株式会社TableCheck(以下、TableCheck)は、飲食店とゲストをつなぐプラットフォームを開発・提供している日本発のスタートアップ企業です。TableCheckには、世界各国・地域から集まった個性豊かなメンバーが在籍し、飲食店とゲスト双方に対して最高の食体験を提供すべく、それぞれが活動しています。
このメンバーインタビュー連載では、外国人スタッフ多数の職場ってどんな感じ?スタートアップ企業ってどんな人が集まっているの?魅力は?やりがいは?苦労は?などなど、彼ら/彼女らの多様な視点を通じて、お届けしてまいります!
今回は、この人!日本をこよなく愛する我らがプリンシパル・エンジニアのマット・ピンクストン!
アメリカのソフトウエア企業で働いていた彼が、TableCheckに入社するまでの経緯とは?2017年に入社以来、弊社サービスのコアとなるソフトウェア開発を担当するマットにインタビュー!
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“WFH”で実現する最高の生産性
ー TableCheckではどんな仕事を担当していますか?
社内で「Hydra(ハイドラ)」と呼ばれている、システム同士を繋ぐソフトウェアの開発を担当しています。通常飲食店は、複数のグルメサイトの管理画面に1つずつログインして、広告を出したり、空席や予約の処理をするなど、とても手間のかかる作業を、手作業で行っているんです。そこで、僕の開発しているHydraは、それらの作業を自動化する仕組みで、飲食店の負担を減らす手助けをしています。
ー 縁の下の力持ちですね。ご自身の仕事のどんなところに魅力を感じていますか?
もっとも魅力だと感じているのは、自分が開発したソフトウエアが、実際に何百万人の方に使われているところを目の当たりにできる点ですね。TableCheckは、これまで市場が満たせていなかった、とても重要かつニッチな需要に応えているんですよ。とても面白くて、やりがいがある仕事ですし、携わることができてとても楽しいですね!
ー エンジニアやプロダクトチームの皆さんは、基本的にリモートで働いていると聞きました。リモートワークで同僚とのコミュニケーションに困ることはありませんか?
ミーティングがあるときは出社しますが、基本的には在宅で仕事をしていますね。社内ではSlack(ビジネスチャットツール)を使ってコミュニケーションをとるので、在宅勤務の日は、朝slackで簡単な連絡を入れるだけで済みます。こうしたツールがあるため、国を跨いだとしてもコミュニケーションはスムーズに行えます。
ー なるほど。リモートで働くことで、どんなことろにメリットを感じていますか?
エンジニアにとって「自分が最も生産的な時間に働けるかどうか」って、とても重要なポイントなんですよ。集中しやすいタイミングって人それぞれなので、希望するペースもみんなバラバラ。だからこそ、僕にとってリモートで働けることはとても効率的だし、助かっています。あとは、家で仕事できると大好きな猫と一緒にいられて幸せですね。(笑)
愛猫チャムチャムとの至福のひととき…
アニメと戦国武将に魅せられ、夢の日本へ
ー 日本に来るまではずっとアメリカの会社で働いていたんですか ?
そうですね。実は一度大学を中退したことがあるんです。その後アメリカアイオワ州のソフトウエア会社にエンジニアとして入社したんですが、「いつか日本で働きたい」という思いがありました。日本で仕事を得るためには、大学の学位を取ったほうがいいと思い、もう一度大学に戻ることにしました。卒業後はアメリカのサービスプロバイダなどで働いていました。
ー もともと日本に興味があったんですね。来日はどうやって実現したんですか?
きっかけは幼なじみです。10歳くらいの時に、日本のアニメや戦国武将について教えてくれました。それがきっかけで日本に興味を持ち始めて、交換留学生として日本で勉強しにきたり、旅行で訪れたりしていました。最終的に日本で仕事を見つけることができて、2013年にようやく念願が叶って、日本で働き始めました。
ー 数社を経て2017年にTableCheckに入社しましたね。きっかけはなんですか?
友人に誘われて参加したサンクスギビング(日本では「感謝祭」として知られる、収穫を祝うアメリカの祝日。11月の第4木曜日)パーティーで、CTOのジョンに出会ったんです。当時のジョンはちょうどエンジニアを探していて、たまたま僕も前職で担当していたプロジェクトが終わるところだったんです!本当に偶然でびっくりしました。話を聞いて、TableCheckのメンバーみんながイケてるなと思ったのと、”一緒にやろう!”というジョンの熱意に共感して、入社を決めました。
アメリカ人エンジニアから見た日本企業での働き方
ー 日本とアメリカ、それぞれの企業で働いてみて、違いを感じたことはありますか?
案外、日米の違いはあまり感じなかったですね。TableCheckに入る前に、日本の企業でも2社ほど働いたことがあるんですが、僕が感じた違いは、国によるものというよりも、会社ごとの文化の違いだと思っています。それが“スタートアップっぽい”か“大企業っぽい”かの違いだったんです。
ー 意外ですね!どうしてそう思ったのですか?
1社目に入った企業は、外国籍の同僚も多くて、仕事でも英語を使っていましたが、いわゆる伝統的な「大企業的精神」が強い会社でした。例えば、「上司が帰るまで帰りづらい」みたいな雰囲気ですね。それに対して、2社目は真逆で、僕がほぼ唯一の外国人。仕事では日本語を使わないといけなかったんですが、とても柔軟性があって、「スタートアップ気質」がある会社でした。
ー つまり「日本企業だから」というより、企業そのものが持つ文化が大きく影響するってことですね。その点、TableCheckでの働き方はどうですか?
本当に理想的な環境です!入社直後から学ぶ機会と実践の場がバランスよく用意されていて、早い段階で実務に参加できるのがありがたかったですね。
さらに、このTableCheckは「(国ごとに異なる)文化」について、あえて考えなくても良いほど国際的なのが特徴なんですよ!柔軟性があって、自分たちが一番生産的でいられる環境を整えるのが、素敵だと思います。まさに、スタートアップ精神が息づいている感じですね。
日本人以上に日本を好きなマット。縁日やお花見もエンジョイ!
挑戦的な環境で、楽しく、自分らしく
ー TableCheckはあなたにとってどういう存在?
常に新しいスキルを身につけることができる挑戦的な場所でありつつ、趣味のように楽しめる環境ですね。僕が開発に携わる「TableCheck」は、自慢できる素晴らしいシステムです。
ー カルチャーフィットする仕事場を見つけられたのはラッキーでしたね。この先の目標は?
長年現場での経験を積んできたので、そろそろマネジメント的な業務にも挑戦していくタイミングなのかなと考えています。僕は現場がとても好きなので、少し葛藤がありますが、この会社はとても将来に期待が持てるので、長く働きたいと考えてます。
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