?


今のtaskeyは作品をどんどん生み出しているタイミングです。これからさまざまなジャンルを試しながら、新しい作品を世に送り出すチャンスを迎えています。先輩社員がこれまでに先陣を切って作品を生み出してきたおかげで、ヒットの確率も高まっています。今後の成長が楽しみです!

何でも相談できる環境で、これからも挑戦を続けたい


───会社のカルチャー・雰囲気はいかがでしょうか?


社長、編集長、社員の距離が近く、仕事の話も雑談も、何でも話せる距離感ですね。メンバーはエンタメ好き、多趣味な方が多いと思います。社内に話のネタが落ちていて、それぞれが積極的に発信しています。

「最近は、こういう作品が売れている」など、アンテナを常に張っている人ばかりなので、知らないことを知る機会もあり、楽しいです。


───最後に、どのような方と一緒に働きたいとお考えですか?


マンガ、エンタメが好きな人はもちろん、好きなことを仕事にしたい方や、バイタリティあふれる方と一緒に働きたいです。

「やりたい」という気持ちさえあれば、経験はなくてもなんとかなります。むしろ好きじゃないと続かないかもしれません。

エンタメやマンガ以外にも、映画、ドラマ、遊びなど常に「好き」にアンテナを張っている人は楽しく働けると思います。分からないことは先輩がいつでも教えてくれるので、安心してくださいね。


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